2017年08月31日
【ブルーレイ音楽ソフトレビュー】メタリカ / Metallica: ケベック・マグネティック〜戦場の夜 / Quebec Magnetic (動画付)
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/ Quebec Magnetic
2009 Metallica. BLACKENED RECORDINGS
【2018年1月:評価を大幅に変更しています】
Quebec Magnetic - Full Trailer [HD]
■リリース:
発売:Blackened Recordings
時間:185 min
レーティング:Not rated
発売日:2012年12月11日
■映像:
コーデック: MPEG-4 AVC 29.97Hz
解像度: 1080i
アスペクト: 1.78:1
■オーディオ:
English: DTS-HD Master Audio 5.1 48khz
English: DTS-HD Master Audio 2.0
English: LPCM 2.0
■字幕:
なし
■ディスク:
Blu-ray Disc
片面1層 (1 BD-50)
■リージョン:
Region free
■最大転送レート(おおよそ):
36Mbps
8曲目:My Apocalypse (Live) [Quebec Magnetic] 【HD】
メタリカ / Metallicaは、アメリカのヘビー・メタルバンドです。
グラミー賞は9回受賞。
2009年にはロックの殿堂入りを果たします。
2014年までの全世界のアルバム売上は、1億2000万枚を記録していて、「モンスターバンド」と形容されています。
ヘビー・メタルのジャンルでは、常にトップの座にいます。
1990年代の北米でのコンサート動員数で1位を記録しています。
メタリカは、ワールドツアーを何年も行いますが、ほぼ全てのライブ映像(開催日につき1曲)を無償で公開しています。
2017年だけで150本近くの映像がYouTubeの公式チャンネルで公開されています。
また、ほぼ全てのツアーの開催日ごとのライブ音源をオンライン(LiveMetallica)で購入することが出来ます。
ここまで公開しているアーティストはほとんどいないと思います。
太っ腹ですね。
詳しくは下記「アーティスト情報2」で。
アルバムリリースをするたびに、何等かの問題作になることが多いことも有名です。
・キル・エム・オール - Kill 'em All (1983)
当時のレコード業界などへの反発で、過激なタイトルなどを付けてリリース。
今では別に驚くことはありませんが、当時は相当過激な音とボーカルでした。
・ライド・ザ・ライトニング - Ride the Lightning (1984)
ベースがあまり聞こえないため、ファンの不満がある作品。
・メタル・マスター - Master of Puppets (1986)
ベースがあまり聞こえないことと、長すぎる曲があることで有名な作品。
2006年にアメリカ議会図書館が「国家保存重要録音登録制度」として本作を登録。
・メタル・ジャスティス - ...And Justice for All -
事故死したベースのクリフ・バートンに代わり、新加入のジェイソン・ニューステッドへのいじめで、ベースがほぼ聞こえない仕上がりになった作品。
また、そのベースを消す作業仮定で、ドラムやギターの音もある帯域だけ削られ、独特のドンシャリ電子音風になっています。
売れたアルバムでは世界一ドンシャリな音としても有名。
ファンの間では、日本でリリースされたSHM-CD版は、新しいマスタを使用したため、少しベース音が聴きやすくなっていると議論にもなっていました。
・メタリカ - Metallica (1991)
プログレッシブ・ロックの要素が入り、一般にも浸透したアルバムで、メタルらしくないとも議論になった。
・ロード - Load (1996)
・リロード - Reload (1997)
この2つのアルバムは、カントリーとロックのサウンドで、旧来のメタルファンが多く離れた作品です。
またメンバーが短髪になったのも議論の的でした。
・セイント・アンガー - St. Anger (2003)
ギターソロや間奏がなく、全てリフだけで構成されている珍しいアルバム。
ドラムのスネアの「スナッピー(バネみたいなやつ)」を外しているため、ドラムが「カンカン」という音になってしまい、これも議論の的でした。
また仕上がりもラフミックスの状態で、ギターアンプノイズはそのままで、曲構成もかなりラフです。
・デス・マグネティック - Death Magnetic (2008)
当時流行した高音圧のマスタリングで、音割れしています。
売れたアルバムの中では世界一音圧が高いとされています。
前作同様、曲構成がラフなままで練り込み不足だと議論になりました。
ギターソロがワウフラッターを多用して適当すぎるという議論も呼びました。
メタリカが自身の音楽版権を買取り、自身のレーベルを立ち上げて最初にリリースした1枚。(たぶん)
メタリカのHPで購入した方が安かったので、直接Webで購入。(新譜なのに日本円で1,500円位)
国内版だと「ケベック・マグネティック〜戦場の夜」のタイトルで発売。
なぜにこのような副題が必要なのか・・・。
13曲目:Master of Puppets (Live) [Quebec Magnetic] 【HD】
【画質】クリアなステージ
画質面では、転送レートが高めで、クリアで鮮度感のある判りやすいHD画質。
