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posted by fanblog

2018年01月12日

大腸CTアカデミア 台湾の大腸がん検診の状況は!?

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「関西大腸CTセミナー 2018」を開催します!
昨年、大変ご好評をいただきました
日時: 2017年1月20日(土)
場所: 大阪
https://fanblogs.jp/ctcacademia/archive/177/0
昨年、ご参加いただいた方にも楽しめるよう、
鋭意、中身の濃い企画をご用意しております。
是非、お越しくださいね。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆






香川県の病院の放射線科の
K先生とO技師さんが読影トレーニングを完了されました!

おめでとうございます!
そして、お疲れ様でした。
K先生からご感想を頂戴しましたので、
ご紹介しますね。

*****以下引用(承諾済み)*****
1月から大変お世話になりました。200例終了しました。
確かに100例より200例で読影になんとか自信がつきました

外注の読影を依頼し、その答えをみてみて学ぶよりずっと効率的に
読影演習ができました。
感謝の言葉もありません。本当にありがとうございました。
担当技師と二人でなんとかやっていけるのではないかと思っています。

最後の50例の特異度と感度を出すのが不安もあり、楽しみもあります。
苦労した甲斐は十分ありました。またご連絡させていただきます

やはりCTCが広まっていくには、このシステムは非常に有用ではないかと
思います。単なるハンズオンではちっとも上達しないと思います
今年限りというのはとても残念ですが、先生のご苦労を考えるとしかたないかな
とは思うものの、誰かあるいはどこかの組織で継続していただければいいなとと
思います。

本当にお世話になりました。
また、今後もよろしくお願いします。
*****引用おわり*****

僅かでもお役に立てましてとても嬉しいです!!

【お断り】
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。





PubMedから、今日のつぶやき − 153 −

2017 Global Health Forum in Taiwan
10th International Asian Conference on Cancer Screening



それでは、台湾の学会参加で得た新知見をご紹介の続きです。

今日は大腸がん検診の紹介をします。
台湾で大腸がん検診がはじまったのは2004年です。
日本では、老健法第3次計画により1992年に大腸がん検診が
導入されましたので、12年ほど遅いですね。

台湾と日本の大腸がん検診の比較

対象者は50-75歳 (日本では40歳以上)
受診間隔は2年に1度 (日本では毎年)
提出検体は1日法 (日本では2日法)



先日、ラインコミュニティで
滋賀県のO先生から下記のご質問をいただきました。


「本当にお祭りのような人の集まりですね。
これだけの人を引きつける様子なら、
やはり受診率は高いのでしょうか?」


導入開始の最初の5年間(2004-2009年)の大腸がん検診受診率をみてみましょう。
受診率:わずか21.4%
繰り返し検診を受けている率:わずか28.3%

検診の対象や方法が異なるので一概には比べられませんが、
日本とあまり変わらず低かったのですね。

2010年に台湾政府が実施方法を改革しています。
検診をおこなう施設や場所を増やす方針をだすなど工夫を打ち出しました。

その結果が出た2014年の大腸がん検診受診率をみてみましょう。
受診率:なんと56.6%
繰り返し検診を受けている率:なんと52.3%

飛躍的に伸びましたね!

米国に追いつく勢いです。

ただ、受診率の向上に伴って問題も生じているようです。

1.中間期癌の存在
2.精検者の増加に伴う、内視鏡のキャパシティの限界と負担
3.今なお、検診や精検を受けない人の存在
4.財源 (プログラムの継続のため上記課題の克服)



日本より遅く導入してにも関わらず、
日本を追い越してしまった感もあります。

先日、ご紹介した検診現場の写真にある、
お祭りのような賑わい、開放感のある検診会場、
日本も学ぶところがあるような気がします。


この演題の発表内容が論文になっていたのでご紹介しておきます。

Wang YW, et al. Current status and future challenge of population-based organized colorectal cancer screening: Lesson from the first decade of Taiwanese program. J Formos Med Assoc 2017 [Epub ahead of print]

