バングラデシュえび養殖奮闘記

こんにちは。ベンガルのタイガーです。



バングラデシュでえび養殖を進めながら、お魚販売を進めてます。


いつも えび養殖場の奮闘記を見て頂いてありがとうございます。



今回は、えび養殖場の中に入ってくる家畜との奮闘ぶりを書き


最後は牛オーナー達に論破され負けちゃいました。



乾期になると、えび養殖村には草も生えなくなり、潮水と裸土だけの世界が広がります。


牛・ヤギ等は、草を求めて、遠くまで草を探しに歩いているという日々のようでした。


所が、この2・3年前から、私達の養殖場が牛やヤギ達に荒らされ始めた。という経緯あり。



いつも入ってくるのは、ヤギ!!

こういうヤギが毎日養殖場に入ります。

養殖場内の雑草だけを食べれば良いのですが、


マングローブ樹皮を食べたり、葉っぱや苗を食べてしまうので、


植林後の半分、イヤ!! 2/3 はヤギに食べられ枯れてしまという事が毎年続いてます。


養殖場内に入らない様に竹の柵を作り、網ネットを掛けたりして場内を囲ってましたが、




次の強敵は、この牛達!! 簡単に柵を壊し入って来ます。


ヤギを場内に入れないようにする為には、


柵の修理はもちろん、牛と相撲を取りながら捕まえる。という日々が続きました。

この牛はまだ子どもですが力では負けます。

現地養殖スタッフの力を借りて牛を捕まえた時の画像。




ここの養殖村には、牛の交番があります。


悪い事をした牛を約5kmほど離れた交番に連れて行くのですが、


連れて行くと、1頭につき10tkのお金をもらえるのです。


牛のオーナーが牛を探しに交番に来て、自分の家の牛を引き取るのですが、


交番に50tkを支払って連れて帰る。というルールになっています。


所が、こういう事が度重なって行きますと、呼び出しが来るようになります。



集会所に呼ばれ現地のルールで論破され泣き寝入り!!


あんまり、こういう事ばかり続くと、牛のオーナー達が逆切れしてしまい、


私達えび養殖場に嫌がらせ、柵をわざと壊して牛・ヤギを入れてくる。と


いう土地柄です。人にもよると思いますが…敵をつくってしまった感じです。


昔、FBにも書きましたが、牛やヤギに入られる方が悪い!!


壊れる柵を作る方が悪い。




牛やヤギの好物な草があるから食べたくなるのが当たり前。


えび養殖場にマングローブなんかを植える方が悪い…。


そういう論理です。


嫌だったら、入られないように壊れない柵を作れ!!という話し…


イヤ〜〜ッ!!

バングラデシュの田舎で、何か事業を進めようとする場合、

村人達のルールで進めないと事業は失敗するよ〜って心から痛感した時期がありました。

そうこうしながらも、現在も、村人達のコミュニティに入って頑張っている、私です。

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所変われば、「物の見方・考え方」が違うという事。

ここは日本じゃない!! 改めて感じたと言う事でした。


以上　　

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