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2017年09月01日
【ブルーレイ音楽ソフトレビュー】氷室京介 KYOSUKE HIMURO 25th Anniversary TOUR GREATEST ANTHOLOGY -NAKED- FINAL DESTINATION DAY-02 (動画付)
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2015 Algernon Inc.
■リリース:
発売:BeatNix
under the auspices of Warner Music Japan
時間:132 min
レーティング:Not rated
発売日:2015年2月14日
■映像:
コーデック: MPEG-4 AVC 29.97Hz
解像度: 1080i
アスペクト: 1.78:1
■オーディオ:
Japanese: DTS-HD Master Audio 5.1ch 96kHz 24bit
Japanese: LPCM 2.0ch 96kHz 24bit
■字幕:
なし
■ディスク:
Blu-ray Disc
片面2層 (2 BD-50)
■リージョン:
Region A
■最大転送レート(おおよそ):
36Mbps
ファンクラブの数量限定でHIMURO.com(氷室京介HP)販売された音楽BD。
このソフトはすぐに売り切れたと思います。
96kHz収録の編集をロサンゼルスで行ってシンプルな体制になったことが音質を上げていますが、ちょっとミックスがよくないため、ボーカル中心のサウンドです。
そのため、軽い感じのサウンドになってしまっています。
ライブ無期限停止発表の後の公演で、元々WOWOWと日本テレビがかなりのスタッフを投入してツアーを追いかけていたこともあり、撮影環境は万全だったことは多少影響していると思います。
こういう時の録音は、WOWOWのマスタか何かをもらうのかと思ってましたが、版権の関係もあるので、どうなのでしょう?
その逆で氷室サイドのマスタをWOWOWがもらうような気もします。
PAの音はWOWOW独自では録れないからです。
映像はWOWOWからもらうのか?よくわかりません。
本ソフトはほぼMCをカットしているため、ライブ活動休止のMCくらいしかありません。
WOWOWでドキュメンタリーなどを放送しているとは言え、ファンクラブ限定であれば完全版としてリリースして欲しかったと思ってます。
そういう意味では、劇的な内容とは裏腹にドキュメンタリー要素はほぼなく、普通のライブ映像作品の仕上がりになっています。
またライブ開始前に時間は覚えていませんが、30分以上(1時間近かった印象)の過去の写真を代表曲とともに流すスライドショーがステージのスクリーンで流れていました。
プライベートの写真もまぎれていて、集合写真では本人に矢印が付いていたり面白い演出でしたが、本ソフトでは全てカットされていました。
おまけBD1枚にしてもらいたかった。
【画質】クリアなステージと雷雨
映像面では、平均転送レートは普通で、25Mbps前後が多い印象。
それ以前に、マスタの撮影状態が良い気がします。
本作の次の「LAST GIGS」もほぼ同じ陣容で撮影されたと思います。
そして、「LAST GIGS」と本作だけが飛びぬけて、高画質ということは、この撮影陣が良かったということになります。
曇り空の夕方からスタートするステージは、映像面にとっては悪くなく、加工していないクリアなHD画質です。
氷室京介のライブソフトの中でもトップの解像度と透明感のある高画質だと思います。
これは20台以上投入されたカメラの効果で、近接撮影映像が多いことが理由の1つだと思います。
引きの望遠カメラになるとそれなりですが、屋外で曇り空による光の拡散で良い状態で撮影されているようです。
日が沈むころは暗部がグレー寄りで、デジタルカメラの撮像素子の関係もあり、少々苦しいショットもありますが、マニアでない限り普通の人が気にすることはまずないと思います。
雷雨の雨粒もキレイに捉えていて、見ごたえがあります。
【音質】トータルバランスは良いのですが、マイルドなサウンド
音声面は、DTS-HD Master Audio 5.1chとリニアPCM2.0chのサンプリング周波数は、通常と違い96kHzです。
96khz収録作品は、氷室京介のソフトでは本作品と「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」「KYOSUKE HIMURO THE COMPLETE FILM OF LAST GIGS 」の3作品のみになります。
96kHz収録はマニアじゃないと一生気にすることのないポイントですが、キラキラのHi-Defらしい音声です。
屋外ライブらしく、各楽器が埋もれることはありません。
一方で、音がねている感じで、レンジが整理されているのではなさそうですが、迫力には欠けます。
恐らく編集時に情報がマスクされてしまったのだと思います。
こもった感じになるのは、そういうところだと思います。
ProToolsとかからのエンコードや転送経路で、音が劣化することは知られています。
劣化しないような方法もいくつか見たことがありますが、そういう細かいプロセスの1つで劣化したものと思われます。
軽い音色で、低域が不足しています。
ライブ感のあるサウンドですが、重厚さが欲しいと感じます。
音場感よりも音像感のあるサウンドになっているため、管理人的には音色としては、
屋外のため、ホールのようなお風呂場サラウンドになっていなくて好印象です。
ミックスは、当日の会場のPAとはちょっと違っています。
まず音量ですが、当日会場に居たので良く覚えていますが、ギターソロになるとかなりボリュームを上げていましたが、本ソフトではブルーレイのミックスの段階で平均的に揃えています。
その影響で優等生的なサウンドになっていて、会場でのギターソロの荒れた感じの迫力がそがれています。
