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2023年12月05日

システム管理: OpenBSD のアップグレード作業 ── 2023 年 12 月 (3)

/usr/src 以下のベースシステムのソースコードのコンパイルがエラー終了する問題に関して少し調べた.
今回のエラーで, そのような名前のメンバー関数が存在しないと通知されたものは以下の通りである.

emitCast, emitRem, emitDiv, emitBitOr, emitShl, emitShr, emitBitXor,
emitSubPtr, emitCall, emitIncPop, emitDecPop, emitPop.

LLVM/clang の以前のソースコードを見ると, これらのメンバー関数は実際に存在し, 定義されている.
なぜ, 今回の OpenBSD のソースコードで削除されたのか?

古いソースコードから上記のメンバー関数をコピーしてきて再コンパイルすることも考えたが, 全体の整合性がとれるか, そもそもそうしたところでコンパイルが通るかどうかはわからない. 簡単には行かないだろう.
これらのメンバー関数が削除された何らかの理由があるのかも知れないが, わからない.

現在の OpenBSD 用の LLVM/clang のソースコードは改修途上にあるのかも知れない.

どうも自分の手に負える類のものではないようである.
残念だが, ベースシステムのコンパイルは一旦諦める.

X 関連のファイルのコンパイル・インストールを行う.

# cd /usr/xenocara
# make bootstrap
# make obj
# make build

パッケージのアップデートを行う.

# pkg_add -uv

ところが, 途中で

pkg_add: Installation of llvm-13.0.0p21 failed, partial installation recorded as partial-llvm-13.0.0p21

というエラーメッセージが出て先に進めなくなってしまう.
それで, pkg_add を対話的に実行するオプション -i を付けて再度実行する.

# pkg_add -uv -i

なぜか今度は成功した. こちらの判断も求められることは無く終わった.

ひとまず, 今回のアップグレード作業はこれで区切りを付けることにする.

$ uname -a
OpenBSD mybsd.local 7.4 GENERIC.MP#24 amd64
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