2018年08月20日
大腸CTアカデミア 白人はS状結腸の憩室が多いよ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
Rad Fan オンライン様にメルマガ「大腸CT検査アカデミー」を
ご紹介いただきました!
ありがとうございます
RadFan2018年7月号は特集1 「CTコロノグラフィ攻略マニュアル」です!!
全国の大腸CT検査の達人にご執筆いただきました!!
なんと本文中で解説している症例の動画が見れますよ!!
「Rad Fan」様のメルマガもおすすめですよ!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 303 −
De Cecco CN, et al. Prevalence and distribution of colonic diverticula assessed with CT colonography (CTC). Eur Radiol 2016; 26: 639-45.
それでは論文
「大腸CT検査で評価した大腸憩室の分布と傾向」
の続きです。
【結果】
憩室症の分布と重症度:
1091名の白人のうち、憩室を認めたのは
561名(51.6%)であった。
このうち男性は42.8%、
平均年齢は68+/-12歳。
憩室の分布は、
盲腸:9.6%
上行結腸:13.1%
横行結腸:12.7%
下行結腸:27.1%
S状結腸:37.5%
Fig.2
(ラインコミュニティ限定でアップしますした)
数の分布でみると
グレード1(軽度、5個以下):138名、24.6%
グレード2(多発、6−20個):199名、34.4%
グレード3(重度、21個以上):230名、41.0%
分布や数に性別の差は認めなかった。
全体的に年齢が上がるにつれて
左側結腸の憩室頻度が増えた。
S状結腸の憩室の頻度は
40代:23.3%
50代:36.4%
60代:51.2%
70代:48.4%
80代:67.1%
右側結腸の頻度は60台、70代で高かった。
S状結腸の憩室の数のグレードは年齢とともに上昇し
40代でグレード3は2.5%にすぎないが
70代以上ではグレード3は28.6%となる。
40代の25.6%に全大腸に一つ以上の憩室を認め、
その15.4%はS状結腸に位置する。
(感想)
なかなか貴重で面白いデータですね。
やはり白人はS状結腸の憩室が多いですね。
惜しむらくは白人のデータということです。
大腸CT検査を使用した
日本人の大腸憩室の疫学調査が現在
消化管先進画像診断研究会GAIAで進行中です。
http://gaia.kenkyuukai.jp/special/?id=28181
こちらの結果も楽しみです。
従来、日本人の憩室は右側結腸に多いとされてきましたが
その傾向は変わりないのでしょうか!?
今日はこのあたりにしたいと思います。
それでは、また。
原文
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00330-015-3866-1
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
著者からのおすすめPR-----------------------
好きな本や雑誌が読み放題って、すごい!
PC、スマホあるいはタブレットでダウンロードして読めます。
アプリをダウンロードして、自分はノートPCで読みまくってます笑い
▲PRここまで--------------------------------
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【91名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
にほんブログ村
Rad Fan オンライン様にメルマガ「大腸CT検査アカデミー」を
ご紹介いただきました!
ありがとうございます
RadFan2018年7月号は特集1 「CTコロノグラフィ攻略マニュアル」です!!
全国の大腸CT検査の達人にご執筆いただきました!!
なんと本文中で解説している症例の動画が見れますよ!!
「Rad Fan」様のメルマガもおすすめですよ!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 303 −
De Cecco CN, et al. Prevalence and distribution of colonic diverticula assessed with CT colonography (CTC). Eur Radiol 2016; 26: 639-45.
それでは論文
「大腸CT検査で評価した大腸憩室の分布と傾向」
の続きです。
【結果】
憩室症の分布と重症度:
1091名の白人のうち、憩室を認めたのは
561名(51.6%)であった。
このうち男性は42.8%、
平均年齢は68+/-12歳。
憩室の分布は、
盲腸:9.6%
上行結腸:13.1%
横行結腸:12.7%
下行結腸:27.1%
S状結腸:37.5%
Fig.2
(ラインコミュニティ限定でアップしますした)
数の分布でみると
グレード1(軽度、5個以下):138名、24.6%
グレード2(多発、6−20個):199名、34.4%
グレード3(重度、21個以上):230名、41.0%
分布や数に性別の差は認めなかった。
全体的に年齢が上がるにつれて
左側結腸の憩室頻度が増えた。
S状結腸の憩室の頻度は
40代:23.3%
50代:36.4%
60代:51.2%
70代:48.4%
80代:67.1%
右側結腸の頻度は60台、70代で高かった。
S状結腸の憩室の数のグレードは年齢とともに上昇し
40代でグレード3は2.5%にすぎないが
70代以上ではグレード3は28.6%となる。
40代の25.6%に全大腸に一つ以上の憩室を認め、
その15.4%はS状結腸に位置する。
(感想)
なかなか貴重で面白いデータですね。
やはり白人はS状結腸の憩室が多いですね。
惜しむらくは白人のデータということです。
大腸CT検査を使用した
日本人の大腸憩室の疫学調査が現在
消化管先進画像診断研究会GAIAで進行中です。
http://gaia.kenkyuukai.jp/special/?id=28181
こちらの結果も楽しみです。
従来、日本人の憩室は右側結腸に多いとされてきましたが
その傾向は変わりないのでしょうか!?
今日はこのあたりにしたいと思います。
それでは、また。
原文
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00330-015-3866-1
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
著者からのおすすめPR-----------------------
好きな本や雑誌が読み放題って、すごい!
PC、スマホあるいはタブレットでダウンロードして読めます。
アプリをダウンロードして、自分はノートPCで読みまくってます笑い
▲PRここまで--------------------------------
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【91名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7969556
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック