2017年08月31日
【ブルーレイ音楽ソフトレビュー】氷室京介 TOUR 2010-11 BORDERLESS “50x50 ROCK’N’ROLL SUICIDE” COUNTDOWN LIVE at BUDOKAN (動画付)
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SUICIDE” COUNTDOWN LIVE at BUDOKAN
2016 Algernon Inc. / BeatNix Inc. All Rights Reserved.
■リリース:
発売:BeatNix
under the auspices of Warner Music Japan
時間:137 min
レーティング:Not rated
発売日:2016年12月24日
■映像:
コーデック: MPEG-4 AVC 29.97Hz
解像度: 1080i
アスペクト: 1.78:1
■オーディオ:
Japanese: DTS-HD Master Audio 5.1ch 48kHz 24bit
Japanese: LPCM 2.0ch 48kHz 24bit
■字幕:
なし
■ディスク:
Blu-ray Disc
片面2層 (2 BD-50)
■リージョン:
Region A
■最大転送レート(おおよそ):
42Mbps
■プロデューサー:
・KYOSUKE HIMURO(エグゼクティブ・プロデューサー)
・KAZ KOBAYASHI(エグゼクティブ・プロデューサー)
・TAMA(エグゼクティブ・ダイレクター)
・ANDREY HIGUCHINSKY(ダイレクター)
■レコーディング / ミックス:
・TATSUYA SAKAMOTO(ライブ・レコーディング・エンジニア)
・CHRIS FUHRMAN(ミックス)
■編集:
・MASAHIKO TSURUO (EED:映像編集)
・JUN YAMASHITA (MAエンジニア / 音声編集)
※MAエンジニア::マルチトラックレコーダーを使用して音量や音質の調整する人
KYOSUKE HIMURO TOUR2010-11 BORDERLESS "50x50 ROCK'N'ROLL SUICIDE"
【2018年1月に評価を大幅に変更しました】
HIMURO.com(氷室京介HP)の数量限定発売で、1か月しないうちに売り切れていた音楽BDソフト。(たぶん)
ファンクラブ会員以外でも購入出来たものの、11,880円と値段が高かったです。
おまけとしてBrokkerのフィギュアが付いてますが、このBDソフトを購入する人にこれの需要って、あるのでしょうか???
パッケージはデジパック仕様で、印刷は黒と銀色の印刷で、まあいつもながら渋めの良い感じの仕上がりです。
いつも思いますが、パッケージに凝っていると、傷やほこりや指紋が気になりますので、包装ビニールはそのままとっておくようにしています。
そうすると、取り出したりするときに、糊部分を「ベリッ」と剥がしたりして面倒なので100円ショップで買ってきたBDケースに入れて別にしています。
この100円ショップのケースは、通常より薄いので結構使えます。
氷室京介のソフトの中では音圧が高いソフトで音の密度感も高いです。
それによりレンジ感は整理してあり平均ボリュームが高い状態です。
比較的オーディオ環境が整っていない人に合わせた調整だと思われます。
平均転送レートが高く、41Mbps前後が多いためか、トータルで情報量が多く、現代的なソフトです。
【画質】コントラストの高いフィルム映像
DVDや地デジ、衛星放送のような、ビットレートが低いコンテンツではよくありますが照明や画面転換などによるデジタルノイズはこのブルーレイではありません。
氷室京介のライブソフトは、本人の趣味である銀塩カメラの影響もあり、ブリーチバイパスしたり、色抜きをしたりした作品が多いのですが、このBDソフトも、2KHDカメラ撮影でフィルムに焼いて2Kのデジタルマスターにしたものだと思います。
フィルムの粒状感がありますが、粒が小さく黒くないので、鮮度を落とすことは、あまりありません。
フィルム映画や銀塩カメラに慣れていない方は、ノイジーに感じると思います。
管理人は、会場で、HDカメラを確認したので、まず間違えていないと思います。
また、サラウンド用のマイクはPA卓近くで確認しています。
フィルムのせいか、フィルムからデジタルマスターを作るテレシネのせいか、それともブルーレイに圧縮するオーサリングのせいか、判断出来ませんが、粗が目立ちます。
まず、照明の色が飽和してベタ付いているシーンが多いです。
また、ピンスポットの光源に階調ムラが出ています。
フリッカーもあります。
フリッカーは、撮影のフレームレートの問題なので、ノイズではありません。
LEDの点滅とシャッタースピードのフレームレートが合わずに、見えてしまう光の点滅です。
階調ムラは、虹や等高線のように見えるムラで「バンディング」と呼ばれるデジタルノイズです。
