2021年03月10日
大腸CTアカデミア 大腸内視鏡検査がトータルできないときのバックアップがあると有用!
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第17回消化管先進画像診断研究会(GAIA)
ウェブ開催のお知らせです。
日時 2021年3月13日(土) 17:00〜19:00
1.特別講演
「消化管疾患におけるスペクトラルCTの有用性」
片平和博先生(熊本中央病院 放射線診断科)
2.大腸CT検査技師認定制度の最新情報
3.パネルディスカッション
Withコロナ時代での大腸検査のあり方
〜わたしの施設はこのようにしています〜
YouTube配信いたします!
パンデミックでも行く抜く方法を考えてみましょう!!
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PubMedから、今日のつぶやき − 922 −
Spada C, et al. Imaging alternatives to colonoscopy: CT colonography and colon capsule. European Society of Gastrointestinal Endoscopy (ESGE) and European Society of Gastrointestinal and Abdominal Radiology (ESGAR) Guideline - Update 2020. Eur Radiol 2020 Oct 26. doi: 10.1007/s00330-020-07413-4.
論文(ガイドライン)
「大腸内視鏡検査の代替検査としての大腸CT検査と大腸カプセル内視鏡検査
欧州消化器内視鏡学会(ESGE)および
欧州消化管・腹部放射線学会(ESGAR)共同ガイドライン
2020年アップデート版」
のご紹介です。
【主たる推奨事項】
4.
組織型便潜血検査による住民ベースの大腸がん検診が実施されていない国においては、ESGE/ESGARは、大腸がん検診のオプションとして大腸CT検査の実施を推奨する。
ただし、検査の内容、利益と不利益検査を適切に説明すること。
【強い推奨、高いレベルのエビデンス】
ESGE/ESGARは、大腸がん検診として最初に大腸カプセル内視鏡検査を実施することは推奨しない。
【弱い推奨、低いレベルのエビデンス】
5.
ESGE/ESGARは、組織型住民検診において便潜血検査陽性となった場合や大腸内視鏡検査が不完全に終わった場合に大腸CT検査の実施を推奨する。
【強い推奨、中等度のレベルのエビデンス】
ESGE/ESGARは、組織型住民検診において便潜血検査陽性となった場合や大腸内視鏡検査が不完全に終わった場合に活用できるのであれば大腸カプセル内視鏡検査の実施を推奨する。
【弱い推奨、中等度のレベルのエビデンス】
(感想)
大腸内視鏡検査がトータルできない頻度は高くないのですが、もしできなかった場合にそのバックアップとなる検査法があると臨床上とても有用です。
従来は注腸X線検査がその役割を担っていたのですが、内視鏡検査後ではとくにその検査精度が高くないこと患者負担が小さくないことから実用的ではありません。
まさに大腸CT検査が適切だと考えます。
ESGE/ESGARは、弱い推奨として大腸カプセル内視鏡検査も挙げていますが、追加の腸管洗浄剤の服用や長い検査時間を考慮すると現実的にはいかがでしょうか・・
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33104846/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
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・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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ただし、検査の内容、利益と不利益検査を適切に説明すること。
【強い推奨、高いレベルのエビデンス】
ESGE/ESGARは、大腸がん検診として最初に大腸カプセル内視鏡検査を実施することは推奨しない。
【弱い推奨、低いレベルのエビデンス】
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(感想)
大腸内視鏡検査がトータルできない頻度は高くないのですが、もしできなかった場合にそのバックアップとなる検査法があると臨床上とても有用です。
従来は注腸X線検査がその役割を担っていたのですが、内視鏡検査後ではとくにその検査精度が高くないこと患者負担が小さくないことから実用的ではありません。
まさに大腸CT検査が適切だと考えます。
ESGE/ESGARは、弱い推奨として大腸カプセル内視鏡検査も挙げていますが、追加の腸管洗浄剤の服用や長い検査時間を考慮すると現実的にはいかがでしょうか・・
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原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33104846/
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