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2016年06月20日

どうしても売りたいなら 〜モブキャスト(3664)〜

先週のPTS取引が先取りしていたようだ。

モブキャストは9時になっても寄ることができず、ストップ高の「870円」で特別気配のまま経過している。


さて、板を見ていて気づいたことがある。

先週の記事の内容からして、筆者はこの銘柄に対して強気の相場観になっている。どちらかと言うと「ガンガン」に近いかも。(笑)

もちろん相場観は人それぞれなので、弱気の相場観の人も当然いるだろう。増担保規制を「売り」の材料と考える人がいてもおかしくはない。
※規制の条件の本質を考えると、ホントはおかしいと思うけれど・・・。

とにかくこの状況でも売りたい人は売りたいのであり、特に安値で仕込んだ人は売って利益を確定したいと思うのは自然の感情である。それが買いポジションの一部ならなおさらである。

ルールは人それぞれなので、それについてあーだこーだ言うつもりはない。本人がそれで納得しているのなら他人がとやかく言うことはない。

筆者が気になっているのは別のところにある。

今この時点で売り注文を出している人は、成行にしろ「870円」の指値にしろ、とにかく「売りたい」人であることは間違いないと思われる。特に「870円」の指値の人は、どちらかと言うと「今のうちにこの値段で売りたいのに。さっさと寄り付けよ!」という気持ちなのではないだろうか。

急に大量の売り玉がどこからともなく現れて、「800円」くらいで寄り付いてそのま暴落という可能性も、あり得なくはない。
※可能性としてね、あくまでも可能性。

そうなった場合、この人は相当のショックを受けることになる。「ホントだったら870円で売れてたのに!ヽ(`Д´)ノプンプン」

とにかくこの手の人達は、明日ストップ高になることよりも、今値段がつかないことの方がストレスに感じるのである。

それを悪いと言っているのではない。考え方は人それぞれなので。

筆者が言いたいのは、

「早くその値段で売りたいんだったらPTS市場で売ればいいのに」

ということだ。

取引所では寄付きのルールがあるので未だに寄ることができないでいるが、PTS市場にはその縛りがないのですぐに約定する。先週末もそうであるが、今朝も実際「8:22」に「870円」で成立しているのだ。

どうせ成立するのならヤキモキしないで済む分早い方がいいと思うが、どうだろう?
使える選択肢は基本的には多い方が良い。

3664-20160620STOPHIGH.png


現在PTS取引ができるのはSBI証券だけなのでどうせ作るなら早めに作っておくことをオススメする。
※株がメインでない筆者が推奨するのもなんだけどね。(笑)





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2016年06月18日

伶奈が来る!

舘野伶奈がやって来る!

とは言っても、残念ながらオラが町ではない。(泣)


今日たまたま「舘野伶奈」で検索していたら、(笑)
いつもと違うNHKのサイトが引っ掛かった。

よく見ると、「特別巡回ラジオ体操・みんなの体操会」で明日6月1819日(日)に大阪府豊能郡能勢町に伶奈と愛里沙がやって来るそうだ。
※詳細はコチラ

指導は多胡さんで、ピアノは名川さん。えっ、ピアノも実際にその場所で弾くの!? すごいね!

当日はラジオで全国、いや全世界へ生放送される!
※国際放送ということはそうなんだよね


近くだったら行くのに。ホント残念だ。(泣)

NHKネットクラブに会員登録するとイベント情報をメールでお知らせしてくれるそうだ。
ヨシ、早速登録しておこう!


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2016年06月17日

落ち穂拾いならず、既にストップ高! 〜モブキャスト(3664)〜

本日ストップ高で増担保規制が発表されたモブキャスト

ひょっとしてPTS取引で今日の引けよりもチョイ高くらいで買えないかと、19時過ぎにスマホからSBI証券にログインして確認してみたら、なんと既にストップ高の「870円」をつけていた。

23時現在で、出来高35,600株、870円での買い注文238,700株。

売り方が少しは買い戻せたのか。それとも買い方が追撃してるのか。どっちだろう。

腰の座った売り方以外、値ごろで売った人達は思考停止状態かも。PTS取引という存在にも気づいていないかもしれない。

やはり来週は踏み上げコースかな。最低でも昨日売った150万株が踏むまでは終わらないよね、普通は。

現在PTS取引ができるのはSBI証券だけなので、いざという時のためにも口座を作っておいた方がいいね。





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エディア(3935)ちょっと訂正

昨日の記事、『ちょっと気になる銘柄 〜エディア(3935)〜』で間違いがあった。

「この銘柄を買っている人「全員」が含み損を抱えることになるのである。」

と書いてしまったが、よく考えたら新規公開株の購入者は上場した後についた値段とは違う価格で購入しているので、「全員」ではないんだね。公開価格は「1,630円」かな。この人達はまだまだ含み益があるわけだ。

専門外なのでうっかりしていた。

お詫びして訂正いたします。m( . . )m

でも3分の2はもう入れ替わっちゃってるんだよね。これは事実。

ついでにチャートも載せておこう。
3935-20160617.png



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一発アウト 〜モブキャスト(3664)〜

こんなこともあるんだね。

予兆なしのいきなりの一発規制!

