今後のことも考えてシステムを -current (開発ブランチ) に移行した. 手順をまとめておく.
FAQ - Building the System from Source の記述を参考にしながら移行作業を行う.
(1) システムを最新のスナップショットにアップグレードする.
# sysupgrade -s
アップグレードに成功するとシステムがリブートする.
リブート時に sysupgrade によってダウンロードされたファイルが展開されて, 最新のスナップショットでシステムが起動する.
(2) -current のソースコードを取得する.
# user mod -G wsrc sokohiko
# mkdir -p /usr/src /usr/ports /usr/xenocara
# chgrp wsrc /usr/src /usr/ports /usr/xenocara
# chmod 775 /usr/src /usr/ports /usr/xenocara
$ cd /usr/src
$ cvs -qd anoncvs@anoncvs.jp.openbsd.org:/cvs checkout -P src
$ cd /usr/ports
$ cvs -qd anoncvs@anoncvs.jp.openbsd.org:/cvs checkout -P portsp
$ cd /usr/xenocara
$ cvs -qd anoncvs@anoncvs.jp.openbsd.org:/cvs checkout -P xenocara
(3) 新しいカーネルを構築する.
# cd /sys/arch/$(machine)/compile/GENERIC.MP
# make obj
# make config
# make && make install
カーネルが構築されたらシステムをリブートする.
# shutdown -r now
(4) 新しいベースシステムを構築する.
# cd /usr/src
# make obj && make build
make build には半日ほどかかった.
できあがったベースシステムを /etc, /var, /dev に展開する.
# sysmerge
# cd /dev && ./MAKEDEV all
(5) Xenocara の構築とインストールを行う.
Xenocara は X.Org サーバーのビルドシステムである.
# cd /usr/xenocara
# make bootstrap
# make obj
# make build
(6) パッケージのアップデートを行う.
# pkg_add -uv
2 日ほどかかって一連の作業を終了した.
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