2020年04月17日
大腸CTアカデミア COVID-19は肺と消化管に親和性があるよ
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第59回日本消化器がん検診学会総会延期および会場変更について
2020年6月5日(金)- 7日(日)の開催を予定しておりましたが、
会場および開催日時を下記のごとく延期し開催することになりました。
日程:令和2年9月30日(水)〜10月1日(木)
場所:九州大学医学部 百年講堂
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受講の追加募集を検討しており、詳細決まり次第またお知らせいたします。
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PubMedから、今日のつぶやき − 708 −
Gao QY, et al. 2019 novel coronavirus infection and gastrointestinal tract. J Dig Dis. 2020 Feb 25. doi: 10.1111/1751-2980.12851. [Epub ahead of print]
それでは論文「COVID-19感染症と消化管」のご紹介です。
以前の研究では、SARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)のアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)のような、さまざまなコロナウイルスが結合するいくつかの受容体が発見されている。
Luらは分子モデリングを持ちいて、SARS-CoVとCOVID-19の受容体結合ドメイン間の構造的類似性を証明した。
これは、COVID-19受容体にアミノ酸変異が存在するにもかかわらず、COVID-19が受容体としてACE2を使用する可能性があるということだ。
Chaiらは、COVID-19患者の肝障害は、ACE2を介してウイルスの標的となる胆管細胞に起因する可能性も示した。
ACE2は、肺と消化管の上皮に多く存在しており、COVID-19の感染経路を説明するエビデンスとなりえる。
橋本らの報告では、ACE2の発現は主に小腸の分化型上皮細胞、次いで腺窩細胞や大腸で発現していることが示されている。
さらに、ACE2のアミノ酸輸送機能はACE2変異が抗菌ペプチドの発現の低下につながり、腸内細菌叢の変化に関連付けられる。
このことから、COVID-19は腸内細菌叢と何らかの関係があると考えられる。
(感想)
臨床家には少し難しい内容です。
学生の頃にならった、生化学が懐かしいですね。
大雑把に言うと、COVID-19は肺と消化管に親和性があり、そのためにこれらの臓器を攻撃するということでしょうか。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32096611
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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さらに、ACE2のアミノ酸輸送機能はACE2変異が抗菌ペプチドの発現の低下につながり、腸内細菌叢の変化に関連付けられる。
このことから、COVID-19は腸内細菌叢と何らかの関係があると考えられる。
(感想)
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大雑把に言うと、COVID-19は肺と消化管に親和性があり、そのためにこれらの臓器を攻撃するということでしょうか。
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https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32096611
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