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2020年02月22日

日本消化器がん検診学会で大腸CT検査技師認定制度が発足するまでの道のり その3

本年2020年より日本消化器がん検診学会
大腸CT検査技師認定制度が発足いたしました。

大腸CT検査の認定制度ができるその礎は
エビデンスの構築ですが
それを愚直に積み上げていく必要があります。

前回紹介したように
JANCT
Am J Gastroenterol 2017;112:163-71.
が日本の最初のエビデンスとして公表されました。

続いて
低用量腸管前処置法を用いた大腸CTの検査精度に関する多施設共同試験 UMIN6665
Radiology 2017;282:399-407.
を実施しました。
UMIN6665.png








2019年のインパクトファクターは7.608です。

オープンアクセスなので全文読むことができます。

JANCTと同じく日本の消化器内視鏡専門医による内視鏡診断に対する
大腸CT検査の精度検証を前向き多施設共同臨床試験で実施しました。

JANCTとの違いは
・腸管前処置の腸管施錠剤をJANCTの半分以下の800mLにしたこと
・タギング製剤はJANCTではガストログラフイン、
 UMIN6665では非イオンヨード造影剤を使用したこと

通常、大腸の精密検査では
腸管洗浄剤を2000mL程度使用する必要がありますが、
大腸CT検査では腸の中を完全に洗浄する必要がありません。

腸管内の残渣が造影剤を均一に混じることができれば
残渣は残っていても構わないのです。

UMIN6665によって大腸CT検査が腸管洗浄剤の減量が可能であることが証明されました。

このようなエビデンスの積み上げにかかる労力は相当なものがあります。
多施設で行うことにより、バイアスの少ない精度の高い研究をすることができます。

科学的手法で、世界のトップジャーナルに掲載された論文は、その科学性が高いレベルで担保されています。

こうしたチェックを経た研究成果を実臨床に生かすためにはどうすればよいでしょうか?



論文で公表された成績と同程度の精度を出すことが大切です。
そのためには、臨床試験で実施された検査法・読影法が必須です。

異なる独自の方法で検査したらどのような精度になるのか分かりません。

後ろ向き研究で感度や特異度を学会で発表している場合がありますが、後ろ向き研究では感度や特異度は出せないことに注意が必要です。
それは、前向き研究ですべての症例に対してリファレンススタンダードである内視鏡検査を行っていないとTrue Negative, False Negativeを算出することができないからです。

そのためには科学的手法に準拠した方法の標準化が必要になってくるわけです。
全国どこの施設でも検査が同じ制度となるよう標準化をしていく必要性の機運が高まってきました。






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プロフィール
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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