これは、デジタルの解像度が落ちた時によく現れます。
例えば、4KのHDR10bit階調を2K以下のSDR8bitにダウンコンバートすると、表れやすくなります。
色に関しては、色の純度はありますが色域がちょっとせまいです。地デジより少し少ないレベルですが気になります。
階調は、コントラストが良い反面、暗部がすぐに黒に沈み、ハイライトは、飛び気味です。
解像度は、地デジクラスです。
ただし、輪郭強調や、ボヤけはないので、十分にHD画質ではあります。
ただし、解像度以外の全体的な印象は、地デジに近いです。
【音質】気迫のボーカル
音声面は、キラキラのHi-Def音声とドンとくる低音のレンジ感のある中低域寄りのバランスです。
尚、内容はステージのちょっとしたトラブルなども収録されていてファンならGetしたいBDですが、一番の聴きどころとしては、ボーカルです。
ファンからすると、あたりまえだろ、という話ですが、このステージでは本人の声が絶好調の時の声です。
ファンならわかると思いますが、調子の良いときは、のどに力を入れて声を張るんです。
アルバム「Shake The Fake」での歌い方と言えば伝わると思います。(???)
サラウンドの音はボーカルを含むサラウンド音声で、音場感が強めのため音が薄めで音像感が足りず、少しお風呂場風の音です。
武道館は狭く音の反響の影響は受けやすいかもしれませんが、実際にはスタンド席(1階、2階)など各階の客席がかなり張り出している影響で音は響かない構造なので、PA収録の直接音に近いサラウンド音を収録していると思います。
一方で、観客の歓声や恒例の間奏の合いの手(?)の声は演奏の反響音に比べ控えめで、会場の熱量は少し薄めです。
このあたりは、好みがはっきり分かれますので、難しいところですが、会場の再現にはなっていないことは事実ですね。
この武道館の時は、席によるのでしょうが、合いの手の歓声のほうが大きかった印象です。
管理人は、東の1階席の前から真ん中くらいの席でした。
会場の真ん中の横の席で、音響は、最悪の席です。
そこは2階席の天井と反響してモヤモヤした音になっていて、周りの歓声しか聞こえないくらいでした。
このブルーレイの音は、ドラムジャンキーの管理人としては、もう少しパンチの効いたドラム音が欲しいところですが、万人好みの音の情報量がギッシリの高音質版です。
ドラムとベースの解像感があまりなく、低域が膨らみます。
このブーミーさが気になります。
「ズズズ」、「ブブブ」という音圧が高い音で部屋が満たされます。
これに解像度が、ともなっていたら、楽しい音になったと思います。
ドラムのスネアは、あまり聞こえません。これも、メリハリが感じにくい理由です。
ボリュームが絞ってあります。
密度感があり、音圧が高いので音に包まれる感じがあります。
良くない点はコントラストが浅く、メリハリが不足しています。
ずっと音が強い感じですが、物足りないのは、楽器の分離感がなく、団子状だからだと思います。
迫力志向とも言えます。
オーディオクオリティにはあと1歩足りません。
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
レビュー基準についてはこちら
・KYOSUKE HIMURO Official YouTube Channel
・HIMURO.COM
・Facebook
・Twitter
・SoundCloud
・iTunes
・PERSONAL JESUS CUT(美容室)
・PERSONAL JESUS BAR -REVOLVER-(バー)
・PERSONAL JESUS
・DiGiTRONiX(デジタルコンテンツ)
2017 & 2018 ALGERNON INC. / Beatnix INC. UNDER EXCLUSIVE LICENCE TO WARNER MUSIC JAPAN INC.SUICIDE” COUNTDOWN LIVE at BUDOKAN
【ブルーレイ音楽ソフトレビュー】 氷室京介 TOUR 2010-11 BORDERLESS “50x50 ROCK’N’ROLL SUICIDE” COUNTDOWN LIVE at BUDOKAN posted with カエレバ |
ソフト情報
■リリース:
発売:BeatNix
under the auspices of Warner Music Japan
時間:137 min
レーティング:Not rated
発売日:2016年12月24日
■映像:
コーデック: MPEG-4 AVC 29.97Hz
解像度: 1080i
アスペクト: 1.78:1
■オーディオ:
Japanese: DTS-HD Master Audio 5.1ch 48kHz 24bit
Japanese: LPCM 2.0ch 48kHz 24bit
■字幕:
なし
■ディスク:
Blu-ray Disc
片面2層 (2 BD-50)
■リージョン:
Region A
