2017年12月15日
【オーディオ・アクセサリー・レビュー】スピーカーケーブル スープラ / SUPRA:Rondo4×4.0
記事一覧TOP > ハードリスト > 【オーディオ・アクセサリー・レビュー】スピーカーケーブル スープラ / SUPRA:Rondo4×4.0
2002-2009 SAEC CO.,LTD ALL Rights Reseved.
スピーカーケーブル
2002-2009 SAEC CO.,LTD ALL Rights Reseved.
※管理人注:「新製品」=2006年発売当時
2002-2009 SAEC CO.,LTD ALL Rights Reseved.
2002-2009 SAEC CO.,LTD ALL Rights Reseved.
2006年11月30日
2017年現在、現行品
本体価格 \5,000 (税別)/m 切売り
SUPRAはスウェーデンのJENVING社のブランドです。
JENVING社は1976年にスピーカーケーブルをリリースしてスタートしたケーブルの専業メーカーです。
ヨーロッパ最大のケーブル生産量を誇り、全てスウェーデンの自社工場で設計&製造されているそうです。
詳しい経緯は知りえないところですが、SAEC社は以前からSUPRAのケーブル線材を採用したケーブルをリリースしていましたので、その関係での取り扱いということなのだと思います。
2003年発売の電源ケーブル「PL-2000」などが有名ですね。
確実ではありませんが、SUPRA社の製品が日本に出回り知名度が上がったのは、2005年あたりだったような気がします。
当初は、電源ケーブルのコストパフォーマンスが良いと専門誌で紹介されていた記憶があります。
さて、本ケーブルは、4本の芯線が入ったバイワイヤリングに対応した製品で、2006年発売からずっとモデルチェンジなくラインナップされています。
ただ、SAEC社の特徴なのですが、モデル名は変わらず、内容はアップデートされていることもありますので、本SUPRAブランドもひそかにアップデートされている可能性はあります。
管理人は1回しか購入していないので、未確認です。
いずれにしても、モデルチェンジなしのロングセラー製品と言えるかと思います。
本ケーブルは、管理人所有のケーブルの中では一番柔らかいケーブルの部類です。
そして恐らく太めの部類に入る外装は11mmφですが、太さに対して外装も芯線の被膜も柔らかめです。
太いといっても、そこまでは太くないので、普通のケーブルよりちょっとだけ太めというレベルです。
外装は触ると、むにゅっとして、中の芯線が軽くねじっている感触まで判ります。
また、よく問題になる芯線の被膜も普通に柔らかく、ワイヤーストリッパーで切り目を入れると、比較的簡単に剥くことが出来ます。
恐らく、この取り回しの良さは、一般的に好まれるのではないかと思います。
また、芯線は、0.1mmの高純度無酸素銅線を511本使っていて、スピーカーケーブルの中では多い方だと思います。
ただし、これそのものの効果が、どういうものか、管理人にはわかりません。
たぶん、ちょっと高域の華やかさと解像感に繋がっているのだと思います。
外皮部分の色は、SUPRAブランド共通カラーのアイスブルーです。
似た色を使っている会社はないので(たぶん)、すぐにSUPRAだと分かります。
SUPRA製品は、SAEC社の製造製品ではないため、SAEC社のスピーカーケーブルとは音質の傾向は違っているかとおもっていましたが、意外と同じ傾向でした。
違いは、高域の華やかさと解像感があることです。
同じ傾向なのは、中低域の太い音(柔らかいケーブルの特徴?)と、広い音場と聴き疲れしないマイルドな音でしょうか。
管理人は、本ケーブル導入前は、SAEC社のSPC-800という今では廃盤の太めのケーブルを使っていました。
このケーブルは、本SUPRAのケーブルほどではありませんが、やはり柔らかいケーブルでした。
外装が分厚いため、文字通り、縦に切り目をカッターで入れながら、「裂く」感じで芯線を出していきます。
この外装の分厚さが振動にも強そうで、お気に入りでした。
ただ、スピード感が今一つで高域のキレももう少し不足している感じで、ピュアオーディオではあまり気にしなかったのですが、ホームシアターとして映画を見るには不満でした。
導入時は映画も分厚い音と弾む低域で、元気のある音は、お気に入りでした。
そういう意味では、アナログ的な温かみと奥行を伴う音なのだと思います。
この手の音を好む方は、結構多いと思います。
単に管理人の好みには合わないのだと思います。
そのため、本ケーブルに交換したという次第です。
本ケーブルは、管理人が唯一所有しているSUPRAブランドのスピーカーケーブルです。