昨日ストップ高になっていたので、久しぶりに規制可能性銘柄か、と喜んでいたところに今日もストップ高気配で寄り付かず。大引けでストップ高をつけたが、新規買付け比率は低いからまだ始まらないなと思っていた矢先である。

まさか(1)の「イ」で規制になるとは。

たしかに信用の売り残が当初から多い銘柄だとは思っていたが、昨日のストップ高で150万株以上も新規で売り建てるなんて。

今までの売り残より多いじゃん!

下がっている銘柄で売り残が増えるのではなく、曲がりなりにも上昇している銘柄で売り残が増えるとは。しかも買い残より多いし。

貸借銘柄だから、通常の制度信用銘柄と違って最初から「売れる」ので売りやすいっていうのはあるけど。

浮動株比率が「45.0%」しかないのに信用売り残が「19.2%」。

しかも信用で売ってるのがバレバレ。

もしかしてもしかすると、これって踏み上げ相場に突入していくパターン!?

3664-20160617.png


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使い古し!?

昨日の記事で紹介した
『1億円トレーダー続出!世界一受けたいFXの授業』
一応自分でも事前に調べておこうと思い、「池辺雪子」で検索したら公式ホームページがあったので見ることにした。

見てすぐに気づいたのは、「更新されてない!?」

どうも2013年9月が最後らしい。しかも記事があるのはその9月のみ。

う〜む。

とりあえずは記事を読んで見る。

テクニカル関係のものを読んで、

ん?

何も感じないというか、表面だけなぞった初心者向けの解説にしか思えないような、そんな印象を受けた。筆者はわりとその人の書いた文章から、その人の性格なり考え方を感じ取るタイプなのだが、正直この文章から相場に対する情熱みたいなものは感じ取れなかった。

唯一商品先物について書かれた記事を読んで、「場立ちか、懐かしいな」と思ったくらいである。

しかし、そうは言っても筆者よりも結果を残しているのだから、「なにか」があるはずとさらに探索を続けた。

すると「yukikoVチャート」というものを発見した。

おお、ここに秘密があるのかも!

早速中を見てみると、「特許出願中」とあるので詳しい説明は為されていないが、
「通常のローソク足や平均足と比べ、相場のトレンドが非常に見易いのが特徴です。」
だそうだ。

一見すると「平均足」にしか見えないが違うのだろうか。もう一度よく見てみると、ヒゲがないような気がする。しかし定義がわからないので検証のしようがない。


今回のセールストークは

・時間は何時でもOK
・正直、年に1時間程度の取引でもOK
・どこでもできるように極限にシンプルなやり方
・ロスカットもしない
・暴落、暴騰なんて気にする必要ない
・エントリーした時点で利益が出る確率が高い
・放置すれば勝手に利益が積み上がる


というものだが、正直今のところ「マユツバ」の域を出ていない。

特に「ロスカットもしない」という部分が引っかかる。

たしかにロスカットについては、トレードシステムの一部分として全体との兼ね合いを考えた上で使用しないと、ただの損切り貧乏になってしまうので、注意が必要だと最近筆者も思ってきている。

しかしそれはあくまで「頻繁に」しないだけであって、「絶対に」しないわけではない。

「年に1時間程度の取引」や「放置すれば勝手に利益が積み上がる」と合わせて考えると、どうもスワップ狙いの取引っぽく思えてしまう。


と思っていたところへ2通目のメールが届いて新しいレポートを確認したら、案の定「スワップ狙い」だった。

筆者は「スワップ狙い」のすべてを否定するつもりはないが、エントリーのタイミングに最終結果が大きく左右されるので、自分が手を出すことは当面あり得ないと思っている。


「スワップ狙い」で「ロスカットもしない」。それでいて暴落が来ても大丈夫なような対応策があるとの触れ込みだが、もしかしてその対応策って

「買った通貨を現受けして、その国へ旅行に行って使う」

とかじゃないよね。元々旅行資金だけのポジションであれば、どんなに下がっても将来使うものを早めに手配しただけだから問題なし。

評価損益?
関係ないねそんなもの。だって使うんだもん!