ライブものでは激しいライティングや画面の切り替えし部分は厳しくなりがちですが、転送レートが高めで、ブロックノイズや暗部ノイズが気になることはありませんでした。
輪郭補正はあり、ちょっとタッチが太めです。
ライブの特性上、カメラは望遠になるため、精細さに限界がありますが、気になることはないと思います。
色の鮮度が若干ベタ塗り風で透明感が不足している感じが所々あります。
【音質】ギターサウンド
音声面では、やはりHi-Defらしいクリアでレンジの広いサウンドです。
低音まで広がるギター音声を中心に、ボーカルはセンタースピーカーから明瞭に鳴ります。
サラウンドは、ドラムとボーカルがほぼない状態でギターの音声が鳴るため、全体の印象としてギター中心のサウンドです。
ドラム音好きとしては「ドンドン」と迫ってくるような感じではなく、物足りないミックスになっています。
「スチャスチャ」というドラム音です。
このドラムの音が埋もれているミックスのため、好みが反映されて評価は下がってます。(ギター好きの人は逆に評価上がると思います)
おそらくメタリカのHPに公開されているライブ映像と同じようなミックスだと思います。
特定の楽器を気にしない人には十分なクオリティです。
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
レビュー基準についてはこちら
ボーナストラック6曲目:Damage, Inc. (Live) [Quebec Magnetic] 【HD】
【輸入Blu-ray盤】
【輸入DVD盤】
【国内Blu-ray盤】
【国内DVD盤】
1986 Blackened Recordings, under exclusive license to Universal International Music B.V. Universal International, A UNIVERSAL MUSIC COMPANY.
1986 METALLICA
Universal International, A UNIVERSAL MUSIC COMPANY.
1986 METALLICA.
1986 METALLICA.
1986 METALLICA.
【セカイモン:eBayの日本語仲介サイト】
【JBL公式通販サイト】
【AVアンプ】
【サウンドバー】
【ハイレゾ ヘッドホン】
/ Quebec Magnetic
2009 Metallica. BLACKENED RECORDINGS
【2018年1月:評価を大幅に変更しています】
Quebec Magnetic - Full Trailer [HD]
ソフト情報
■リリース:
発売:Blackened Recordings
時間:185 min
レーティング:Not rated
発売日:2012年12月11日
■映像:
コーデック: MPEG-4 AVC 29.97Hz
解像度: 1080i
アスペクト: 1.78:1
■オーディオ:
English: DTS-HD Master Audio 5.1 48khz
English: DTS-HD Master Audio 2.0
English: LPCM 2.0
■字幕:
なし
■ディスク:
Blu-ray Disc
片面1層 (1 BD-50)
■リージョン:
Region free
■最大転送レート(おおよそ):
36Mbps
8曲目:My Apocalypse (Live) [Quebec Magnetic] 【HD】
アーティスト情報2
メタリカ / Metallicaは、アメリカのヘビー・メタルバンドです。
グラミー賞は9回受賞。
2009年にはロックの殿堂入りを果たします。
2014年までの全世界のアルバム売上は、1億2000万枚を記録していて、「モンスターバンド」と形容されています。
ヘビー・メタルのジャンルでは、常にトップの座にいます。
1990年代の北米でのコンサート動員数で1位を記録しています。
メタリカは、ワールドツアーを何年も行いますが、ほぼ全てのライブ映像(開催日につき1曲)を無償で公開しています。
2017年だけで150本近くの映像がYouTubeの公式チャンネルで公開されています。
また、ほぼ全てのツアーの開催日ごとのライブ音源をオンライン(LiveMetallica)で購入することが出来ます。
ここまで公開しているアーティストはほとんどいないと思います。
太っ腹ですね。
詳しくは下記「アーティスト情報2」で。
アルバムリリースをするたびに、何等かの問題作になることが多いことも有名です。
・キル・エム・オール - Kill 'em All (1983)
当時のレコード業界などへの反発で、過激なタイトルなどを付けてリリース。
今では別に驚くことはありませんが、当時は相当過激な音とボーカルでした。
・ライド・ザ・ライトニング - Ride the Lightning (1984)
ベースがあまり聞こえないため、ファンの不満がある作品。
・メタル・マスター - Master of Puppets (1986)
ベースがあまり聞こえないことと、長すぎる曲があることで有名な作品。
2006年にアメリカ議会図書館が「国家保存重要録音登録制度」として本作を登録。
・メタル・ジャスティス - ...And Justice for All -
事故死したベースのクリフ・バートンに代わり、新加入のジェイソン・ニューステッドへのいじめで、ベースがほぼ聞こえない仕上がりになった作品。