そのため、型番違いのSUPRAブランドの製品群と比較が出来ていません。
比較出来ているのは、SAEC社のスピーカーケーブルです。
他のスピーカーケーブルも多数使ってきましたが、あまり比較しても意味がないケーブルが多いため、またそれは機会があればレビューでご紹介します。
音質は、音場感が広い温かみのある音で、解像感があり艶があるような表現をします。
全体的には癖がなく、太いケーブルらしいどっしりとした音が特徴です。
ボリュームを上げてもうるさくならないというオーディオグレードの基準のようなポイントは押さえた作りかと思います。
レンジ感は音場感同様に広めで、こういう場合、気になる高域のモヤモヤ感はあまりない感じで、そこは現代的なケーブルなのだと思います。
反面、気になる点は、分離感が少々不足している気がするのと、低域が自然なためか、あっさりしている気がします。
低域が弱いとかそういうことではなく、熱を感じない、という表現に近いかと思います。
そういう意味では、ハイレゾ風の現代的な音なのかもしれません。
たぶん、一般的には「美音」と言われる部類のケーブルになるのだと思います。
ただし、S/Nが優れているとは感じなかったので、本当の美音ではないかもしれません。
アナログ的で温かい、一方、現代的な華やかな解像感が同居したケーブルと言えそうです。
2017年現在、管理人はフロント3ch(メインスピーカー2本とセンタースピーカー1本)の接続に使用しています。
ちなみに、バイワイヤリング対応のスピーカーですが、2本の芯線を繋いでシングル接続としています。
ジャンパーケーブルは、同じ本ケーブルを使い、バナナプラグ端子処理の自作をしています。
バナナプラグを変えれば、また違う音がすると思いますが、そんな実験をするほど余裕も気力もないというところです。
このケーブルを繋いだ時に、なぜ、バイワイヤで試さなかったのかと言いますと、1本のケーブルにつき片方の端子4つ(小計8個)×2本分(合計16個)のYラグを買うお金がなかったためです。
悲しい話です。
今ではオーディオ投資は控えているので、追加で購入するつもりは今のところありません。
ケーブルを変えないといけないような場面があれば、その時に試そうと考えています。
ただ、バイワイヤでYラグ処理した音より、シングルのほうが良かったとすると最悪です。
圧着ペンチで圧着しますので、シングルにするには、一旦すべてのYラグをケーブルごと切断して、また新しいYラグを購入して、シングルに繋ぎ合わせて圧着しないといけません。
そんなにYラグをお試しで買うほど、余裕が将来にあるとは思えません・・・。
バイワイヤのほうが音が良いという前提で、シングルでのお試しはしないことになると思います・・・。
※ネジ式のYラグもありますが・・・。
さて長さは、全て5mで統一して、一番遠いスピーカーに長さを揃えています。
ケーブルの長さを揃えないといけないという専門誌のお話しを良く目にします。
これは、使う人によっては意味がない、というものから、揃えないといけないというものまで様々です。
ちなみに、管理人は以前、レイアウト変更に伴い、長さが足りなくなり、フロント2chのケーブルの長さを変える必要が出てきたことがあります。
はっきりは覚えていませんが、片方が4mくらいで、もう片方が2mくらいだったような気がします。
その時感じたのは、なんだか気持ち悪い定位だった経験があり、今では必ず揃えるようにしています。
定位が安定しないのです。
極太ケーブル(SAEC SPC-800)を短い距離で使うと良くないという話もあったりして、そのせいかは、わかりません。
あくまでも管理人だけのお話しです。
恐らくはスピーカーセッティングが甘かったのだと思いますが、それでも気持ち悪い定位で、毎回、聴くたびに定位がずれたり、左右の音量までが安定しない感じでした。
そんなことがあるか!というご意見があるのもわかります。
とりあえず、管理人個人の感想ということでご容赦を。
本ケーブルは柔らかい部類のケーブルであるため、傾向としては、マイルドな方向の音がするケーブルとも言えると思います。
もう、全く理論は通じない世界なのですが、ZONOTONEのようにコチコチのケーブルなどは固めの締まった音がする気がしますし、SAECやaudioTechnicaなどの柔らかいケーブルなどは穏やかな音がする気がしています。
本ケーブルを購入した時は、まだそれほどスピーカーケーブルの違いを知らない時期だったので、太ければ良い、みたいな感じで購入していました。
管理人としては、もし新しくスピーカーケーブルを購入する機会があれば、本ケーブルよりも硬いケーブルを探すと思います。
予算的にもあまり使えないので、恐らくZONOTONEの6NSP-Granster 7700αクラスにすると思います。
