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深い森の物語

リボン   リボン   リボン


お元気デスか?

今日は 七夕さまですネ!


久しぶり〜 ドキドキ小チュ





これは 1年前に しいたけが大嫌いな友達に送った 私が作ったお話・・・

当時読んでいた小説に刺激を受けて 携帯で話を作ったのでした

話の半分が フィクションとなっております

ちょっと恥ずかしいケド 公開しちゃいます

よかったら どうぞ・・・





ミーサンはパチパチとはぜる焚火の炎を、薄明るい森の中で見つめていた。
昨日小雨が降ったせいで草の上に雫がそのままに乗っている。

焚火の向こうにある車のボディーにも、雨が玉のように、付いている。

《やはりテフロンのはっ水加工はすごいな…》

焚火に枝をくべていると、後からかすかな足音が聞こえてくる。
ミーサンは脇にある魔法瓶を右手に携え、音のする方へと素早く向き直り待った。

カサカサと叢を揺らし歩いてきたのは、ボサボサの毛並みの、愛くるしい顔をしたタヌキだった。




ミーサンは思わず手を差し出してタヌキの顎下をくすぐろうとした時、
タヌキは反射的にその差し出した手をしたたかに噛んだ。

ミーサンは噛まれた傷みにのけ反りながら、心の中で叫んだ。

野性の動物にむやみに手を出してはいけない…!

ミーサンの動物好きと無邪気さが仇となったのである。
タヌキの姿はもうどこにもなかった。



つづく








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