数千年の昔から、エジプトやヨーロッパ、中国、韓国、日本などの世界各地で強壮食品や香辛料として利用されてきた「ニンニク」。古くから、台所の優等生として各種の料理に幅広く使われてきましたが、近年、健康ブームを背景にニンニク料理を好んで食べる人が増えてきました。独特の臭いを嫌う人もいますが、慣れるとその臭いまでもが美味しく感じられるものです。今回は研究活動を重ね、調べれば調べるほど、その優れた効用が明らかになっているニンニクを特集しました。
ニンニクの語源
ニンニクの語源は「僧侶が隠して忍び食べていたところから」という説と、「荒行に耐えうる体力を養うために食したとされ、強烈な臭いとあらゆる困難に耐え忍ぶという意味の仏教用語、『忍辱』がなまって『ニンニク』となった」という2つの説があります。
「カツオのたたき」とニンニク
土佐の名物料理「カツオのたたき」には薬味としてニンニクが欠かせません。なぜカツオにニンニクなのでしょうか。これには明治時代、高知に滞在していたイギリス人が刺身を食べられなかったため、ステーキ風にアレンジしたのが始まりとも、大正時代に殺菌のためにニンニクを添えたのが始まりともいわれます。どちらにしても傷みやすいカツオと抗菌作用のあるニンニクを一緒にすることは、とても賢い食べ方と言えましょう。
ニンニクを用いた民間療法
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