また、そのベースを消す作業仮定で、ドラムやギターの音もある帯域だけ削られ、独特のドンシャリ電子音風になっています。
売れたアルバムでは世界一ドンシャリな音としても有名。
ファンの間では、日本でリリースされたSHM-CD版は、新しいマスタを使用したため、少しベース音が聴きやすくなっていると議論にもなっていました。
・メタリカ - Metallica (1991)
プログレッシブ・ロックの要素が入り、一般にも浸透したアルバムで、メタルらしくないとも議論になった。
・ロード - Load (1996)
・リロード - Reload (1997)
この2つのアルバムは、カントリーとロックのサウンドで、旧来のメタルファンが多く離れた作品です。
またメンバーが短髪になったのも議論の的でした。
・セイント・アンガー - St. Anger (2003)
ギターソロや間奏がなく、全てリフだけで構成されている珍しいアルバム。
ドラムのスネアの「スナッピー(バネみたいなやつ)」を外しているため、ドラムが「カンカン」という音になってしまい、これも議論の的でした。
また仕上がりもラフミックスの状態で、ギターアンプノイズはそのままで、曲構成もかなりラフです。
・デス・マグネティック - Death Magnetic (2008)
当時流行した高音圧のマスタリングで、音割れしています。
売れたアルバムの中では世界一音圧が高いとされています。
前作同様、曲構成がラフなままで練り込み不足だと議論になりました。
ギターソロがワウフラッターを多用して適当すぎるという議論も呼びました。
クオリティ・レビュー総評
メタリカが自身の音楽版権を買取り、自身のレーベルを立ち上げて最初にリリースした1枚。(たぶん)
メタリカのHPで購入した方が安かったので、直接Webで購入。(新譜なのに日本円で1,500円位)
国内版だと「ケベック・マグネティック〜戦場の夜」のタイトルで発売。
なぜにこのような副題が必要なのか・・・。
13曲目:Master of Puppets (Live) [Quebec Magnetic] 【HD】
映像クオリティ・レビュー総評
【画質】クリアなステージ
画質面では、転送レートが高めで、クリアで鮮度感のある判りやすいHD画質。
ライブものでは激しいライティングや画面の切り替えし部分は厳しくなりがちですが、転送レートが高めで、ブロックノイズや暗部ノイズが気になることはありませんでした。
輪郭補正はあり、ちょっとタッチが太めです。
ライブの特性上、カメラは望遠になるため、精細さに限界がありますが、気になることはないと思います。
色の鮮度が若干ベタ塗り風で透明感が不足している感じが所々あります。
音声クオリティ・レビュー総評
【音質】ギターサウンド
音声面では、やはりHi-Defらしいクリアでレンジの広いサウンドです。
低音まで広がるギター音声を中心に、ボーカルはセンタースピーカーから明瞭に鳴ります。
サラウンドは、ドラムとボーカルがほぼない状態でギターの音声が鳴るため、全体の印象としてギター中心のサウンドです。
ドラム音好きとしては「ドンドン」と迫ってくるような感じではなく、物足りないミックスになっています。
「スチャスチャ」というドラム音です。
このドラムの音が埋もれているミックスのため、好みが反映されて評価は下がってます。(ギター好きの人は逆に評価上がると思います)
おそらくメタリカのHPに公開されているライブ映像と同じようなミックスだと思います。
特定の楽器を気にしない人には十分なクオリティです。
★総合クオリティ :86点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
★映像クオリティ :90点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
解像感 :92点
ノイズ感 :96点
鮮度感 :90点
階調性 :89点
カラー :85点
★音声クオリティ :81点
(1〜100点)(BDお勧めレベルは85点以上)
ダイナミックレンジ :81点
解像感と分離感 :85点
ボーカル情報量と鮮度感 :83点
(音像・音場感含む)
楽器情報量と鮮度感 :75点
(音像・音場感含む)
サラウンド :79点
レビュー基準についてはこちら
ボーナストラック6曲目:Damage, Inc. (Live) [Quebec Magnetic] 【HD】
商品ソフト紹介
【輸入Blu-ray盤】
Metallica Quebec Magnetic [Blu-ray] [Import] | ||||
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【輸入DVD盤】
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【国内Blu-ray盤】
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【国内DVD盤】
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アーティスト情報2
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1986 METALLICA
Universal International, A UNIVERSAL MUSIC COMPANY.
1986 METALLICA.
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