まさかいくらなんでもさすがにそれはないよね。(笑)


おっと、タイトルからまた逸脱してしまっていた。

今回のレポート内の動画でスワップの利益金額が映しだされていたのだが、気になったのはその金額ではなく日付。スワップがプラスなのはともかく、値洗いにプラスが多いのに気づいたからだ。今年は基本的に円高のはず。いつ撮影したんだ?

日付が出てこないかと目を皿にして待っていたら、出てきました!

「2015年7月9日」

えっ、一年も前じゃん!?


ということでネットで再度検索し直し。すると、どうも昨年末あたりから違う形でのプロモーション活動が行われていたようだ。気にしてなかったので気づかなかったのか。

ホントこの手のものは手を変え品を変え、何度も何度も使い回すね。

ちょうどいいレビューがあったので参考までに。
レビュー.com



どうもこの商品はレポートも含めて、池辺さんが主体で作ったものではなく、周りがすべて手配して言われたとおりに動くだけの名前貸しっぽい気がする。動画から受ける本人の雰囲気と文章の内容から想起されるものが明らかに違う。

これが実際自分の役に立つかどうかの判断はまだしないでおこう。もしかしたら、筆者の何か気づいていないことが出てくるかもしれない可能性もある。


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2016年06月16日

ちょっと気になる銘柄 〜エディア(3935)〜

最近気になっている株の銘柄がある。

以前『ましたん注意報』で増担保規制の可能性を指摘した「潟Gディア(3935)」だ。

この会社、今年の4月15日にマザーズに上場したばかりなのだがいきなり人気銘柄となり、早々に取引所から日々公表銘柄に指定されてしまった。

筆者も増担保規制が掛からないかと期待して待っていたのだが、前回は株価が下落して規制基準を満たすことができなかった。ちなみに二回連続でのリーチ失敗である。


さてなぜこのエディアという会社が気になっているのかというと、実はこの銘柄の信用買い残が上場株比率で「20%」を超えているのだ。MAXで「25.5%」まで行ったようだが、昨日の時点でまだ「21.5%」もある。

しかも面白いことにこの会社の浮動株比率は「34.2%」しかない。つまり、浮動株のうちの約3分の2に当たる株数が、現金ではなく信用取引(=借金)で買っているということになる!


これだけでもけっこうな材料なのだが、ここにきてさらに興味深い展開になりそうな雰囲気が漂ってきたのだ。

前回のリーチ失敗後も再度の規制に向けての上昇を期待し続けていたのだが、最近の円高傾向に足を引っ張られ、我道を進んでいた人気銘柄群も下落を余儀なくされている。

その中でこのエディア、上場してから間もないことが災いして、上場来最安値の「2,512円(5/17)」を嫌でも意識せざるを得ないチャートになってしまったのだ!
※今日の終値「2,702円」

もしここを割ったらどうなるのか?

この銘柄を買っている人「全員」が含み損を抱えることになるのである。しかもその3分の2は信用の買い。追い証も必要になってくる。

先物取引なら、新甫で期先が発会する度にこういうケースはしょっちゅう出てくるが(全限月の場合はマレ)、株の場合はなかなかお目にかかれない。上場期間が長ければ長いほどなりにくくなる代物だ。


さてこれからどう動いていくのか。

教科書どおり信用買いの投げが誘発されて急落していくのか、それとも踏みとどまるのか。

非常に興味深い。


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池辺雪子さん

池辺雪子さんという人をご存知だろうか?

筆者は一時期相場から一切足を洗っていたので、その間に起きた出来事についてはあまり詳しくない。しかし当時一般に普及を始めていた為替取引(FX)で、「主婦」が数億円稼いだうえに「脱税」して、罰金含めて4億円だか即金で払ったというニュースは耳にしたことがある。

その池辺雪子さんが、この度その手法を無料で公開することにしたそうだ。人気ブログランキングのページでも貼り出されているので知っている人も多いと思う。
『1億円トレーダー続出!世界一受けたいFXの授業』

相場が一方向に長期間トレンドを形成した時というのは、為替にしろ株にしろ、大金を稼いだ人が巷に溢れかえる。そういう相場つきの時は、短期売買を下手に繰り返すよりも「バイ・アンド・ホールド」で持ちっぱなし、あるいは途中で利入れしてポジションを上積みして再び持ちっぱなしとかの方が、結果的に大儲けにつながることが多い。