※6NSP-Granster 7700αについては、別途レビュー記事を書いています。
サラウンド用で使用していますが、メインスピーカーもこちらで統一したいと考えています・・・。
本ケーブルもそうですが、太いケーブルの端末処理は出来ればYラグにしたほうが良いと思います。
芯線の数が多いため、スピーカー端子の接点を確実にしたいためです。
まあ、このYラグも素材や表面処理などで、色々と音色は変わるそうですが、2種類ほどしか試していませんが、Yラグがあったほうが、音が締まる感じがします。
メッキの影響だという記述をよく見かけますが・・・。
ただ、いずれにしても端末処理をしたほうが、裸線ねじり接続より、踏ん張りの効いた制動感とS/Nの向上を感じます。
外来ノイズを裸線が拾いやすい/いやピュアで余計なものがない接続が一番、などの理論は、その方面の専門家が詳しいかと・・・。
管理人は、理論は不明ですが、Yラグのほうが好みの音になると感じています。
※実際はYラグよりもハンダが良いという意見のほうが多いのですが、何分、素人ですので、トライするのが気が引けている次第です。
【管理人独断レビュー】
※スマホで見る場合は、画面を横にしてください。(行ずれしてしまいます)
※表の見方
○:非該当
●:該当
まるの数:3つが最大、2つが標準、1つはなし
まるの数は点数ではなく、どちらに寄っているかという指標
通常ケーブルは、視聴できるところがまずありません。
オーディオ店のシステムで、探しているケーブルを使用している場合もまれです。
また貸出してくれることもありますが、いくつも候補があると、難しい場合も多いかと思います。
そうなると、メーカーの情報か、お店の意見か、アクセサリ専門誌か、たまに見かけるレビューくらいしか確かめる方法がありません。
何とか、メーカー等が主導して、視聴環境を用意してくれると良いのですが・・・。
なお、本ケーブルはお店で使用しているケースがあります。
最寄りのお店で使用ケーブルについて聞いてみると、このケーブルかもしれません。
【その他】
2011 Maezono Sound Labs. Corp. 株式会社前園サウンドラボ
2011 Maezono Sound Labs. Corp. 株式会社前園サウンドラボ
2005-2016 Oyaide.com,Inc. All Rights Reserved.
【RCAラインケーブル】
【スピーカーケーブル】
【18Gbps 4K対応HDMI】
2002-2009 SAEC CO.,LTD ALL Rights Reseved.
製品概要
種別
スピーカーケーブル
特徴
今回発売します「Rondoシリーズ」はトップモデル「SWORD」の開発で培ったノウハウを注ぎ込むとともに、幅広いオーディオファンの皆様にお使いいただけるよう価格にも心を砕いた新製品※です。
Rondo4×4.0は Rondoシリーズの上位モデルとしてJENVING社が開発したスピーカーケーブルです。
導体の素材はRondo4×2.5と同じく0.1mmの高純度無酸素銅線を採用していますが、よりパワフルな信号の伝送が可能となるよう、芯線は511本に増強されています。
誘電体には耐熱性に優れたPVCを採用し、曲げ特性や振動に対しても十分な適応能力を備えることで、長期にわたり安定した性能を維持します。
Rondo4×2.5同様この製品もスタッカード構造を採用し、さらにショートピッチで正確なワインディングを施した導体を用いていますので、ローインダクタンス化と不要輻射の抑制が可能となり、スピーカーケーブルに近接してラインケーブルを配置したような場合、その影響を抑えることが出来ます。
また導体には錫メッキ処理をおこなって導体内部で発生する表皮効果を最小限に抑えているほか、導体の酸化を防ぎ長期にわたる安定性を維持していることも特徴です。
2002-2009 SAEC CO.,LTD ALL Rights Reseved.
※管理人注:「新製品」=2006年発売当時
規格
導体:5N高純度銅線 0.1mm×511本(0FC) 錫メッキ線束帯
導体径:4.0mm2
ケーブル径:11mmφ
被覆:不燃性防振PVC 色:アイスブルー
荷姿:50mボビン巻
JANコード:7330060000249
2002-2009 SAEC CO.,LTD ALL Rights Reseved.
メーカーによる音質評価
Rondo4×4.0は導体の本数を増強していますので、ハイパワーのアンプを用いたシステムでもバイワイアリング接続に対応し、ディープで滑らか、そしてレンジ感に溢れたサウンドを再現に寄与します。
量感のたっぷりした低域とふくよかな表現力をお楽しみいただきたいと思います。
2002-2009 SAEC CO.,LTD ALL Rights Reseved.
