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2022年01月06日

OpenBSD: システムの -current への移行

ひとまず Mac Pro 上に OpenBSD 7.0-release の環境を構築できた.
今後のことも考えてシステムを -current (開発ブランチ) に移行した. 手順をまとめておく.

FAQ - Building the System from Source の記述を参考にしながら移行作業を行う.

(1) システムを最新のスナップショットにアップグレードする.

# sysupgrade -s

アップグレードに成功するとシステムがリブートする.
リブート時に sysupgrade によってダウンロードされたファイルが展開されて, 最新のスナップショットでシステムが起動する.

(2) -current のソースコードを取得する.

# user mod -G wsrc sokohiko
# mkdir -p /usr/src /usr/ports /usr/xenocara
# chgrp wsrc /usr/src /usr/ports /usr/xenocara
# chmod 775 /usr/src /usr/ports /usr/xenocara
$ cd /usr/src
$ cvs -qd anoncvs@anoncvs.jp.openbsd.org:/cvs checkout -P src
$ cd /usr/ports
$ cvs -qd anoncvs@anoncvs.jp.openbsd.org:/cvs checkout -P portsp
$ cd /usr/xenocara
$ cvs -qd anoncvs@anoncvs.jp.openbsd.org:/cvs checkout -P xenocara


(3) 新しいカーネルを構築する.

# cd /sys/arch/$(machine)/compile/GENERIC.MP
# make obj
# make config
# make && make install

カーネルが構築されたらシステムをリブートする.

# shutdown -r now


(4) 新しいベースシステムを構築する.

# cd /usr/src
# make obj && make build

make build には半日ほどかかった.
できあがったベースシステムを /etc, /var, /dev に展開する.

# sysmerge
# cd /dev && ./MAKEDEV all


(5) Xenocara の構築とインストールを行う.
Xenocara は X.Org サーバーのビルドシステムである.

# cd /usr/xenocara
# make bootstrap
# make obj
# make build


(6) パッケージのアップデートを行う.

# pkg_add -uv

2 日ほどかかって一連の作業を終了した.
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