特にギタリストのYTのプレイは好みではないのですが、ソロパートではかなりラフに荒れた表現をボリュームをかなり上げて表現して迫力があります。
本ソフトでは音量を均しているため、抑えた表現になっています。
管理人的には正確無比なギタリストのDAITAの演奏が好みです。
ドラムに関しては、いつもの映像ソフトと違い、会場の音量と音色が比較的そのまま再現されています。
ただし、量感やコントラストは浅めで、マイルドです。
ライブを中断することになった雷ですが、演奏中の雷の音はほぼカットされているので、ちょっと鳴っているな、という程度のミックスです。
ちなみに、現地では演奏中の雷の音は結構大きくて、ビックリするくらいでした。
中断するきっかけになった会場の隣のビルへの落雷は曲間だったので、それだけはちゃんと収録されています。
サラウンド音声は、いつも通りアリーナ席中央付近とスタンド寄りの通路に配置したサラウンド用アンビエントマイク収録で歓声も反響音も自然に近いミックスで鳴ります。
10本以上のマイクはあったような気がします。
これもいつも通りですが、歓声は抑え気味で管理人的には少し物足りなさを感じます。
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
レビュー基準についてはこちら
【Blu-ray版】
【DVD版】
・KYOSUKE HIMURO Official YouTube Channel
・HIMURO.COM
・Facebook
・Twitter
・SoundCloud
・iTunes
・PERSONAL JESUS CUT(美容室)
・PERSONAL JESUS BAR -REVOLVER-(バー)
・PERSONAL JESUS
・DiGiTRONiX(デジタルコンテンツ)
2017 & 2018 ALGERNON INC. / Beatnix INC. UNDER EXCLUSIVE LICENCE TO WARNER MUSIC JAPAN INC.【ブルーレイ音楽ソフトレビュー】 氷室京介 KYOSUKE HIMURO 25th Anniversary TOUR GREATEST ANTHOLOGY -NAKED- FINAL DESTINATION DAY-02 posted with カエレバ |
ソフト情報
■リリース:
発売:BeatNix
under the auspices of Warner Music Japan
時間:132 min
レーティング:Not rated
発売日:2015年2月14日
■映像:
コーデック: MPEG-4 AVC 29.97Hz
解像度: 1080i
アスペクト: 1.78:1
■オーディオ:
Japanese: DTS-HD Master Audio 5.1ch 96kHz 24bit
Japanese: LPCM 2.0ch 96kHz 24bit
■字幕:
なし
■ディスク:
Blu-ray Disc
片面2層 (2 BD-50)
■リージョン:
Region A
■最大転送レート(おおよそ):
36Mbps
クオリティ・レビュー総評
ファンクラブの数量限定でHIMURO.com(氷室京介HP)販売された音楽BD。
このソフトはすぐに売り切れたと思います。
96kHz収録の編集をロサンゼルスで行ってシンプルな体制になったことが音質を上げていますが、ちょっとミックスがよくないため、ボーカル中心のサウンドです。
そのため、軽い感じのサウンドになってしまっています。
ライブ無期限停止発表の後の公演で、元々WOWOWと日本テレビがかなりのスタッフを投入してツアーを追いかけていたこともあり、撮影環境は万全だったことは多少影響していると思います。
こういう時の録音は、WOWOWのマスタか何かをもらうのかと思ってましたが、版権の関係もあるので、どうなのでしょう?
その逆で氷室サイドのマスタをWOWOWがもらうような気もします。
PAの音はWOWOW独自では録れないからです。
映像はWOWOWからもらうのか?よくわかりません。
本ソフトはほぼMCをカットしているため、ライブ活動休止のMCくらいしかありません。
WOWOWでドキュメンタリーなどを放送しているとは言え、ファンクラブ限定であれば完全版としてリリースして欲しかったと思ってます。
そういう意味では、劇的な内容とは裏腹にドキュメンタリー要素はほぼなく、普通のライブ映像作品の仕上がりになっています。
またライブ開始前に時間は覚えていませんが、30分以上(1時間近かった印象)の過去の写真を代表曲とともに流すスライドショーがステージのスクリーンで流れていました。
プライベートの写真もまぎれていて、集合写真では本人に矢印が付いていたり面白い演出でしたが、本ソフトでは全てカットされていました。
おまけBD1枚にしてもらいたかった。
映像クオリティ・レビュー詳細
【画質】クリアなステージと雷雨
映像面では、平均転送レートは普通で、25Mbps前後が多い印象。
それ以前に、マスタの撮影状態が良い気がします。
本作の次の「LAST GIGS」もほぼ同じ陣容で撮影されたと思います。
そして、「LAST GIGS」と本作だけが飛びぬけて、高画質ということは、この撮影陣が良かったということになります。
曇り空の夕方からスタートするステージは、映像面にとっては悪くなく、加工していないクリアなHD画質です。
氷室京介のライブソフトの中でもトップの解像度と透明感のある高画質だと思います。
これは20台以上投入されたカメラの効果で、近接撮影映像が多いことが理由の1つだと思います。
引きの望遠カメラになるとそれなりですが、屋外で曇り空による光の拡散で良い状態で撮影されているようです。
日が沈むころは暗部がグレー寄りで、デジタルカメラの撮像素子の関係もあり、少々苦しいショットもありますが、マニアでない限り普通の人が気にすることはまずないと思います。
雷雨の雨粒もキレイに捉えていて、見ごたえがあります。
音声クオリティ・レビュー詳細
【音質】トータルバランスは良いのですが、マイルドなサウンド
