2021年03月09日
大腸CTアカデミア ESGE/ESGARは、大腸腫瘍性病変の放射線診断法として大腸CT検査を推奨する
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第17回消化管先進画像診断研究会(GAIA)
ウェブ開催のお知らせです。
日時 2021年3月13日(土) 17:00〜19:00
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2.大腸CT検査技師認定制度の最新情報
3.パネルディスカッション
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PubMedから、今日のつぶやき − 921 −
Spada C, et al. Imaging alternatives to colonoscopy: CT colonography and colon capsule. European Society of Gastrointestinal Endoscopy (ESGE) and European Society of Gastrointestinal and Abdominal Radiology (ESGAR) Guideline - Update 2020. Eur Radiol 2020 Oct 26. doi: 10.1007/s00330-020-07413-4.
論文(ガイドライン)
「大腸内視鏡検査の代替検査としての大腸CT検査と大腸カプセル内視鏡検査
欧州消化器内視鏡学会(ESGE)および
欧州消化管・腹部放射線学会(ESGAR)共同ガイドライン
2020年アップデート版」
のご紹介
です。
【主たる推奨事項】
1.
ESGE/ESGARは、大腸腫瘍性病変の放射線診断法として大腸CT検査を推奨する。
【強い推奨、高いレベルのエビデンス】
ESGE/ESGARは、大腸腫瘍性病変の放射線診断法として注腸X線検査を推奨しない。
【強い推奨、高いレベルのエビデンス】
2.
ESGE/ESGARは、大腸内視鏡検査が不完全に終わった場合、同日または翌日に大腸CT検査の実施を推奨する。検査のタイミングは、内視鏡側および放射線側の要因による。
【強い推奨、低いレベルのエビデンス】
ESGE/ESGARは、大腸カプセル内視鏡検査の専門家がいて利用可能な施設においては、大腸内視鏡検査が不完全に終わった場合に、同日または翌日に大腸カプセル内視鏡検査を実施することを提案する。
【弱い推奨、低いレベルのエビデンス】
3.
有症状者に対して大腸内視鏡検査が禁忌であったり実施が不可能な場合、ESGE/ESGARは、内視鏡検査と同等の感度を持つ十分な代替検査として大腸CT検査の実施を推奨する。
【強い推奨、高いレベルのエビデンス】
十分なエビデンスがないため、ESGE/ESGARはこのような場合に大腸カプセル内視鏡検査は推奨しない。
【きわめて低いレベルのエビデンス】
無症状者に対して、大腸内視鏡検査が禁忌であったり実施が不可能な場合、ESGE/ESGARは、内視鏡検査と同等の感度を持つ十分な代替検査として大腸CT検査の実施を推奨する。
【強い推奨、高いレベルのエビデンス】
実施可能な施設において、ESGE/ESGARはこのような場合に無症状者に対しての大腸カプセル内視鏡検査の実施は考慮してもよい。
【弱い推奨、低いレベルのエビデンス】
(感想)
「主たる推奨事項」は9項目あります。
最初に9つをざっと見ていきましょう。
エビデンスに基づいているので、納得の推奨ですね。
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33104846/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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2.
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3.
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【きわめて低いレベルのエビデンス】
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実施可能な施設において、ESGE/ESGARはこのような場合に無症状者に対しての大腸カプセル内視鏡検査の実施は考慮してもよい。
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(感想)
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エビデンスに基づいているので、納得の推奨ですね。
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