2017年09月11日
【CDソフトレビュー】シモーネ・コップマイヤー / Simone Kopmajer:emotion(動画付)
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2013 Hitman.co.,ltd
■ソフト情報:
発売:HITMAN JAZZ
時間:64 min
発売日:2014年5月9日
■オーディオ:
CD 2.0ch 44.1kHz 16bit
■ディスク:
CD Disc
片面1層 (1 CD-640MB/700MB)
輸入盤になり、国内版は未発売です。
HITMAN JAZZはタイのレーベル。
録音とミックス、マスタリングは、Simone Kopmajerの出身であるオーストリア。
シンガーソングライターのSimone Kopmajer自身によるセルフプロデュース作品。
エグゼクティブ・プロデューサーには本作レーベルであるHitman Jazzの社長であるVichart Jirathiyut。
このVichart Jirathiyutは、タイのEMIレーベル出身でジャズに特化したレーベルとして2005年にHitman Jazzを創業したようです。
別バージョンとして、24Bit/96KHzのHDCD Gold CD Format版もありますが、管理人的にはタイからの輸入にはいくつか壁があり、購入は実現していません。
HITMAN JAZZの直販サイトで購入しようとしましたが、ブラウザの問題か2バイトの日本語環境の影響か、購入までのプロセスでエラーが発生してしまいます。
本作は、ジョン・ディ・マルティーノというピアノの名手などが参加し、抜群の演奏陣で固められた実力派の内容です。
全曲カバーで、ラブスタンダードソングのアルバムです。
ジャズバンド編成(ベース、ピアノ、ギター、アルトサックス)で仕上げたJazzテイストのラブスタンダードソングは、ジャズボーカルの枠を超えたポピュラリティがあります。
統一感のある楽曲と安定した演奏と生々しいS/Nの良いオンマイクのボーカルは、楽曲ごとに表情が違い、途中で飽きてくることがないのが、最大の特徴です。
通常、この手のボーカルものは、歌い方やアレンジが似ており、途中で飽きるのですが、本作は捨て曲のない優秀な仕上げです。
・ボーカル:
ウィスパーボイスが特徴で、アメリカのボーカリストに多くみられるこぶしの効いた張り上げる歌い方はしません。
ただし、ウィスパーではない通常の歌い方でも、素直で癖のない表現は正統派らしいきれいな声です。
オンマイクで、のどの様子まで克明に表現し、管理人所有のCDではトップに位置です。
若干のエコーを効かせたアレンジなどがありますが、ボーカルの良さを邪魔しません。
・楽器:
楽器はボーカルの邪魔をしないのですが、鮮明な表現で芯がある実在感のあるサウンドです。
高域は良く伸びて、低域はズシンと締ります。
スピーカー間を超えて左右への広がりも感じられる広い音場を創出します。
奥行はほどほどです。
・ダイナミックレンジ:
音域をカットしないよう丁寧に広いレンジを使っています。
CDのフォーマットの限界か、ハイレゾやSACDほどの広帯域ではありません。
少し上下の音域に伸びが不足して感じます。
・情報量・解像感:
ボーカルや楽器の解像感はオンマイクであることもあり、非常に優秀です。
ラブスタンダードソングとは裏腹に、筋肉質の音質で好印象です。
・鮮度:
音域バランスは若干低域は弱い感じがあります。
ベースの低域は締まって弾むような音で、鮮度を向上させています。
・S/N感:
暗闇にボーカルが炎のようにポッと浮かぶような表現をしたりしますが、S/Nが良いからなのだと思います。
本作はCD最高の音の1歩手前ですがそれでも優秀CD盤です。
楽曲が良いことと、ウィスパーの生々しさ、演奏の筋肉質な表現によって、管理人のお気に入りCDとなっています。
(CDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)
