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2019年06月24日

大腸CTアカデミア 大腸CT検査の読影に時間をかけている読影医はより多くのポリープを指摘するよ!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第15回消化管先進画像診断研究会(GAIA)が
当番世話人の平山眞章先生(斗南病院)のもと
2019年9月8日(日)に開催されます!

身につけるべき最新情報を
今回も企画しています!

是非ご参加くださいね。

事前参加申込み
受付専用メール: gaia15.sapporo@gmail.com
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PubMedから、今日のつぶやき − 509 −

Obaro AE, et al. Computed tomographic colonography: how many and how fast should radiologists report? Eur Radiol. 2019 Apr 8. doi: 10.1007/s00330-019-06175-y. [Epub ahead of print]





それでは、論文
「大腸CT検査は、どのくらいの症例数を読んで
 どのくらいの速さで報告すべきか?」のご紹介です。

【アブストラクト】
結果:
7名の読影医によって5911症例の読影が実施された。

読影結果は陽性が892症例(17.2%)であった。

このうち、534人(10.3%)で病変が確認された。

1日に読影する大腸CT検査数が増えるにつれて
検査陽性率と真の病変の検出率(PDR, polyp detection rate)
がともに有意に低下した(p< 0.001)。

読影に時間をかけている読影医はより多くのポリープを指摘していた(p= 0.028)。
読影時間は16%増加していたが、PDRが1%増加していた。
陽性適中率PPVには影響しなかった。

結論:
1日に多くの大腸CT検査の読影を担当し
短時間で読影を行うと、
ポリープの検出が低下する。

読影医は、多すぎる読影や
あまりにも早いレポートのの提出を
要求されるべきではない。

(感想)
面白いですね。
個人差はあるようにも感じますが
それでもやはり多くの検査を短時間で担当すると
精度が下がるということでしょう。

これは大腸内視鏡検査の引き抜き時間でも言われていることですね。

それでは、また。

原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30963278

ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。









◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
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・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
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■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。


●お願いとお断り●
 本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
 著者に無断で各種メディアに貼り付ける
 などの行為は著作権違反となります。


読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。





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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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