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2016年06月11日

ディアボーイズの続きが見てみたい71話  〜中学MVPもびっくり〜

湯川がゆっくりとドリブルをしている。


腰を落として構える四井。


湯川(良い構えだ。スキがねぇ。日本の中学レベルじゃすごい実力かもな)


四井(こいつただものじゃねぇ〜。何を仕掛けてくるんだ。去年トーヤさんとすんげ〜コンビネーションを組んでた人だよな)


トーヤ・杏崎「・・・」


四井と全く同じ動きでスタート。ぺネトレイトで突っ込む。


ところが四井は抜かせない。


水前寺「すげ〜。湯川さんが一発で抜けない!」


榎本「まじ・・・」


びっくりしている2年生とは逆に3年生二人は。

トーヤ「遅い・・・」

杏崎(湯川君??手を抜いてるの?)


ほぼ並走してゴールに向かう二人。


湯川は構わず突っ込んでいく。


四井「それくらいなら止めてやる」
(こいつ、そんなに早くねぇ〜。俺が成長したのか?)


湯川は並走した四井に構わずダンクに飛ぼうとする。


四井は慌てて前に出て完璧なタイミングでブロックへ向かう。


トーヤ(おかしい・・・)


杏崎(湯川君にしてはあまりにも簡単にブロックに飛ばせてる・・・)

ブロックにいった四井
四井「よっと」


その瞬間、ダンクに向かう右手を左手におさめる


トーヤ・杏崎(やっぱり!!やられたらやり返すつもり)


2年「うぉぉぉ、ダブルクラッチ。全く同じ攻撃で返すのか」


四井「やっぱ、おかしいと思ったぜ。甘い。はじいてやるよ」


体をひねって左手を見ている四井。自分の放ったシュートを思い出し、ダブルクラッチリバースのループショットに合わすタイミングを計る。


「さすが、湯川さん、超強気だぁ〜〜」


トーヤ(どんなけ勝気なんだ・・・)


四井「もらったぁぁぁぁぁ」




次の瞬間、違う意味で期待を裏切る事になる。


左手に持っていたボールは、右手にもう一度戻る。


「おお〜ダブルクラッチリバースじゃない・・」

「こ・こ・これは」


湯川、右手にもう一度ボールを持ち、高く掲げる。そのボールは直接リングに叩き込まれる事になる。


ドカン!!!


ダンク炸裂!!


杏崎「・・・・・」


トーヤ「・・・・・・」



一瞬静まりかえる体育館。


四井「な・・・・」



「うぉぉぉぉぉ。すげ〜〜〜〜」


「ダブルクラッチダンクだぁ〜〜」


「ダンクにいったボールを空中で持ち変えて、もう一度ダンクにいった!!」


湯川がボールを四井に渡して
「テメーの打ったシュートを打つ事もできるぜ。ただ、それだけじゃ面白くねぇ〜だろ」


四井(ブチっ)


トーヤ「あらあら、四井ちゃんたら怒ってるわ」


四井「勝負はまだ終わってねぇぞ」


湯川「あったりめ〜だ。こっからがおもしれ〜んだよ」


DEARBOYS NEXT



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