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2021年05月24日

大腸CTアカデミア 6ミリ未満の病変をレポートに記載するか否か!?

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
2021年10月2日(土)に千葉市で開催が予定されていた
日本消化器がん検診学会関東甲信越支部地方会
での
第3回大腸CT検査教育研修会・大腸CT検査実践トレーニングコースは
パンデミックがおさまらない影響を考慮して中止となりました

6月4日より配信される
第2回大腸CT検査教育研修会・大腸CT検査実践トレーニングコースを受講下さい。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆








PubMedから、今日のつぶやき − 971 −


Spada C, et al. Imaging alternatives to colonoscopy: CT colonography and colon capsule. European Society of Gastrointestinal Endoscopy (ESGE) and European Society of Gastrointestinal and Abdominal Radiology (ESGAR) Guideline - Update 2020. Eur Radiol 2020 Oct 26. doi: 10.1007/s00330-020-07413-4.





論文(ガイドライン)
「大腸内視鏡検査の代替検査としての大腸CT検査と大腸カプセル内視鏡検査
欧州消化器内視鏡学会(ESGE)および
欧州消化管・腹部放射線学会(ESGAR)共同ガイドライン
2020年アップデート版」
のご紹介です。

【主たる推奨事項】の各項目を詳細にみていきましょう。

6ミリ未満の病変をレポートに記載することも可能ではあるが、特異度が低いこと、悪性腫瘍のリスクが低いことから、レポートに記載しなくても構わない。


6ミリ未満の病変をレポートに記載するか否かについては、各施設において放射線科医と消化器科医が相談のうえ、定めるべきである。


(感想)
6ミリ未満の病変については、大腸CT検査では特異度が低いため、施設ごとのローカルルールを定めるべきですね。

何が重要なのか、どのような病変を大腸内視鏡検査あるいは大腸CT検査に回すのか、放射線科医と消化器科医が同意のうえで共通の認識を持つことは必須です。

それでは、また。


原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33104846/



ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。












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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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