2020年04月22日
大腸CTアカデミア 大腸CT検査におけるコツとピットフォール
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
第59回消化器がん検診学会総会
2020年9月30日(水)、10月1日(木)
会場 九州大学医学部 百年講堂
パネルディスカッション2
「これから求められる大腸CT検査 −放射線医、消化器科医、技師の役割からみた現状と課題-」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
PubMedから、今日のつぶやき − 711 −
Schonberger M, et al. Pearls and Pitfalls of Interpretation in CT Colonography. Can Assoc Radiol J. 2020 Jan 24:846537119892881. doi: 10.1177/0846537119892881. [Epub ahead of print]
本日から新しい論文をご紹介いたします。
最近、大腸CT検査に関する論文から離れていたので、久しぶりに大腸CT関連論文にしてみました。
論文は
「大腸CT検査におけるコツとピットフォール」
です。
この論文では異なる要因による偽陽性と偽陰性を例示しています。
検査の全般にわたって基本的なことが書かれていますので、自施設での検査の見直しや改善につなげてみてくださいね。
【前処置に関するコツとピットフォール】
大腸CT検査には適切な前処置が必要である。
腸管拡張不良、経口造影剤によるタギングの不良は読影を不能にしうる。
タギング:
腸管前処置は腸管内の病変との区別をあいまいにするような便を排除して、さらに残った残液や残便を造影剤で標識する。
タギング不十分であれば、腸管壁に付着して可動性のない残便はポリープとの鑑別を困難にする。
このために造影剤を経口で服用する必要がある。
基本的には、水溶性ヨード造影剤が使用される。
施設によってはバリウム製剤を服用してからて水溶性ヨード造影剤を服用させところもある。
(感想)
米国では水溶性ヨード造影剤としてオムニパークが広く用いられています。
いずれにしても水溶性造影剤を主に用いて、バリウムはあくまで補助的な存在であり、バリウム製剤単独ではそのタギング能が高くないため用いられません。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32063002
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【117名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
にほんブログ村
第59回消化器がん検診学会総会
2020年9月30日(水)、10月1日(木)
会場 九州大学医学部 百年講堂
パネルディスカッション2
「これから求められる大腸CT検査 −放射線医、消化器科医、技師の役割からみた現状と課題-」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
PubMedから、今日のつぶやき − 711 −
Schonberger M, et al. Pearls and Pitfalls of Interpretation in CT Colonography. Can Assoc Radiol J. 2020 Jan 24:846537119892881. doi: 10.1177/0846537119892881. [Epub ahead of print]
本日から新しい論文をご紹介いたします。
最近、大腸CT検査に関する論文から離れていたので、久しぶりに大腸CT関連論文にしてみました。
論文は
「大腸CT検査におけるコツとピットフォール」
です。
この論文では異なる要因による偽陽性と偽陰性を例示しています。
検査の全般にわたって基本的なことが書かれていますので、自施設での検査の見直しや改善につなげてみてくださいね。
【前処置に関するコツとピットフォール】
大腸CT検査には適切な前処置が必要である。
腸管拡張不良、経口造影剤によるタギングの不良は読影を不能にしうる。
タギング:
腸管前処置は腸管内の病変との区別をあいまいにするような便を排除して、さらに残った残液や残便を造影剤で標識する。
タギング不十分であれば、腸管壁に付着して可動性のない残便はポリープとの鑑別を困難にする。
このために造影剤を経口で服用する必要がある。
基本的には、水溶性ヨード造影剤が使用される。
施設によってはバリウム製剤を服用してからて水溶性ヨード造影剤を服用させところもある。
(感想)
米国では水溶性ヨード造影剤としてオムニパークが広く用いられています。
いずれにしても水溶性造影剤を主に用いて、バリウムはあくまで補助的な存在であり、バリウム製剤単独ではそのタギング能が高くないため用いられません。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32063002
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【117名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9775285
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック