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posted by fanblog
2099年12月31日

当ブログでは、鬼滅の刃と呪術廻戦を中心とした二次創作SSを投稿しています。

「もしも、この二人が出会っていたら?」というifの世界や、クロスオーバー特有の妄想に少しでも興奮を感じて頂ければ幸いです。


※小説サイトに限り相互リンクを受け付けておりますので、このページのコメント欄、もしくは管理人のTwitterアカウントにてご依頼ください。
 >>作品内訳に続く

posted by at 00:00 | Comment(0) | お知らせ
2023年03月25日

今、小生は珠世様の御御足(おみあし)の裏側の感触を後頭部に感じながら、額を床に付けて平伏している次第でございます。

「まったく、お前はどこまで汚らしいのかしら!?」

頭上から聞こえる、珠世様の冷たく崇高なる御声。

しかし、その冷たさが小生の背骨をゾクゾクと震わせるものですから、益々、主(あるじ)の御前で醜悪なる愚行を働いてしまうわけでございます。

ああ、珠世様、どうかこの愚かな蛆虫(うじむし)めを、もっともっと断罪して下さいませ。

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posted by at 00:13 | Comment(1) | 鬼滅の刃
2023年02月08日

殺しに行った相手に、逆に窘められて帰るという顛末は、燈子の短い生涯の中でも特に忘れ得ぬ記憶として刻まれる事となった。いつの間にか降り始めた小雨は次第に強くなり、敗北感に打ちひしがれた燈子の頭を、追い討ちをかけるように小突き回す。

「あーあ、何やってんだろ、私」

濡れた制服に体温を奪われ、何度もブルリと震えながら、足は自然と可楽の居る道場へと向かっていた。

「で、可楽に会ってどんな顔を向けるんですか??ありのままに全て話しますか?それとも、何も無かった事にして、いつも通りに振る舞いますか?」

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登場人物:我妻燈子 可楽
posted by at 21:49 | Comment(0) | 鬼滅の刃
2023年01月28日

その日、可楽と共に出かけた寄席から逃げるようにして帰宅した燈子は、目を真っ赤に泣き腫らしながらベッドの中に潜り込んだ。

「う゛ぅぅ…悔しい…く゛やし゛ぃよ゛ぉぉぉぉぉ!!」

戦いの道を歩む事に関して、可楽から「覚悟が足りない」と言われた事にショックを受けたのはもちろんだが、それ以上に、日頃から全幅の信頼を置く師が”他の女”をベタ褒めした事が、燈子にとっては他の何よりも耐え難かった。

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2023年01月12日

『この尾形清十郎、齢はとっても、腕に年はとらせんつもりと、長押(なげし)の槍を小脇に抱え、ツカ…ツカ…ツカ〜ツカ〜ツカ〜ツカっ!!』

『おいおい、待っておくれよ、先生!!この長屋ぁ、そんなに広くないでしょうよ??ここからソコまで、精々が三間ぐらいだ。ツカ、ツカ、ツ〜で止めときなよ!!』

「うはははは!!楽しいのぅ!!」

今、私の隣の席で、可楽が普段の言動からは想像もつかないほどの大声で笑っている。

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2023年01月01日

鬼の始祖である鬼舞辻 無惨の討伐を果たし、実に千年越しの悲願であった”人を喰らう鬼が居なくなった世界”を実現させてから、早や一年が過ぎようとしていた。

元”風柱”であった不死川 実弥は、時折、他の元隊士たちとの交流を持ちながらも、そう遠くない未来に訪れるであろう自らの終わりの日に向けて、いわゆる”終活”を進めていた。

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posted by at 07:48 | Comment(1) | 鬼滅の刃
2022年09月11日

「竈門 禰󠄀豆子は完全に人間に戻ったワケではなく、『鬼の遺伝子』とでも呼ぶべきモノを体内に残していた可能性はありませんか?」

胡蝶記念病院の理事長室を訪れていた竈門 カナタは、挨拶もそこそこに、核心に迫る質問を投げかけた。理事長は敢えて即答せずに、壁に飾られた歴代の理事長の写真を一瞥しながら、慎重に言葉を選んだ上で口を開いた。

「その可能性はゼロではありません…が、それを現時点で検証するのは不可能です」



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posted by at 22:35 | Comment(0) | 鬼滅の刃
2022年08月24日

「燈子ちゃんの様子が、おかしいって?どういう風に?」
「なんかもう、別人になっちゃったみたいなんだよ…」

我妻 善照は、姉の燈子が約一ヶ月前から早朝のジョギングを始めた事、それ以降、自分との会話が極端に減り、必ず一人で下校するようになった事、そして……

武道場のような建物に入って行った件を問い質したところ、怒りを露にして両親には秘密にするように念を押された事を、順を追って竈門 カナタに説明した。

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posted by at 21:34 | Comment(0) | 鬼滅の刃
2022年08月09日

その日、燈子は殊の外に機嫌の良い表情で電車に揺られながら、鼻歌交じりで窓の外を流れる景色を眺めていた。

車窓

先日の防御技の習得の際に(訳は分からなかったが)可楽に褒められた事に加えて、今日はいよいよ、次なる対戦予定者の顔と対戦予定地の確認に向かっている最中であり、嬉しい事続きで否応もなく気持ちは昂る。

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posted by at 00:26 | Comment(0) | 鬼滅の刃
2022年07月31日

かくして、羂索(けんじゃく)を倒すという共通目的の為に乙骨 憂太との共闘に合意した烏鷺 亨子(うろ たかこ)ではあったが、乙骨の仲間である他の術師達との合流は、この上もなくバツの悪いものとなった。

もちろん、過去の術師の受肉体である事がその最大の理由であったが、同じく受肉体である脹相(ちょうそう)などの場合は羂索の一方的な好奇心と都合によって”生み出された者”であり、自ら進んで契約した烏鷺とは根本的にバックボーンが違う。

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posted by at 19:45 | Comment(1) | 呪術廻戦
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