そういうことがあるので、「大金を稼いだ人」=「相場の上手い人」とは必ずしも言えないのが現実である。なので実際にどのようなセットアップを用い、エントリーやエグジットのルール、期待値、そして一番肝腎なポジションサイジングまで分析しないことには、その手法が使えるものかどうかの判断ができない。

もちろん「大金を稼いでいる」という時点で、既に筆者よりすごいという点は認めています。ハイ。

ただそれが自分にも使えるものかどうかが大事なのだ。「運」だけだったら意味がないので。


池辺さんは現在も相場を続けているようなので、幸運に恵まれただけの人でないことは言えると思う。

それどころか、プロの相場師に弟子入りするほどの努力もしており(本人談)

「・ろくに投資をやってない人」
「・ラッキーパンチで一時期稼げた人」
「・能書きだけは立派なアナリスト」

に対して痛烈に批判をしている。

それもあって今回の無料公開につながっているようだ。ただしその後は何らかの「有料」ものへのお誘いがあるのはお約束でしょう。(笑)

※筆者は、「有料」=即「悪」という考えではない。良いサービスにはそれにふさわしい対価が必要だと思っている。誤解のないように。ただ、お金を払う側がすべてを認識して納得した上で払っているかが問題だと思っている。


さてどのような内容なのか今から楽しみだ。


一点、既におかしな部分を見つけた。FXと株の比較で

「・株より値が大きく動くので、はやく、大きく、稼ぎやすい」

とあるが、これは間違っている。個別株の値動きは毎日10%や20%は当たり前の世界である。それに対して為替は、よく動くと言われているポンド円(GBP/JPY)ですら一日数%がいいとこではないだろうか。まさかここでいう株は「日経平均」だと言いはるつもりはないと思うが。

よく勘違いしがちなのが、レバレッジの違いからくる投下資金に対する利益率を比較して、為替がその分有利に思われやすいが、レバレッジと期待値とは直接関係性がないので、そういう比較の仕方は間違っている。

細かい部分の揚げ足取りをするつもりはないが、この点は非常に大事なところだと個人的に思っているので一応言及しておく。




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2016年06月15日

増担保規制発表翌営業日の下落内容詳細

昨日の記事だけでは信憑性がないと思われる方も多いかもしれない。ただ「安い」って言ってるだけなので。

ということでもう少し詳細なデータも公開しよう。


・データの期間(規制発表日ベース)

 2015年2月26日(火)の「プロルート丸光(8256)」から2016年6月9日の「日本ラッド(4736)」と「オンコリスバイオファーマ(4588)」まで

・対象規制条件

 (2)信用取引売買比率基準の「ロ」(買い方過熱)の第一次措置

・標本(サンプル)数

 151回

・規制開始当日寄付き

 高寄り・・・35回
 安寄り・・・113回
 同値寄り・・・3回

・各種数値

 最大値(高寄り)・・・16.23%
 最小値(安寄り)・・・△15.45%
 平均値・・・△2.11%   
 中央値・・・△2.92%
 最頻分布帯・・・△4.00%〜△3.00%(24回)

という感じである。
期間が直近の1年とちょっとしかないのが残念ではあるが、なかなかそれらしい結果が得られた。


数字上では「優位性」があると言ってもよいと思われるが、実戦で使うには注意が必要である。

@新興市場の銘柄を空売りできる証券会社は限られている

筆者はたまたまSBI証券の先物口座を持っていたため、信用取引の口座もすぐに開設することができた。空売りできない証券会社しか使っていない場合は新たに口座を作る必要がある。まあ今はネットですぐ手続きできるので昔に比べれば格段に楽にはなっているが。

↓ SBI証券の口座開設はこちらからできます。




A新興市場の空売りは手数料・貸株料以外にもコストが掛かる

SBI証券の場合は「HYPER料」と呼ばれるもので、これが意外に負担が大きい。日中の日計りで決済するならそれくらいの値動きはあるが、持ち越しで持つとなると微妙だ。なにせ平均が「△2.11%」しかない。HYPER料はヘタすれば最高で「1%」相当掛かる可能性もある。(通常はそこまでいかないけれど)
※持ち越す場合(翌営業日寄付き強制決済)は当日分と翌日分の2回分掛かる。

しかも株の場合は「受渡日」ベースという厄介な決まり事があるため、通常は2回分で済むところが、火曜の大引けに仕掛けるとナント4回分も掛かってしまうのだ!
※1回は日計り当日分、1回は翌営業日決済分、2回が受渡日のズレ分