■最大転送レート(おおよそ):
42Mbps
■プロデューサー:
・KYOSUKE HIMURO(エグゼクティブ・プロデューサー)
・KAZ KOBAYASHI(エグゼクティブ・プロデューサー)
・TAMA(エグゼクティブ・ダイレクター)
・ANDREY HIGUCHINSKY(ダイレクター)
■レコーディング / ミックス:
・TATSUYA SAKAMOTO(ライブ・レコーディング・エンジニア)
・CHRIS FUHRMAN(ミックス)
■編集:
・MASAHIKO TSURUO (EED:映像編集)
・JUN YAMASHITA (MAエンジニア / 音声編集)
※MAエンジニア::マルチトラックレコーダーを使用して音量や音質の調整する人
KYOSUKE HIMURO TOUR2010-11 BORDERLESS "50x50 ROCK'N'ROLL SUICIDE"
クオリティ・レビュー総評
【2018年1月に評価を大幅に変更しました】
HIMURO.com(氷室京介HP)の数量限定発売で、1か月しないうちに売り切れていた音楽BDソフト。(たぶん)
ファンクラブ会員以外でも購入出来たものの、11,880円と値段が高かったです。
おまけとしてBrokkerのフィギュアが付いてますが、このBDソフトを購入する人にこれの需要って、あるのでしょうか???
パッケージはデジパック仕様で、印刷は黒と銀色の印刷で、まあいつもながら渋めの良い感じの仕上がりです。
いつも思いますが、パッケージに凝っていると、傷やほこりや指紋が気になりますので、包装ビニールはそのままとっておくようにしています。
そうすると、取り出したりするときに、糊部分を「ベリッ」と剥がしたりして面倒なので100円ショップで買ってきたBDケースに入れて別にしています。
この100円ショップのケースは、通常より薄いので結構使えます。
氷室京介のソフトの中では音圧が高いソフトで音の密度感も高いです。
それによりレンジ感は整理してあり平均ボリュームが高い状態です。
比較的オーディオ環境が整っていない人に合わせた調整だと思われます。
平均転送レートが高く、41Mbps前後が多いためか、トータルで情報量が多く、現代的なソフトです。
映像クオリティ・レビュー詳細
【画質】コントラストの高いフィルム映像
DVDや地デジ、衛星放送のような、ビットレートが低いコンテンツではよくありますが照明や画面転換などによるデジタルノイズはこのブルーレイではありません。
氷室京介のライブソフトは、本人の趣味である銀塩カメラの影響もあり、ブリーチバイパスしたり、色抜きをしたりした作品が多いのですが、このBDソフトも、2KHDカメラ撮影でフィルムに焼いて2Kのデジタルマスターにしたものだと思います。
フィルムの粒状感がありますが、粒が小さく黒くないので、鮮度を落とすことは、あまりありません。
フィルム映画や銀塩カメラに慣れていない方は、ノイジーに感じると思います。
管理人は、会場で、HDカメラを確認したので、まず間違えていないと思います。
また、サラウンド用のマイクはPA卓近くで確認しています。
フィルムのせいか、フィルムからデジタルマスターを作るテレシネのせいか、それともブルーレイに圧縮するオーサリングのせいか、判断出来ませんが、粗が目立ちます。
まず、照明の色が飽和してベタ付いているシーンが多いです。
また、ピンスポットの光源に階調ムラが出ています。
フリッカーもあります。
フリッカーは、撮影のフレームレートの問題なので、ノイズではありません。
LEDの点滅とシャッタースピードのフレームレートが合わずに、見えてしまう光の点滅です。
階調ムラは、虹や等高線のように見えるムラで「バンディング」と呼ばれるデジタルノイズです。
これは、デジタルの解像度が落ちた時によく現れます。
例えば、4KのHDR10bit階調を2K以下のSDR8bitにダウンコンバートすると、表れやすくなります。
色に関しては、色の純度はありますが色域がちょっとせまいです。地デジより少し少ないレベルですが気になります。
階調は、コントラストが良い反面、暗部がすぐに黒に沈み、ハイライトは、飛び気味です。
解像度は、地デジクラスです。
ただし、輪郭強調や、ボヤけはないので、十分にHD画質ではあります。
ただし、解像度以外の全体的な印象は、地デジに近いです。
クオリティ・レビュー詳細
【音質】気迫のボーカル
音声面は、キラキラのHi-Def音声とドンとくる低音のレンジ感のある中低域寄りのバランスです。
尚、内容はステージのちょっとしたトラブルなども収録されていてファンならGetしたいBDですが、一番の聴きどころとしては、ボーカルです。
ファンからすると、あたりまえだろ、という話ですが、このステージでは本人の声が絶好調の時の声です。
ファンならわかると思いますが、調子の良いときは、のどに力を入れて声を張るんです。
アルバム「Shake The Fake」での歌い方と言えば伝わると思います。(???)
