気のみ気のままなブログ

5日、株価が500円下落しました。

その原因は、5日に発表された「アベノミックスの第３の矢」の
内容に失望感が現れ、午後の相場が約500円下落したそうです。

その第３の矢、
当たり前の事をただ羅列した過ぎず、
その内容の実現性にはお粗末な内容でした。

規制改革では、世界一高いといわれる法人税を下げる・・・。
結局、財務省の抵抗もあり、特区を設けるとことで実現するに留まりました。
これでは商業エリアが限定されます。

インターネットによる医薬品の販売の解禁は、
以前から議論しているもので、これも厚生省が反対しています。

エネルギー分野では、送電の分離について民間活力を
取り入れるとしていますが、これも通産省や関連する省庁が
反対しています。

眼を引いたのは、国民総所得を10年後まで1人頭150万円に
増やすということですが、
実現する為の手段、内容が示されていません。
これでは、前回の「美しい国、日本」と連呼していた
安部総理の姿を思い出すだけです・・・。

サラリーマンは、仕事を進める中で５W１Hが基本の基本。
政治家は、理想だけを言って自分の政権が終わればそれでOK・・・。
という悪しき慣例でもあるみたいです・・・。
これでは信用も何もないですよね・・・。


「10年後までに1人頭、150万円の所得を増やす？」
そこまで安部政権は存続していないでしょう・・・。

それに、国民総所得ということは国民一人一人という
ことではないですよね。
あくまでも平均ですから、格差が広がった上での数字となるでしょう。
その証拠が、今回のマイナンバー制導入の法案、
銀行口座との連携を外した点にあります。

つまり、お金を持っている人に有利な内容になっているのです。
国民一人一人の所得をしっかり管理するというのなら、
銀行口座との連携は必須でしょう・・・。

あぁ、黄昏や日本・・・。