本を読む. カント『プロレゴメナ』.
直観は感性に属する. 思考は悟性に属する.
判断とは表象の統合である. それは思考活動と同値である.
直観から直接に導かれる経験は, その人だけの経験である. 主観的なものだ.
では, その直観が客観性を持ち, 普遍的妥当性を持つのは如何にしてなのか.
たとえば,
僕は三平方の定理を理解したよ. この理解は皆にとって正しいの?
君はよく理解したね. でも, それは今は君だけのこと. 君だけの三平方の定理. 皆にとっての三平方の定理になるのは....
それは純粋悟性概念の仕事である.
カントは『純粋理性批判』において, 純粋悟性概念の演繹に苦闘した.
9 年間, そのために著作を発表することをしなかった. できなかった.
少し数学をやろうとしたが, なぜか気分が沈んでくる. 理由不明.
午前中は寝込んだ. 朝, あんなに調子が良かったのに.
自分は出来損ないなのだという思いが強くなる.
苦しい. お前は失敗作, 早く消えろ, いなくなれという意識が強くなってくる.
頓服を飲んだ. 次々と 4 錠ほど.
どうしようもなくなって買い物に行って焼酎を買う.
帰宅して飲んだ.
午前中に襲われた, お前は早く消えろという思いが苦しくてどうにもならなかった.
酒のおかげで楽になる. 助かった.
しかし, 酒を飲むとしばらくすると鬱が苦しくなってくる.
早めに休む.
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