2019年02月18日
大腸CTアカデミア 大腸CT(CT colonography)のAI診断の典型的な真陽性と偽陽性の3次元の特徴画像は!?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第14回消化管先進画像診断研究会(GAIA)
2019年3月10日(日)9:00から開催されます!
<当番世話人>
野津 聡先生 (埼玉県立がんセンター)
<テ ー マ>
「さらなる大腸CT検査の普及をめざして」
<会 場>
国立がん研究センター築地キャンパス
新研究棟1階 大会議室
お近くの方は是非、ご参加くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 426 −
Y Ren, et al. Novel 3D Radiomic Features for Computer-aided Polyp Detection in CT Colonography. 2018; IEEE Access PP(99):1-1
休まず続けているつぶやきですが
昨年2018年の1年間でどのくらいの論文を
ご紹介できたのでしょうか・・
面白い論文があふれていますので、
まだまだご紹介したい論文がたくさんあります。
コミュニティの皆さんと共有できたらと
願っております。
では論文
「大腸CT検査でコンピュータで指摘される
放射線3次元画像の特長」
のご紹介です。
背景は前回の論文とダブりますし、
技術的な内容はわれれ医療者には
なかなか難解なのでFigureのみで解説したいと思います。
Figure 9.
ラインコミュニティ限定で配信しました。
典型的な真陽性と偽陽性の3次元の特徴画像
上段:真陽性例
下段:偽陽性例
左から1番目の画像(3D view):ポリープ候補の形状を視覚的に表示。
真陽性例では半球形、偽陽性例では尾根状。
左から2番目の画像(CT image):CT像において、ポリープ候補の境界を赤線で表示。
ポリープ候補領域は周囲の正常組織と同様のCT値と密度を呈する。
左から3〜7番目の画像:
3番目の画像(CT gradient):ウィンド設定145±45で表示されたポリープ候補領域のCT勾配画像。ポリープ候補領域の境界外側で高い強度値を示す。
4番目の画像(FD, フラクタル自己相似的画像):ウィンド設定1.5±1.5で表示されたポリープ候補領域のCT勾配画像。ポリープ候補領域の境界外側で高い強度値を示す。
5番目の画像(SI, シェープインデックス):ウィンド設定0.5±0.5で表示されたポリープ候補領域のCT勾配画像。真陽性候補例では偽陽性候補例よりも高いシェープインデックス値を有するボクセルが多い。
6番目の画像(CV, カーブネス・弯曲):ウィンド設定1±1で表示されたポリープ候補領域のCT勾配画像。真陽性候補例では偽陽性候補例よりも、とくに候補領域内部においてより高いカーブネス値を有する。
7番目の画像(FRST, fast radial symmetry transform, 高速動径対称変換):ウィンド設定2±2で表示されたポリープ候補領域のCT勾配画像。真陽性候補例では偽陽性候補例よりも、FRST画像においてより高い強度を呈している。
(感想)
なるべく分かりやすくのつもりでしたが、
なかなか難しいですね。
ただ、従来のシェープインデックスだけでなく
さまざまな尺度を取り入れているということは
お分かりいただけるかと思います。
それでは、また。
原文
https://ieeexplore.ieee.org/abstract/document/8487040
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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下段:偽陽性例
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真陽性例では半球形、偽陽性例では尾根状。
左から2番目の画像(CT image):CT像において、ポリープ候補の境界を赤線で表示。
ポリープ候補領域は周囲の正常組織と同様のCT値と密度を呈する。
左から3〜7番目の画像:
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4番目の画像(FD, フラクタル自己相似的画像):ウィンド設定1.5±1.5で表示されたポリープ候補領域のCT勾配画像。ポリープ候補領域の境界外側で高い強度値を示す。
5番目の画像(SI, シェープインデックス):ウィンド設定0.5±0.5で表示されたポリープ候補領域のCT勾配画像。真陽性候補例では偽陽性候補例よりも高いシェープインデックス値を有するボクセルが多い。
6番目の画像(CV, カーブネス・弯曲):ウィンド設定1±1で表示されたポリープ候補領域のCT勾配画像。真陽性候補例では偽陽性候補例よりも、とくに候補領域内部においてより高いカーブネス値を有する。
7番目の画像(FRST, fast radial symmetry transform, 高速動径対称変換):ウィンド設定2±2で表示されたポリープ候補領域のCT勾配画像。真陽性候補例では偽陽性候補例よりも、FRST画像においてより高い強度を呈している。
(感想)
なるべく分かりやすくのつもりでしたが、
なかなか難しいですね。
ただ、従来のシェープインデックスだけでなく
さまざまな尺度を取り入れているということは
お分かりいただけるかと思います。
それでは、また。
原文
https://ieeexplore.ieee.org/abstract/document/8487040
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