2021年08月16日
大腸CTアカデミア 政策介入不足に起因する癌診断遅延は甚大な損害をもたらす!!
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第62回日本人間ドック学会学術大会
会 期:2021年9 月10日(金)〜24日(金)
開催方法:Web配信(オンデマンド配信予定)
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PubMedから、今日のつぶやき − 1028 −
Gheorghe A, et al. Economic impact of avoidable cancer deaths caused by diagnostic delay during the COVID-19 pandemic: A national population-based modelling study in England, UK. Eur J Cancer. 2021 May 5:S0959-8049(21)00250-1. doi: 10.1016/j.ejca.2021.04.019. Epub ahead of print. PMID: 34049776.
それでは、
論文「COVID-19パンデミック下の診断遅延に起因する本来救えた癌死亡の経済的影響。全英人口ベースのモデリング研究」のご紹介です。
【結論】
イングランドにおいて政策介入不足に起因する診断遅延によって生じる乳癌、大腸癌、肺癌、食道癌の追加過剰死亡は、5年間で1億400万ポンドの生産性損失になると推定される。
この結果は、4つの癌のみにフォーカスしていること、パンデミックの第2波以降の治療遅延や政策の影響を考慮していないことから、現実にはより厳しいものになる。
増え続ける癌の診断と治療体制を管理するために緊急の追加投資が必要である。
さらに、今回の結果は、癌治療のような時間的に重要な医療サービスの資源配分と優先順位付けの両方をサポートするために正確かつ透明性を担保した政策介入が重要である。
(感想)
バランスの取れた医療体制とそのための政策の必要性が問われていますね。
明日から新しい論文をご紹介します。
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34049776/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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