この論文も面白いですよ。

検診の案内や説明をしてくれた先生やスタッフを
写真でご紹介しますね。


丁寧に解説してくれたDr. Sherry Yueh-Hsia Chiu(右)とボス(中央)

丁寧に解説してくれたDr. Sherry Yueh-Hsia Chiu(右)とボス(中央).jpg


タイから台湾に留学している大学院の学生さん
タイから台湾に留学している大学院の学生さん.jpg


全面的にサポートしてくれた大学院の学生さんと先生
全面的にサポートしてくれた大学院の学生さんと先生.jpg


それでは、また。



学会ホームページ
http://www.ghftw.org/site/page.aspx?pid=901&sid=1123&lang=en
http://event.tmu.edu.tw/actnews/index.php?Sn=2722



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自分は格安スマホを使用しています。
Yモバイルですが。

同僚の先生が【UQモバイル】に切り替えたそうです。
UQモバイルやYモバイルはいわゆるほかの格安スマホと
違って、自社回線なので通信速度が速いのが特徴です。

同僚の先生はauからの切り替えでしたが、
ぜんぜん変わらないと感動していましたよ!
キャッシュバックキャンペーンも行っているみたいですね!
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プランを見るとYモバイルより条件いいかも・・
残念・・・。
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大腸CT検査のポイント集
毎日のつぶやきを経て増えていきますね。

<適応>
・閉塞性大腸がんに対して大腸CT検査は有用だが、手技に工夫が必要。
・完全閉塞症例には「PET/CT colonography」。
・内視鏡の検査待ちの日数を減らす役割もあり。

<検診>
・検診目的の大腸CT検査が保険でカバーされることで
 大腸CT検査による検診受診率は735%増加した。
・検診目的の大腸CT検査が保険でカバーされることで
 大腸内視鏡検査による検診受診率は38%増加した。
・腸管外病変診断による利益・不利益バランスには注意が必要。

<検査食は不要>
・低容量腸管前処置においても、ガストログラフィンを使えば食事制限は不要。
・腸管残渣の状態は食事制限の有無に左右されない。
・水溶性造影剤によるタギングの質は食事制限の有無に左右されない。
・食事制限の撤廃は患者の受容性向上に寄与する。

<腸管前処置>
・内視鏡後にガストログラフィン30mLを服用したら約4時間後に大腸CT検査をしよう。
・自動送気装置の使用は穿孔頻度を下げる。

<腸管拡張>
・右側臥位は最適な腸管拡張を得るためのベストポジションである。
・炭酸ガス自動送気装置は良好な腸管拡張を得るのに有用である。
・ブスコパンは腸管拡張の改善に寄与しない。
・自動送気装置の使用は穿孔頻度を下げる。

<読影>
・読影の飛ばしすぎは読影精度を下げるので要注意。
・トレーニングを積めば、都市部の病院でなくとも高い精度の検査が可能。
・検診目的の大腸CT検査は有症状者に対する大腸CT検査よりも、病変をみつけづらく読影には注意が必要。

<診断>
・C-RADSにおけるC1の5-10年の検査間隔は妥当
・大腸CT検査の中間期癌の頻度は非常に低い(0.1%、2/1429)
・便潜血陽性後から内視鏡を受けるまでの期間が10ヶ月以上になると大腸がん全般・進行がんのリスクが高まる。

<受診者の受容性>
・患者さんの苦痛度は炭酸ガス自動送気装置の使用やブスコパンの使用は影響しない。

<偶発症>
・閉塞性大腸がんでは穿孔のリスクが高くなるので注意しましょう。
・術前検査目的の大腸CT検査の穿孔率は0.028%。
・検診目的の大腸CT検査の穿孔率は0.003%。
・精検目的の大腸CT検査の穿孔率は0.014%。
・穿孔率は術前検査目的に比べて検診目的で有意に低い。
・穿孔症例の81%では外科治療が不要。
・自動送気装置の使用は穿孔のリスクを低減する。




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皆でパワーアップしていきたいですね!!


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■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。



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プロフィール
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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