音声面は、DTS-HD Master Audio 5.1chとリニアPCM2.0chのサンプリング周波数は、通常と違い96kHzです。
96khz収録作品は、氷室京介のソフトでは本作品と「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」「KYOSUKE HIMURO THE COMPLETE FILM OF LAST GIGS 」の3作品のみになります。
KYOSUKE HIMURO LAST GIGS<初回BOX限定盤>(2BD) [Blu-ray] | ||||
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KYOSUKE HIMURO LAST GIGS<初回BOX限定盤>(3DVD) | ||||
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96kHz収録はマニアじゃないと一生気にすることのないポイントですが、キラキラのHi-Defらしい音声です。
屋外ライブらしく、各楽器が埋もれることはありません。
一方で、音がねている感じで、レンジが整理されているのではなさそうですが、迫力には欠けます。
恐らく編集時に情報がマスクされてしまったのだと思います。
こもった感じになるのは、そういうところだと思います。
ProToolsとかからのエンコードや転送経路で、音が劣化することは知られています。
劣化しないような方法もいくつか見たことがありますが、そういう細かいプロセスの1つで劣化したものと思われます。
軽い音色で、低域が不足しています。
ライブ感のあるサウンドですが、重厚さが欲しいと感じます。
音場感よりも音像感のあるサウンドになっているため、管理人的には音色としては、
屋外のため、ホールのようなお風呂場サラウンドになっていなくて好印象です。
ミックスは、当日の会場のPAとはちょっと違っています。
まず音量ですが、当日会場に居たので良く覚えていますが、ギターソロになるとかなりボリュームを上げていましたが、本ソフトではブルーレイのミックスの段階で平均的に揃えています。
その影響で優等生的なサウンドになっていて、会場でのギターソロの荒れた感じの迫力がそがれています。
特にギタリストのYTのプレイは好みではないのですが、ソロパートではかなりラフに荒れた表現をボリュームをかなり上げて表現して迫力があります。
本ソフトでは音量を均しているため、抑えた表現になっています。
管理人的には正確無比なギタリストのDAITAの演奏が好みです。
ドラムに関しては、いつもの映像ソフトと違い、会場の音量と音色が比較的そのまま再現されています。
ただし、量感やコントラストは浅めで、マイルドです。
ライブを中断することになった雷ですが、演奏中の雷の音はほぼカットされているので、ちょっと鳴っているな、という程度のミックスです。
ちなみに、現地では演奏中の雷の音は結構大きくて、ビックリするくらいでした。
中断するきっかけになった会場の隣のビルへの落雷は曲間だったので、それだけはちゃんと収録されています。
サラウンド音声は、いつも通りアリーナ席中央付近とスタンド寄りの通路に配置したサラウンド用アンビエントマイク収録で歓声も反響音も自然に近いミックスで鳴ります。
10本以上のマイクはあったような気がします。
これもいつも通りですが、歓声は抑え気味で管理人的には少し物足りなさを感じます。
★総合クオリティ :83点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
★映像クオリティ :87点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
解像感 :88点
ノイズ感 :88点
鮮度感 :90点
階調性 :83点
カラー :88点
★音声クオリティ :79点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
ダイナミックレンジ :83点
サウンドデザイン :76点
(音色とCH配置)
ボーカル情報量と鮮度感 :84点
(音像・音場感含む)
楽器情報量と鮮度感 :78点
(音像・音場感含む)
サラウンド :72点
レビュー基準についてはこちら
商品ソフト紹介
【Blu-ray版】
氷室京介 KYOSUKE HIMURO 横浜スタジアムFINAL DESTINATION DAY-02 FC限定 Blu-ray + 2CD デジパック仕様 ブックレット付 | ||||
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【DVD版】
氷室京介 KYOSUKE HIMURO 横浜スタジアムFINAL DESTINATION DAY-02 FC限定 DVD + 2CD デジパック仕様 ブックレット付 | ||||
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アーティスト情報
・KYOSUKE HIMURO Official YouTube Channel
・HIMURO.COM
・SoundCloud
・iTunes
・PERSONAL JESUS CUT(美容室)
・PERSONAL JESUS BAR -REVOLVER-(バー)
・PERSONAL JESUS
・DiGiTRONiX(デジタルコンテンツ)
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2017 Algernon, Inc.UNDER EXCLUSIVE LICENCE TO WARNER MUSIC JAPAN INC.
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【セカイモン:eBayの日本語仲介サイト】
【JBL公式通販サイト】
【AVアンプ】
【サウンドバー】
【ハイレゾ ヘッドホン】