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posted by fanblog

2018年01月11日

大腸CTアカデミア 台湾住民検診におけるピロリ菌検査と治療介入の臨床試験の目的は!?

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PubMedから、今日のつぶやき − 152 −

2017 Global Health Forum in Taiwan
10th International Asian Conference on Cancer Screening



台湾の学会参加で得た新知見をご紹介の続きです。

最初に住民検診における肝臓の線維化の程度評価(肝硬変のリスク評価)
の件につきまして補足です。

T.K先生コメントありがとうございました!
日本でも、導入されていらっしゃる御施設があるのですね。
勉強になりました。

台湾の先生方は論文にもされていますね

台湾出張時の資料で該当箇所を見つけました。

elastography_171117.jpg


さて、台湾の住民検診ってすごいですよね。
話が前後しますが、今回見学したのは
台湾中西部のChanghua County(彰化県 しょうかけん)です。

ChanghuaCounty.jpg

台北の空港についてから、バスでひた走りました。
歴史のある街で、人情味がありました。

話を戻します。
1月9日の記事でお見せしましたように、
屋外の巨大テントの下で、8人の赤いTシャツをきた担当者が
ズラーッと並んで臨床試験の説明をしています。

住民検診における現在実施しているピロリ菌検査と治療介入の
臨床試験の目的は


1.中程度のリスクを有する(50-69歳)住民に対するピロリ菌検診の実施は可能の是非

2.便潜血検査(大腸がん検診)と便中ピロリ抗原検査はセットで行うことの是非

3.セット検診が大腸がん検診に与える影響

4.セット検診が胃がんの罹患率と死亡率の与える影響


結果が出るまで時間がかかるかと思いますが、
是非、結果が楽しみですね。

ピロリ菌検診に便中ピロリ抗原検査を選択しているのが
適確
だと思います。

コストが安いですし、便潜血検査のついでになる。
両方を行うことで、大腸がん検診の受診率も上がるかもしれませんね。
あくまで良そうですが。

しかも精度が高いです。
便中ピロリ抗原検査:感度88%、特異度99%

昔、勤めていた施設で、ドックで呼気テストが採用されていたのですが、
便中抗原を提案したら猛反対されましたね。
除菌判定であれば、呼気テストであるべきですが、
拾い上げでは便中抗原も悪くないと思うのです。

呼気テストってコストや人手がかかるから。
人手が足りないって言うから提案したんですが。

まあ、いいです。昔のことです笑

台湾のこの臨床試験ですが、途中経過が報告されています。

2014年から2016年までに
1)便潜血検査と便ピロリ抗原テストの併用群(介入群):2万3550人
2)便潜血検査のみの群:2万3451名

が登録されました。

ピロリ菌陽性者 37.6%
陽性者の医療機関受診率 87.9%
陽性者の内視鏡受診率 70.8%
 内視鏡所見
  胃潰瘍 19.1%
  十二指腸潰瘍 13.2%
  胃がん 0.1% (3例)
受診者の除菌治療率 98.1%

数も成績もすごい。

もちろん最終的なエンドポイントは
介入による胃がんの罹患率・死亡率の評価
です。

臨床試験の説明と同意が幾分かアバウトな印象は受けましたが、
でもダイナミックです。
住民検診受診者の臨床試験90%という脅威の高さは
このあたりにあるのでしょう。
ちなみに、臨床試験参加者に対するインセンティブの付与はありません。
そして、検診の実施者の皆さんの力強さを感じました。

台湾のやり方がすべていいわけではないけれど、
学ぶべきところもあると感じています。


それでは、また。



学会ホームページ
http://www.ghftw.org/site/page.aspx?pid=901&sid=1123&lang=en
http://event.tmu.edu.tw/actnews/index.php?Sn=2722



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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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