サラウンドの音はボーカルを含むサラウンド音声で、音場感が強めのため音が薄めで音像感が足りず、少しお風呂場風の音です。
武道館は狭く音の反響の影響は受けやすいかもしれませんが、実際にはスタンド席(1階、2階)など各階の客席がかなり張り出している影響で音は響かない構造なので、PA収録の直接音に近いサラウンド音を収録していると思います。
一方で、観客の歓声や恒例の間奏の合いの手(?)の声は演奏の反響音に比べ控えめで、会場の熱量は少し薄めです。
このあたりは、好みがはっきり分かれますので、難しいところですが、会場の再現にはなっていないことは事実ですね。
この武道館の時は、席によるのでしょうが、合いの手の歓声のほうが大きかった印象です。
管理人は、東の1階席の前から真ん中くらいの席でした。
会場の真ん中の横の席で、音響は、最悪の席です。
そこは2階席の天井と反響してモヤモヤした音になっていて、周りの歓声しか聞こえないくらいでした。
このブルーレイの音は、ドラムジャンキーの管理人としては、もう少しパンチの効いたドラム音が欲しいところですが、万人好みの音の情報量がギッシリの高音質版です。
ドラムとベースの解像感があまりなく、低域が膨らみます。
このブーミーさが気になります。
「ズズズ」、「ブブブ」という音圧が高い音で部屋が満たされます。
これに解像度が、ともなっていたら、楽しい音になったと思います。
ドラムのスネアは、あまり聞こえません。これも、メリハリが感じにくい理由です。
ボリュームが絞ってあります。
密度感があり、音圧が高いので音に包まれる感じがあります。
良くない点はコントラストが浅く、メリハリが不足しています。
ずっと音が強い感じですが、物足りないのは、楽器の分離感がなく、団子状だからだと思います。
迫力志向とも言えます。
オーディオクオリティにはあと1歩足りません。
★総合クオリティ :81点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
★映像クオリティ :78点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
解像感 :75点
ノイズ感 :79点
鮮度感 :80点
階調性 :80点
カラー :77点
★音声クオリティ :84点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
ダイナミックレンジ :88点
サウンドデザインと分離感 :81点
(音色とCH配置)
ボーカル情報量と鮮度感 :85点
(音像・音場感含む)
楽器情報量と鮮度感 :86点
(音像・音場感含む)
サラウンド :79点
(音像・音場感含む)
レビュー基準についてはこちら
商品ソフト紹介
氷室京介 Blu-ray 『TOUR 2010-11 BORDERLESS “50x50 ROCK’N’ROLL SUICIDE” COUNTDOWN LIVE at BUDOKAN Blu-ray DISC 』 | ||||
|
アーティスト情報
・KYOSUKE HIMURO Official YouTube Channel
・HIMURO.COM
・SoundCloud
・iTunes
・PERSONAL JESUS CUT(美容室)
・PERSONAL JESUS BAR -REVOLVER-(バー)
・PERSONAL JESUS
・DiGiTRONiX(デジタルコンテンツ)
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