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posted by fanblog

2016年06月14日

規制と向き合う

最近株の信用取引における増担保規制についていろいろ調べているが、やってるうちに昔のことを思い出しつつ、自分がいかに一般ピープル側の人間、つまり搾取される側の人間であったかを痛感させられた。

今でこそ、サラリーマン時代に企業経営というものを教わって「規制」というものがビジネスチャンスの塊という基本概念をわかってきた。しかし今までの自分、特に若かりし頃の筆者は、「規制」というものはできるだけ避けて通るべきもの、という認識でいた。

ある意味、そういうわけの分からない余計なことに大事な時間を掛けない、それよりも自分の専門分野に特化するというポリシーが確立しているのなら問題はない。しかし「分からない=怖い」という感覚で、知らないというだけの理由で「規制」に近づかない、というのは、まさに「規制」の内側の人間の思う壺である。


昔やってた商品先物では通常の証拠金とは別に、「臨時増証拠金」や「定時増証拠金」というものがあった。
※もちろん「追証拠金」もね。(笑)

特に「定時増証拠金」なんかは、「一般大衆はさっさと期近限月から手を引きなさいよ」という名目の証拠金なので、大抵の人間は建玉が当限に回るまでに手仕舞うのが常だった。

限月間サヤ取りを主体にしていた筆者も、三番限と先限に同時に建てて、長くなっても大体二番限までには仕切っていた。

当限は値幅制限が無くなるので、一般大衆はそれまでに決済する。その動きが実は商社など現物を扱う筋や玄人衆の飯の種になっていたことも今ならわかる。
※それを逆手にとった「サヤすべり取り」もあったが、普通の人はなかなかできないね、こういう仕掛けは。心理的に続けられない。


「規制」は動きを一方的に変える(押さえつける)力を持っている。あることを「してもいい人(組織)」と「してはいけない人(組織)」に一方的に線引をする。その線引に本質的なものは問われない。資格を持っているか否か、手続きをしているか否か、そういった形式的なものでしかない。

増担保規制も、「現金の裏付けのない投機筋は入ってくるな!今いる人間もできれば出て行ってくれ!」という退場勧告だ。しかも規制の解除条件が、移動平均との乖離率が一定値を下回るまでという数値的なものを採用していることから、事実上値動きを封じ込めようという意図が明確に表れている。

そういった力の方向性に対して、抗わないように消極的に「避ける」のか、それともその流れに乗るべく積極的に「首を突っ込む」のか。

その意識の違いが将来的に大きな差を作っていくのだろう。


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