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2021年06月16日

大腸CTアカデミア COVID-19感染から発症する症状発現までの期間は14日未満

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
第18回消化管先進画像診断研究会(GAIA)
Web開催のお知らせ

登板世話人:松本啓志 先生(川崎医科大学)
会期:2021年9月11日(土)17−19時
(参加申込み)
受付専用メール:gaia18.web@gmail.com
*施設名、所属、氏名を記載してください。
聴講用URLのご案内をお知らせいたします。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆






PubMedから、今日のつぶやき − 988 −



Peprah D, et al. Re-initiation of CT colonography services during the COVID-19 pandemic: Preliminary evaluation of safety. Br J Radiol. 2021 Apr 9:20201316. doi: 10.1259/bjr.20201316. Epub ahead of print.




論文
「COVID-19によるパンデミック下での大腸CT検査の再開に向けて:
安全性の予備的評価」
のご紹介です。

【考察】
ウィルス感染からCOVID-19を発症する症状発現までの期間は14日未満であり、最も頻繁な症状としては咳嗽、発熱、無嗅覚症、味覚消失がある。

幸い、われわれが接触した患者から、この期間内にCOVID-19感染を示唆する新しい症状が出現した患者はいなかった。

本研究は対象者が比較的少ないため、今回の検討から院内感染は発生しないと結論付ける根拠とはならない。

ただし、169名の患者から発症者はおらず、95%信頼区間の上限は2.2%となるため、リスクは50名中1名未満である可能性が示された。

(感想)
世界中で変異型ウィルスが猛威を振るっています。

以前より若年者に感染しやすいようで学級閉鎖や学校閉鎖も起こっています。

内視鏡検査が厳重な管理のもとで進められるようになり、こなせる検査数も減りました。

過剰とも思える対応もありますが、今後科学的に適切な防御をどこまで取るか議論されていくのでしょう。

ただいずれにしても、今までの検査風景には戻らないと個人的には考えております。

それでは、また。


原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33835838/



ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。














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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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