2009年08月25日
夜中の斥候!
おはようございます。
今日は、夜中の斥候!です。
四国松山で受けた教育の中に夜中の斥候!があったのです。
今、振り返ってみれば小学生の時に行った高野山での肝試しと似てる。
二人ペアーになって駐屯地の近くにある演習場へ斥候!
行く経路と方法は各人の判断。
目的地までの経路上の警戒部隊の規模や場所、交代の間隔を偵察。
駐屯地にかえって各ペアーごと報告。
正確な報告の有無を問われる。
以前、屋根裏部屋のお話の中でも紹介したように演習場へは、みかん畑を通り
行かなければたどり着けない地域。
そこまでの民家も農家なのでしょう、家の庭にはたくさんのみかんの木も植えられ
木にはたくさんのみかんがなっているのです。
装備を整え偵察すべき駐屯地を出発した私たちは、演習場へ向かう細い道を
走ったのです。
夜の道は白く見え自衛隊の戦闘服では遠くからでも気つかれる。
道の両脇に体を寄せみかんの木に身を隠し演習場へ途中人の声で隠れ
あたりを見渡す、姿勢は低く空と道とを透かすように人の有無を確認。
ふと、自分の置かれている場所を見るとそこにはたくさんのみかんが・・・・
斥候であるにも関わらず農家のおじさんの声を思い出す。
キュウイの実は取ってならない、原価が高くしかも時期が少し早い・・・・
みかんは、収穫も終え後は木の実を採りに来る動物や鳥のためのもの、
みかんも来年のために上手に取ってくれ。
取り方の練習までしてくれたおじさんを思い出す。
しかも、こんな時に、演習場までは高台から見渡せる場所を通るため
かなりの速度での移動、体は汗でぬれ喉の渇きまで・・・・
相棒の姿も確認できないままの私は木に実ったみかんを一つ・・・・
喉の渇きがとれ甘味のあるみかんに心をいやされていたのです。
きずいた時には相棒もそばでみかんを・・・
二人顔を見つめこみあげてくる笑いを押さえたのです。
目的の場所まではまだ3kmは残っている、先を急がねば斥候報告何んて
何も出てきやしない。
腰まである側溝に身を隠し先を急ぐ二人、目的地の高台には旗が立てられ
数名の助教が監視をしている。
岩の間に身を隠し敵の人数・交代の有無・斥候の時間を確認。
1時間前に進んだ別のグループの斥候が私の前に・・・・
銃を持って引き寄せる・・・・高台から見渡せる場所を二人
大きな声で話しながら歩いては私たちまで見つかってしまう。
かなり驚いたのだろう、声もないまま顔を見つめている。
偵察した情報を教えてもらう。
情報ではもう少し先に一名監視の情報。
少し移動を試みる・・・かなりの斥候が前方に・・・・
何やら様子が変だ・・・・数名のグループがつかまっているらしいことにきずく
もはやここまでか・・・・私と相棒の二人はここで引き返すことに
帰りは敵から遠くなる気も緩む・・・
いつしか来た時と同じみかん畑の中へ・・・・本来防護マスクの入った
鞄にみかんを数個隠して入れる。相棒にもきずかれないように・・・・
再び駐屯地までの山道を走りかえり付いた私は、斥候の報告書を・・・・
書き終わる頃には全員かええてきた状態。
行く時と違う風景は部屋にはたくさんのみかんが置かれてあったことくらい。
戦利品なのだろうか?私だけでなくいつ間にか沢山のみかんに
ただビックリするばかり、松山にたどりついて農家のおじさんの
みかん狩りの教育の意味がハッキリとわかる瞬間。
毎年この時期の教育隊の風景だったのかも知れません。
農家のおじさんには感謝を・・・・
山の頂上にあるみかん小屋へは誰も足を踏み入れる事はなかったでしょう。
明日は、池の中の帽子!です。
では、また。
今日は、夜中の斥候!です。
四国松山で受けた教育の中に夜中の斥候!があったのです。
今、振り返ってみれば小学生の時に行った高野山での肝試しと似てる。
二人ペアーになって駐屯地の近くにある演習場へ斥候!
行く経路と方法は各人の判断。
目的地までの経路上の警戒部隊の規模や場所、交代の間隔を偵察。
駐屯地にかえって各ペアーごと報告。
正確な報告の有無を問われる。
以前、屋根裏部屋のお話の中でも紹介したように演習場へは、みかん畑を通り
行かなければたどり着けない地域。
そこまでの民家も農家なのでしょう、家の庭にはたくさんのみかんの木も植えられ
木にはたくさんのみかんがなっているのです。
装備を整え偵察すべき駐屯地を出発した私たちは、演習場へ向かう細い道を
走ったのです。
夜の道は白く見え自衛隊の戦闘服では遠くからでも気つかれる。
道の両脇に体を寄せみかんの木に身を隠し演習場へ途中人の声で隠れ
あたりを見渡す、姿勢は低く空と道とを透かすように人の有無を確認。
ふと、自分の置かれている場所を見るとそこにはたくさんのみかんが・・・・
斥候であるにも関わらず農家のおじさんの声を思い出す。
キュウイの実は取ってならない、原価が高くしかも時期が少し早い・・・・
みかんは、収穫も終え後は木の実を採りに来る動物や鳥のためのもの、
みかんも来年のために上手に取ってくれ。
取り方の練習までしてくれたおじさんを思い出す。
しかも、こんな時に、演習場までは高台から見渡せる場所を通るため
かなりの速度での移動、体は汗でぬれ喉の渇きまで・・・・
相棒の姿も確認できないままの私は木に実ったみかんを一つ・・・・
喉の渇きがとれ甘味のあるみかんに心をいやされていたのです。
きずいた時には相棒もそばでみかんを・・・
二人顔を見つめこみあげてくる笑いを押さえたのです。
目的の場所まではまだ3kmは残っている、先を急がねば斥候報告何んて
何も出てきやしない。
腰まである側溝に身を隠し先を急ぐ二人、目的地の高台には旗が立てられ
数名の助教が監視をしている。
岩の間に身を隠し敵の人数・交代の有無・斥候の時間を確認。
1時間前に進んだ別のグループの斥候が私の前に・・・・
銃を持って引き寄せる・・・・高台から見渡せる場所を二人
大きな声で話しながら歩いては私たちまで見つかってしまう。
かなり驚いたのだろう、声もないまま顔を見つめている。
偵察した情報を教えてもらう。
情報ではもう少し先に一名監視の情報。
少し移動を試みる・・・かなりの斥候が前方に・・・・
何やら様子が変だ・・・・数名のグループがつかまっているらしいことにきずく
もはやここまでか・・・・私と相棒の二人はここで引き返すことに
帰りは敵から遠くなる気も緩む・・・
いつしか来た時と同じみかん畑の中へ・・・・本来防護マスクの入った
鞄にみかんを数個隠して入れる。相棒にもきずかれないように・・・・
再び駐屯地までの山道を走りかえり付いた私は、斥候の報告書を・・・・
書き終わる頃には全員かええてきた状態。
行く時と違う風景は部屋にはたくさんのみかんが置かれてあったことくらい。
戦利品なのだろうか?私だけでなくいつ間にか沢山のみかんに
ただビックリするばかり、松山にたどりついて農家のおじさんの
みかん狩りの教育の意味がハッキリとわかる瞬間。
毎年この時期の教育隊の風景だったのかも知れません。
農家のおじさんには感謝を・・・・
山の頂上にあるみかん小屋へは誰も足を踏み入れる事はなかったでしょう。
明日は、池の中の帽子!です。
では、また。