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2017年08月31日
【アンプレビュー】ROTEL RB-1582 MK2
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ROTEL equipment.
■種別:
パワーアンプ(2ch)
■価格(メーカー希望価格):
¥240,000(税別)
■仕様
定格出力:200W + 200W
全高調波ひずみ率:0.003%以下(20-20,000Hz,定格出力時)
混変調ひずみ率:0.03%(60Hz:7000Hz=4:1,定格出力時)
ピーク電流:130A
入力感度 / インピーダンス:ライン(RCA)1.9V/12kΩ(XLR)3.0V/50kΩ
ダンピングファクター:800(20-20,000Hz,8Ω)
周波数特性:15-100,000Hz(±1dB)
S/N比(IHFAネットワーク):116dB
消費電力:550W
重量:18kg
サイズ:431mm W x 150mm H x 407mm D
ROTEL社は、知名度はありませんが、逆に知名度のないオーディオメーカーとして知られています。
全く宣伝しないためですが、その宣伝費用をコストダウンに利用していると聞くと、お金のないオーディオ好きとしては気になっていました。
日本の会社なのですが、イギリスで売れているメーカーです。
ROTEL社の製品全般に言えますが、使っている部品とコストを比べると、パフォーマンスが良いのは納得です。
分解写真はよく見かけますが、それも良い部品を使っているという自信なのかと思います。
実際に試聴出来たのは、秋葉原のヨドバシカメラでした。
なぜか、JBLのコーナーに置いてありました。2016年頃のお話しです。
尚、その後2017年には、MacIntoshがふざけるなとばかりに、JBLコーナーに入れ替えされていました・・・。
MacIntoshに入れ替わると、これでもかという音量で、デモを流していたので、相当な何かがあった気がします。
で、そのROTELですが、モデルチェンジも少なく、現状パワーアンプは1種類です。
一時期、2種類(RB-1590)もあり、その上で期間限定でJapanモデルがそれぞれあり4種類だった時期もあります。
Japanモデルは惹かれましたが、販売終了していてノーマルモデルを購入しました。
RB-1582 MK2とRB-1590の違いは、音量が小さいと似た傾向の音なので違いはほぼ感じませんでした。
恐らくは違いがあったのでしょうが、聴き分けられませんでした・・・。
音量を上げると、低音のドンとした弾むような低音が出てきて、差が感じられます。
しかし、Japanモデルはそれぞれ、ずいぶん違いました。
ヒューズなどの部品が違うそうですが、音像感がシャープにくっきりとしてます。
B&Wとの資本関係やスピーカー制作時のアンプとして採用されているせいか、繊細でシャープであるのと同時に一方で密度感のある骨太さを持った音を出すアンプなので、相性が良いのかもしれません。
さて、RB-1582 MK2ですが、一言で表現すると、「無色透明でキレイで筋肉質な音のパワーアンプ」です。
外見はアルミ削りだしのような厚みのあるシャーシで、正面に給排気口があるシンプルで無骨なデザイン。
好みが分かれると思われますが、個人的には変なデザインもなく飽きの来ないデザインで好みです。
正面左右の角には、高級感のあるピカピカの丸みのある角当てがあるのがポイントです。
実物を見ないとそこは判り難いですね。
後は電源ボタンが1つあるだけの外見で、電源が入るとボタン回りが青く光ります。
ここも好みが分かれそうですが、かっこよく感じています。
オーディオ的には、点灯ライト関係は、マイナス要素ですが・・・。
部品がぎっしりと詰め込まれ、一人で持つには程よい重さで、このくらい重くないといい音はしないだろうと思わせてくれます。
上位のRB-1590は40kgもあるので、一人では腰がやられます。
このRB-1582 MK2は、ROTEL社の特徴そのままですが、音色付けが感じられません。
傾向としては、明快で弾けるような低音が良く沈み、高域は繊細で芯のある音がします。
このパワーアンプは、音を筋肉質にぎゅっと固め、低域まで引き締めます。
ボーカルの口は小さくなり、実在風になります。
楽器は情報量豊かに、かつうるさくなりません。
ただし、大音量(アンプの−10db程度)で大型スピーカーを稼働すると、少し暴れ始めます。
200Wのアンプなので、それは仕方がないと思いますが、そうそう大音量の場面はないかと思います。
大音量派で大型スピーカーの人には、上位機種(今はラインナップがありませんが)か、他社のパワーアンプが必要ということになるかと思います。
音像型と音場型で言うと、音像型寄りですが、緻密なためレンジが狭くなるような感じはありません。
そして一番の優秀ポイントは、プリアンプの音をほぼそのまま反映するということです。
プリのパワー部分を担うという本来のパワーアンプらしい製品です。
プリの音が好きな人で、パワーアンプにコストパフォーマンスの良い製品をお探しなら、これはお勧めです。
華美な音や逆の熱量あふれる音など色付けされた特徴のある音をパワーアンプに求める人には向いていないと思います。
2017 McIntosh Laboratory, Inc.
2017 McIntosh Laboratory, Inc.
2017 McIntosh Laboratory, Inc.
2002-2009 SAEC CO.,LTD ALL Rights Reseved.
2002-2009 SAEC CO.,LTD ALL Rights Reseved.
2002-2009 SAEC CO.,LTD ALL Rights Reseved.