筆者は株は専門外だったので、先日「アドウェイズ(2489)」を試しに仕掛けた後に、火曜日の罠に気づきちょっと気落ちした。それでも「△4.04%」あったのでなんとか助かった。

B場合によっては空売りできない

通常は空売りできる銘柄でも、証券会社に在庫がないと仕掛けられない。

あと最後に一番大事なこと。

C増担保規制が掛かる銘柄を事前に予測しておく

「予想」ではなく「予測」。与えられた条件が「分かる範囲」ですべてクリアしているかどうかの確認。


という感じで、これだけでやるにはもっと数値にアドバンテージが欲しいところだが、前回も書いたように

「もし手持ちに現物の株を買っていて、その銘柄の先行きに関しては自信がなくどうしようか迷いが生じている状態で、その銘柄に明日規制が掛かるのがわかるという状況なら、その日のうちに手仕舞い売りを出す理由としては十分ではないだろうか。」


最後に、ちょっとした「裏ワザ」を。
※と言っても、『THE・裏ワザ投資法』(改め『裏ワザ投資実践会』)の「裏ワザ」ではありません。(笑)

増担保規制発表前ではなく、実際に「発表された後」に、しかも翌営業日の「寄付きよりも前」に、そこそこの値段で仕掛けることができるかもしれない可能性があるのだ。

その名も「PTS取引」

まあ知っている人は知っている「取引所金融商品市場外取引」なのだが、実はこういう使い方もできる。

これの夜間取引(19:00〜23:59)を使えば、もしかしたらいい値段で買い注文を出している人がいるかもしれない。なかには大引けよりも高い値段がつくこともあるので時間がある方はどうぞ。

※PTS取引は信用取引の取扱いはありませんでした。なので新規の信用売り仕掛けはできません。現物株の決済売りは可能です。お詫びして訂正いたします。m( _ _ )m 2016/06/22

※筆者は最初これが、『THE・裏ワザ投資法』の「裏ワザ」だと思っていた。

ちなみにこのPTS取引、現在は上で紹介したSBI証券でしかできない。なので試してみたい方はSBI証券の口座を作る必要あり。

↓ SBI証券の口座開設はこちらからできます。






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2016年06月14日

規制と向き合う

最近株の信用取引における増担保規制についていろいろ調べているが、やってるうちに昔のことを思い出しつつ、自分がいかに一般ピープル側の人間、つまり搾取される側の人間であったかを痛感させられた。

今でこそ、サラリーマン時代に企業経営というものを教わって「規制」というものがビジネスチャンスの塊という基本概念をわかってきた。しかし今までの自分、特に若かりし頃の筆者は、「規制」というものはできるだけ避けて通るべきもの、という認識でいた。

ある意味、そういうわけの分からない余計なことに大事な時間を掛けない、それよりも自分の専門分野に特化するというポリシーが確立しているのなら問題はない。しかし「分からない=怖い」という感覚で、知らないというだけの理由で「規制」に近づかない、というのは、まさに「規制」の内側の人間の思う壺である。


昔やってた商品先物では通常の証拠金とは別に、「臨時増証拠金」や「定時増証拠金」というものがあった。
※もちろん「追証拠金」もね。(笑)

特に「定時増証拠金」なんかは、「一般大衆はさっさと期近限月から手を引きなさいよ」という名目の証拠金なので、大抵の人間は建玉が当限に回るまでに手仕舞うのが常だった。

限月間サヤ取りを主体にしていた筆者も、三番限と先限に同時に建てて、長くなっても大体二番限までには仕切っていた。

当限は値幅制限が無くなるので、一般大衆はそれまでに決済する。その動きが実は商社など現物を扱う筋や玄人衆の飯の種になっていたことも今ならわかる。
※それを逆手にとった「サヤすべり取り」もあったが、普通の人はなかなかできないね、こういう仕掛けは。心理的に続けられない。


「規制」は動きを一方的に変える(押さえつける)力を持っている。あることを「してもいい人(組織)」と「してはいけない人(組織)」に一方的に線引をする。その線引に本質的なものは問われない。資格を持っているか否か、手続きをしているか否か、そういった形式的なものでしかない。

増担保規制も、「現金の裏付けのない投機筋は入ってくるな!今いる人間もできれば出て行ってくれ!」という退場勧告だ。しかも規制の解除条件が、移動平均との乖離率が一定値を下回るまでという数値的なものを採用していることから、事実上値動きを封じ込めようという意図が明確に表れている。

そういった力の方向性に対して、抗わないように消極的に「避ける」のか、それともその流れに乗るべく積極的に「首を突っ込む」のか。

その意識の違いが将来的に大きな差を作っていくのだろう。


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