2020年04月23日
大腸CTアカデミア 大腸CT検査の前処置に関するコツとピットフォール
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「第16回消化管先進画像診断研究会(GAIA)」開催延期のお知らせ
2020年3月14日(土)開催の「第16回消化管先進画像診断研究会(GAIA)」は、2020年5月開催を模索しておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の直近の状況を考慮して、
まことに残念ですが、「再延期」することにいたしました。
再延期の開催時期は、2021年3月を予定しており、日程・会場等が決まり次第お知らせさせていただきます。
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PubMedから、今日のつぶやき − 712 −
Schonberger M, et al. Pearls and Pitfalls of Interpretation in CT Colonography. Can Assoc Radiol J. 2020 Jan 24:846537119892881. doi: 10.1177/0846537119892881. [Epub ahead of print]
それでは、論文
「大腸CT検査におけるコツとピットフォール」
のご紹介です。
【前処置に関するコツとピットフォール】
腸管拡張:
適切な腸管拡張は適切な画像を得るための要である。
腸管拡張が適切でなければ、スパスム、狭窄、腫瘍性病変の区別はできない。
腸管拡張のためにグルカゴンといった鎮痙剤を用いる施設もあるが、その有用性は疑問視されている。
良好な腸管拡張による評価を得るために、2体位での撮影を行う。
(感想)
この論文にも書かれているように米国では鎮痙剤の使用は稀です。
内視鏡検査や注腸X線検査のように腸管への刺激とその時間が長い検査では腸管蠕動を引き起こしますが、最小限の体位変換と腹部への低刺激(あまりおなかを押したりあちこち触らない)で検査を行えば腸管は動きません。
ブスコパンの有無の前向き二重盲検試験でもブスコパンの有用性は否定的です。
腸管蠕動が良くおこある施設では、頻回の体位変換や過剰なおなかへの接触がないかチェックされるといいと思います。
ボストンでも日本でも鎮痙剤を使用しなくとも良好な検査は可能ですよ。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32063002
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
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・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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腸管拡張のためにグルカゴンといった鎮痙剤を用いる施設もあるが、その有用性は疑問視されている。
良好な腸管拡張による評価を得るために、2体位での撮影を行う。
(感想)
この論文にも書かれているように米国では鎮痙剤の使用は稀です。
内視鏡検査や注腸X線検査のように腸管への刺激とその時間が長い検査では腸管蠕動を引き起こしますが、最小限の体位変換と腹部への低刺激(あまりおなかを押したりあちこち触らない)で検査を行えば腸管は動きません。
ブスコパンの有無の前向き二重盲検試験でもブスコパンの有用性は否定的です。
腸管蠕動が良くおこある施設では、頻回の体位変換や過剰なおなかへの接触がないかチェックされるといいと思います。
ボストンでも日本でも鎮痙剤を使用しなくとも良好な検査は可能ですよ。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32063002
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