レビュー基準についてはこちら
輸入版
・Simone Kopmajer Official YouTube Channel
・Simone Kopmajer Official Website
・Simone Kopmajer ウェブショップ
・Twitter
・Facebook
・Instagram
・Apple Music
2015 VENUS RECORDS INC.
【セカイモン:eBayの日本語仲介サイト】
【JBL公式通販サイト】
【AVアンプ】
【サウンドバー】
【ハイレゾ ヘッドホン】
2013 Hitman.co.,ltd
ソフト情報
■ソフト情報:
発売:HITMAN JAZZ
時間:64 min
発売日:2014年5月9日
■オーディオ:
CD 2.0ch 44.1kHz 16bit
■ディスク:
CD Disc
片面1層 (1 CD-640MB/700MB)
公式動画
Simone Kopmajer : Emotionプロモーション
14曲目:Stairway To Heaven
★オススメ
★オススメ
2曲目:Emotion ( from Emotion Concert 2013 )
クオリティ・レビュー総評
輸入盤になり、国内版は未発売です。
HITMAN JAZZはタイのレーベル。
録音とミックス、マスタリングは、Simone Kopmajerの出身であるオーストリア。
シンガーソングライターのSimone Kopmajer自身によるセルフプロデュース作品。
エグゼクティブ・プロデューサーには本作レーベルであるHitman Jazzの社長であるVichart Jirathiyut。
このVichart Jirathiyutは、タイのEMIレーベル出身でジャズに特化したレーベルとして2005年にHitman Jazzを創業したようです。
別バージョンとして、24Bit/96KHzのHDCD Gold CD Format版もありますが、管理人的にはタイからの輸入にはいくつか壁があり、購入は実現していません。
HITMAN JAZZの直販サイトで購入しようとしましたが、ブラウザの問題か2バイトの日本語環境の影響か、購入までのプロセスでエラーが発生してしまいます。
本作は、ジョン・ディ・マルティーノというピアノの名手などが参加し、抜群の演奏陣で固められた実力派の内容です。
全曲カバーで、ラブスタンダードソングのアルバムです。
ジャズバンド編成(ベース、ピアノ、ギター、アルトサックス)で仕上げたJazzテイストのラブスタンダードソングは、ジャズボーカルの枠を超えたポピュラリティがあります。
統一感のある楽曲と安定した演奏と生々しいS/Nの良いオンマイクのボーカルは、楽曲ごとに表情が違い、途中で飽きてくることがないのが、最大の特徴です。
通常、この手のボーカルものは、歌い方やアレンジが似ており、途中で飽きるのですが、本作は捨て曲のない優秀な仕上げです。
クオリティ・レビュー詳細
・ボーカル:
ウィスパーボイスが特徴で、アメリカのボーカリストに多くみられるこぶしの効いた張り上げる歌い方はしません。
ただし、ウィスパーではない通常の歌い方でも、素直で癖のない表現は正統派らしいきれいな声です。
オンマイクで、のどの様子まで克明に表現し、管理人所有のCDではトップに位置です。
若干のエコーを効かせたアレンジなどがありますが、ボーカルの良さを邪魔しません。
・楽器:
楽器はボーカルの邪魔をしないのですが、鮮明な表現で芯がある実在感のあるサウンドです。
高域は良く伸びて、低域はズシンと締ります。
スピーカー間を超えて左右への広がりも感じられる広い音場を創出します。
奥行はほどほどです。
・ダイナミックレンジ:
音域をカットしないよう丁寧に広いレンジを使っています。
CDのフォーマットの限界か、ハイレゾやSACDほどの広帯域ではありません。
少し上下の音域に伸びが不足して感じます。
・情報量・解像感:
ボーカルや楽器の解像感はオンマイクであることもあり、非常に優秀です。
ラブスタンダードソングとは裏腹に、筋肉質の音質で好印象です。
・鮮度:
音域バランスは若干低域は弱い感じがあります。
ベースの低域は締まって弾むような音で、鮮度を向上させています。
・S/N感:
暗闇にボーカルが炎のようにポッと浮かぶような表現をしたりしますが、S/Nが良いからなのだと思います。
本作はCD最高の音の1歩手前ですがそれでも優秀CD盤です。
楽曲が良いことと、ウィスパーの生々しさ、演奏の筋肉質な表現によって、管理人のお気に入りCDとなっています。
★総合クオリティ :96点
(CDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)
ダイナミックレンジ :97点
(広さと偏り)
ボーカル情報量 :99点
演奏情報量 :95点
鮮度感 :95点
(音像感と音場感含む)
S/N感 :92点
レビュー基準についてはこちら
輸入版
Emotion | ||||
|
アーティスト情報
・Simone Kopmajer Official YouTube Channel
・Simone Kopmajer Official Website
・Simone Kopmajer ウェブショップ
・Apple Music
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【サウンドバー】
【ハイレゾ ヘッドホン】
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