原産地:中央アジア〜地中海沿岸
科名:マメ科エンドウ属
連作障害:あり(3〜4年あける)
生育適温:15〜20℃
耐寒性 やや強い
耐暑性 弱い
耐陰性 弱い
サヤエンドウの「絹さや」で「ツルなし」種の美笹エンドウという苗です。
サヤエンドウには「絹さや」と「スナック(スナップ)」があります。
さらに、「つるあり種」と「つるなし種」があります。
「絹さや」と「スナック(スナップ)」の違いは「絹さや」は薄く柔らかく、「スナック」は肉厚でプリッとした食感があります。
「絹さや」は柔らかいので調理がしやすく様々な料理の具材として重宝します。
「つるあり種」と「つるなし種」の違い
名前で間違いがちですが、インゲンなどと違い、エンドウは「つるあり」でも「つるなし」でも、巻きひげを持っています。
つるあり種は草丈が120cm以上と高くなり、長い支柱が必要。
つるが長い分、収穫量は多くなります。
つるなし種は草丈60〜70cmとコンパクトに育ちますが、やはり支柱は必要です。
つるが短い分、収穫までの期間は短く早く収穫できますが、収穫量はやや少なめ。
美笹エンドウの特徴
●極早生種と丈夫な品種をかけ合わせてつくられた白花の矮性若莢用品種。
●初期に莢のつく位置は低く、種まきから約50日で収穫が可能。
●着莢性がよく、初期収穫でも優良品が多く長期間安定した収穫が可能。
●土壌適応性の幅が広く、つるぼけ、立ち枯れ病にも強く寒さにも強く丈夫。
●双莢性が強く長さ5から6センチ、幅1.4から4.6センチ程度の形状となる。
●そろいが良く「そり」や「曲がり」がほとんどない。
といった特徴があります。
地植えの場合はトンネル支柱間に紐を結んで巻きひげを誘引します。
プランターの場合は支柱に誘引します。
サヤエンドウの基本作型である10〜11月タネまきで、5〜6月収穫の秋まき栽培が一般的
寒さには強いが暑さに弱く、生育適温は15〜20℃です。
しかし、耐寒性はやや弱く、幼苗期は0℃以下、開花以降は5℃以下で生育障害が出ます。
温暖地や越冬可能な寒冷地では、秋にタネをまき、小さな株で越冬させて低温にあわせ、春に開花させ収穫する秋まき栽培が基本作型となります。
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