2021年03月29日
大腸CTアカデミア 大腸内視鏡検査が禁忌の場合のカプセル内視鏡検査の立ち位置は?
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日本消化器がん検診学会
第2回大腸CT検査技師研修会
(大腸CT検査教育研修会・大腸CT検査実践トレーニングコース)
開催のお知らせです。
2020年に申請できなかった方は是非、お申し込みくださいね。
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PubMedから、今日のつぶやき − 935 −
Spada C, et al. Imaging alternatives to colonoscopy: CT colonography and colon capsule. European Society of Gastrointestinal Endoscopy (ESGE) and European Society of Gastrointestinal and Abdominal Radiology (ESGAR) Guideline - Update 2020. Eur Radiol 2020 Oct 26. doi: 10.1007/s00330-020-07413-4.
論文(ガイドライン)
「大腸内視鏡検査の代替検査としての大腸CT検査と大腸カプセル内視鏡検査
欧州消化器内視鏡学会(ESGE)および
欧州消化管・腹部放射線学会(ESGAR)共同ガイドライン
2020年アップデート版」
のご紹介です。
【主たる推奨事項】の各項目を詳細にみていきましょう
有症状者に対して大腸内視鏡検査が禁忌であったり実施が不可能で場合、ESGE/ESGARは大腸カプセル内視鏡検査は十分なエビデンスがないため推奨しない。
【きわめて低いレベルのエビデンス】
有症状者あるいは所見(下血、貧血、腹痛など)を有するハイリスク患者に対する大腸カプセル内視鏡検査の役割に関する研究はほとんどない。
単施設の前向き研究では、大腸内視鏡検査を希望しないハイリスク患者67名に対して大腸カプセル内視鏡検査を実施した。
大腸病変あるいは腸管外病変は23名(34%、95%CI 21.6-44.1%)に認められた。
このうち6名に癌を認め、内訳は大腸癌(4名)、胃癌(1名)、小腸癌(1名)であった。
これらの大腸カプセル内視鏡診断はすべて外科手術で確定診断されている。
有症状者でも大腸カプセル内視鏡検査が代替検査になる可能性はあるものの、推奨するためのエビデンスは不十分である。
(解説)
ハイリスク患者カプセル内視鏡は確かにしづらいかもしれません。
閉塞病変がないことを確認する必要があるからです。
皆様はいかがお考えになりますか?
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33104846/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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大腸病変あるいは腸管外病変は23名(34%、95%CI 21.6-44.1%)に認められた。
このうち6名に癌を認め、内訳は大腸癌(4名)、胃癌(1名)、小腸癌(1名)であった。
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(解説)
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