2012年08月16日
夜空の蛍3
ファンブ村の世界
ミサはいつものように父に布団を剥ぎ取られた。
《いつまで寝てるんだ、遅刻するぞ!》
《もうちょっと寝かせてよ〜》
ミサは布団を引っ張って抵抗したが、父の腕がそうさせなかった。
力の差にミサは抵抗するのをあきらめて、しぶしぶベッドから起き上がった。
父が作った味噌ラーメンをすすっていると、元気のいい子供たちの合唱が聞こえた。
《ミーサーちゃーん、がっこー行きましょー》
シーちゃんだ!
ミサはラーメンを急いてすすると、ランドセルを掴んで大急ぎで靴を履いた。
《気をつけて行ってこ来いよ》
父は玄関先で大きく腕を振った。
ミサは手を振り返しながら、シーちゃんとタンクトップと三人、
とぼとぼと 山道を歩きながら、昨日見たアニメの話をしながら歩いた。
《ね、シーちゃん、昨日新しいお星様、見た?》
ミサは肩までの髪を三つ編みにしている、シーちゃんに聞いてみた。
《ううん、昨日は夜縄跳びして疲れてすぐ寝ちゃった》
シーちゃんはそう言うと、えへっと舌を出して笑った。
ミサはそんなシーちゃんの姿が、大好きだった。
ミサはいつものように父に布団を剥ぎ取られた。
《いつまで寝てるんだ、遅刻するぞ!》
《もうちょっと寝かせてよ〜》
ミサは布団を引っ張って抵抗したが、父の腕がそうさせなかった。
力の差にミサは抵抗するのをあきらめて、しぶしぶベッドから起き上がった。
父が作った味噌ラーメンをすすっていると、元気のいい子供たちの合唱が聞こえた。
《ミーサーちゃーん、がっこー行きましょー》
シーちゃんだ!
ミサはラーメンを急いてすすると、ランドセルを掴んで大急ぎで靴を履いた。
《気をつけて行ってこ来いよ》
父は玄関先で大きく腕を振った。
ミサは手を振り返しながら、シーちゃんとタンクトップと三人、
とぼとぼと 山道を歩きながら、昨日見たアニメの話をしながら歩いた。
《ね、シーちゃん、昨日新しいお星様、見た?》
ミサは肩までの髪を三つ編みにしている、シーちゃんに聞いてみた。
《ううん、昨日は夜縄跳びして疲れてすぐ寝ちゃった》
シーちゃんはそう言うと、えへっと舌を出して笑った。
ミサはそんなシーちゃんの姿が、大好きだった。
つづく
【ohanashiの最新記事】
この記事へのコメント