朝の時間は数学をやる.
今日は映画を観に行った. 『この星は、私の星じゃない』という映画. 1970 年代のウーマンリブ運動を先導した田中美津さんという女性の現在を追ったドキュメンタリーである.
タイトルになっている『この星は、私の星じゃない』というのは, 幼少期に性暴力に遭い親からも恫喝されて生きる場所を失っていた主人公が, 自分を救うために考えた言葉だ.
田中美津という女性の孤独さが際立っていた. これは何なのだろう. 世界を切り離している・世界から切り離されているような.
ウーマンリブ, 沖縄,... 「活動」をしているときも, どこか部外者・異端者であるような.
本人が自分が受けた性虐待について淡々と語る場面では, 観ていて自分の記憶と重なって苦しくなった.
かなり印象に残るいい映画.
観終わって非常に疲れた. 気分が沈んできて苦しくなる. 映画から受けたものだと思うがどうしようも無い.
帰宅して寝込む.
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コメントをありがとうございます.
体調のことは, 確かに少し前と比べていろいろなことができるようになってきています. 一か月前は寝込んでばかりでした.
現在でも時々寝込みますが気分的には灰色で鬱々としたものは消えつつあります.
『この星は、私の星じゃない』はいい映画でした. 女性運動の活動家が過去を振り返るというよりも, 彼女の現在の生活を追うことによって田中美津さんの孤独や怒りが浮かび上がってくるような作りになっていました.
映像の中で直接的には語られていませんでしたが, 1970 年代当時に彼女のような活動をしている女性が世間からどのように見られていたか, 周囲の特に男性 (もしかしたら女性も?) がどのような態度を彼女にとっていたかは想像できるような気もするのです.
> わたしは底彦さんの文章の端々から、もし底彦さんが、完全に・・・と言うことはないにせよ、かなり良くなったなと思えるようになった時、ふとわたしのブログを振り返り、「そういえばあの奇妙なブログに妙に惹かれていた時期があったな、今考えるとなぜあんな歪(いびつ)な人物(考え方)に惹かれていたんだろうと思うが、病気のせいだったんだな。」というように考えるだろうなと思うことがあります。
>
> そのことを悲しむわけでも、非難しようとも思いません。おそらく「治る」ってそういうことだと思うのです。
私は治癒を望んでいます. 完全に鬱病から解放されるということは無いと思いますが, 現時点では明らかに回復しつつあると思います.
ただこれは病の中の波の一つに過ぎず, またしばらくしたら鬱状態に入っていくかも知れません.
私が良くなっていくに連れて Takeo さんのブログから離れていくかどうかも何ともわかりません. 私が Takeo さんのブログを読んでいる理由は, 私が鬱病で苦しいからではなく, むしろその内容 ── 絵や文章 ── に惹き付けられるものがあるです.
それは何らかの普遍性を持っていると思います.
ですので読み続けるのではないでしょうか. 少なくともまだしばらくは毎日訪れることと思います.
最近は過去の記事を読んでいます. かつての東京について書いた記事や, 二階堂奥歯さんの引用がある文章などが好きです.
朝晩めっきり冷え込むようになりました. Takeo さんも体調など崩されず静かで穏やかな日々を過ごされますよう祈っています.
最近は、調子の悪い中、絵を描いたり、数学やコンピューターに打ち込んだり、本を読んだりと、活動の幅が少しづつ広がってきているようで何よりに思います。
『この星は、私の星じゃない』いいタイトルですね。
以前に書いたことがありますが、境界性人格障害の女性の手記(未読ですが)
もう10年以上前(もっと?)に出ました。そのタイトルに一目で惹かれました『ここは私の居場所ではない』
これはまさにいつもわたしが感じていたことを表現したものです。
◇
わたしは底彦さんの文章の端々から、もし底彦さんが、完全に・・・と言うことはないにせよ、かなり良くなったなと思えるようになった時、ふとわたしのブログを振り返り、「そういえばあの奇妙なブログに妙に惹かれていた時期があったな、今考えるとなぜあんな歪(いびつ)な人物(考え方)に惹かれていたんだろうと思うが、病気のせいだったんだな。」というように考えるだろうなと思うことがあります。
そのことを悲しむわけでも、非難しようとも思いません。おそらく「治る」ってそういうことだと思うのです。
ただ、今少しづつ上向きかけているように見える底彦さんが、このような映画を観るということを、どうとらえたらいいのか、ちょっと考えてしまいます。
いずれにしても、良い映画を観られましたね。
まとまらない文章で申し訳ありません。