2011 Maezono Sound Labs. Corp. 株式会社前園サウンドラボ
2011 Maezono Sound Labs. Corp. 株式会社前園サウンドラボ
【セカイモン:eBayの日本語仲介サイト】
【JBL公式通販サイト】
【AVアンプ】
【サウンドバー】
【ハイレゾ ヘッドホン】
ROTEL equipment.
アンプ情報
■種別:
パワーアンプ(2ch)
■価格(メーカー希望価格):
¥240,000(税別)
■仕様
定格出力:200W + 200W
全高調波ひずみ率:0.003%以下(20-20,000Hz,定格出力時)
混変調ひずみ率:0.03%(60Hz:7000Hz=4:1,定格出力時)
ピーク電流:130A
入力感度 / インピーダンス:ライン(RCA)1.9V/12kΩ(XLR)3.0V/50kΩ
ダンピングファクター:800(20-20,000Hz,8Ω)
周波数特性:15-100,000Hz(±1dB)
S/N比(IHFAネットワーク):116dB
消費電力:550W
重量:18kg
サイズ:431mm W x 150mm H x 407mm D
クオリティ・レビュー総評
ROTEL社は、知名度はありませんが、逆に知名度のないオーディオメーカーとして知られています。
全く宣伝しないためですが、その宣伝費用をコストダウンに利用していると聞くと、お金のないオーディオ好きとしては気になっていました。
日本の会社なのですが、イギリスで売れているメーカーです。
ROTEL社の製品全般に言えますが、使っている部品とコストを比べると、パフォーマンスが良いのは納得です。
分解写真はよく見かけますが、それも良い部品を使っているという自信なのかと思います。
実際に試聴出来たのは、秋葉原のヨドバシカメラでした。
なぜか、JBLのコーナーに置いてありました。2016年頃のお話しです。
尚、その後2017年には、MacIntoshがふざけるなとばかりに、JBLコーナーに入れ替えされていました・・・。
MacIntoshに入れ替わると、これでもかという音量で、デモを流していたので、相当な何かがあった気がします。
で、そのROTELですが、モデルチェンジも少なく、現状パワーアンプは1種類です。
一時期、2種類(RB-1590)もあり、その上で期間限定でJapanモデルがそれぞれあり4種類だった時期もあります。
Japanモデルは惹かれましたが、販売終了していてノーマルモデルを購入しました。
RB-1582 MK2とRB-1590の違いは、音量が小さいと似た傾向の音なので違いはほぼ感じませんでした。
恐らくは違いがあったのでしょうが、聴き分けられませんでした・・・。
音量を上げると、低音のドンとした弾むような低音が出てきて、差が感じられます。
しかし、Japanモデルはそれぞれ、ずいぶん違いました。
ヒューズなどの部品が違うそうですが、音像感がシャープにくっきりとしてます。
B&Wとの資本関係やスピーカー制作時のアンプとして採用されているせいか、繊細でシャープであるのと同時に一方で密度感のある骨太さを持った音を出すアンプなので、相性が良いのかもしれません。
さて、RB-1582 MK2ですが、一言で表現すると、「無色透明でキレイで筋肉質な音のパワーアンプ」です。
外見はアルミ削りだしのような厚みのあるシャーシで、正面に給排気口があるシンプルで無骨なデザイン。
好みが分かれると思われますが、個人的には変なデザインもなく飽きの来ないデザインで好みです。
正面左右の角には、高級感のあるピカピカの丸みのある角当てがあるのがポイントです。
実物を見ないとそこは判り難いですね。
後は電源ボタンが1つあるだけの外見で、電源が入るとボタン回りが青く光ります。
ここも好みが分かれそうですが、かっこよく感じています。
オーディオ的には、点灯ライト関係は、マイナス要素ですが・・・。
部品がぎっしりと詰め込まれ、一人で持つには程よい重さで、このくらい重くないといい音はしないだろうと思わせてくれます。
上位のRB-1590は40kgもあるので、一人では腰がやられます。
このRB-1582 MK2は、ROTEL社の特徴そのままですが、音色付けが感じられません。
傾向としては、明快で弾けるような低音が良く沈み、高域は繊細で芯のある音がします。
このパワーアンプは、音を筋肉質にぎゅっと固め、低域まで引き締めます。
ボーカルの口は小さくなり、実在風になります。
楽器は情報量豊かに、かつうるさくなりません。
ただし、大音量(アンプの−10db程度)で大型スピーカーを稼働すると、少し暴れ始めます。
200Wのアンプなので、それは仕方がないと思いますが、そうそう大音量の場面はないかと思います。
大音量派で大型スピーカーの人には、上位機種(今はラインナップがありませんが)か、他社のパワーアンプが必要ということになるかと思います。
音像型と音場型で言うと、音像型寄りですが、緻密なためレンジが狭くなるような感じはありません。
そして一番の優秀ポイントは、プリアンプの音をほぼそのまま反映するということです。
プリのパワー部分を担うという本来のパワーアンプらしい製品です。
プリの音が好きな人で、パワーアンプにコストパフォーマンスの良い製品をお探しなら、これはお勧めです。
華美な音や逆の熱量あふれる音など色付けされた特徴のある音をパワーアンプに求める人には向いていないと思います。
商品紹介
ROTEL パワーアンプ RB-1582MKII | ||||
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2002-2009 SAEC CO.,LTD ALL Rights Reseved.
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スピーカーケーブル ゾノトーン / Zonotone 6NSP-Granster 5500α |
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