製品詳細
発売日
2006年11月30日
販売
2017年現在、現行品
メーカー希望小売価格
本体価格 \5,000 (税別)/m 切売り
クオリティ・レビュー総評
SUPRAはスウェーデンのJENVING社のブランドです。
JENVING社は1976年にスピーカーケーブルをリリースしてスタートしたケーブルの専業メーカーです。
ヨーロッパ最大のケーブル生産量を誇り、全てスウェーデンの自社工場で設計&製造されているそうです。
詳しい経緯は知りえないところですが、SAEC社は以前からSUPRAのケーブル線材を採用したケーブルをリリースしていましたので、その関係での取り扱いということなのだと思います。
2003年発売の電源ケーブル「PL-2000」などが有名ですね。
確実ではありませんが、SUPRA社の製品が日本に出回り知名度が上がったのは、2005年あたりだったような気がします。
当初は、電源ケーブルのコストパフォーマンスが良いと専門誌で紹介されていた記憶があります。
さて、本ケーブルは、4本の芯線が入ったバイワイヤリングに対応した製品で、2006年発売からずっとモデルチェンジなくラインナップされています。
ただ、SAEC社の特徴なのですが、モデル名は変わらず、内容はアップデートされていることもありますので、本SUPRAブランドもひそかにアップデートされている可能性はあります。
管理人は1回しか購入していないので、未確認です。
いずれにしても、モデルチェンジなしのロングセラー製品と言えるかと思います。
本ケーブルは、管理人所有のケーブルの中では一番柔らかいケーブルの部類です。
そして恐らく太めの部類に入る外装は11mmφですが、太さに対して外装も芯線の被膜も柔らかめです。
太いといっても、そこまでは太くないので、普通のケーブルよりちょっとだけ太めというレベルです。
外装は触ると、むにゅっとして、中の芯線が軽くねじっている感触まで判ります。
また、よく問題になる芯線の被膜も普通に柔らかく、ワイヤーストリッパーで切り目を入れると、比較的簡単に剥くことが出来ます。
恐らく、この取り回しの良さは、一般的に好まれるのではないかと思います。
また、芯線は、0.1mmの高純度無酸素銅線を511本使っていて、スピーカーケーブルの中では多い方だと思います。
ただし、これそのものの効果が、どういうものか、管理人にはわかりません。
たぶん、ちょっと高域の華やかさと解像感に繋がっているのだと思います。
外皮部分の色は、SUPRAブランド共通カラーのアイスブルーです。
似た色を使っている会社はないので(たぶん)、すぐにSUPRAだと分かります。
SUPRA製品は、SAEC社の製造製品ではないため、SAEC社のスピーカーケーブルとは音質の傾向は違っているかとおもっていましたが、意外と同じ傾向でした。
違いは、高域の華やかさと解像感があることです。
同じ傾向なのは、中低域の太い音(柔らかいケーブルの特徴?)と、広い音場と聴き疲れしないマイルドな音でしょうか。
管理人は、本ケーブル導入前は、SAEC社のSPC-800という今では廃盤の太めのケーブルを使っていました。
このケーブルは、本SUPRAのケーブルほどではありませんが、やはり柔らかいケーブルでした。
外装が分厚いため、文字通り、縦に切り目をカッターで入れながら、「裂く」感じで芯線を出していきます。
この外装の分厚さが振動にも強そうで、お気に入りでした。
ただ、スピード感が今一つで高域のキレももう少し不足している感じで、ピュアオーディオではあまり気にしなかったのですが、ホームシアターとして映画を見るには不満でした。
導入時は映画も分厚い音と弾む低域で、元気のある音は、お気に入りでした。
そういう意味では、アナログ的な温かみと奥行を伴う音なのだと思います。
この手の音を好む方は、結構多いと思います。
単に管理人の好みには合わないのだと思います。
そのため、本ケーブルに交換したという次第です。
音声レビュー
本ケーブルは、管理人が唯一所有しているSUPRAブランドのスピーカーケーブルです。
そのため、型番違いのSUPRAブランドの製品群と比較が出来ていません。
比較出来ているのは、SAEC社のスピーカーケーブルです。
他のスピーカーケーブルも多数使ってきましたが、あまり比較しても意味がないケーブルが多いため、またそれは機会があればレビューでご紹介します。
音質は、音場感が広い温かみのある音で、解像感があり艶があるような表現をします。
全体的には癖がなく、太いケーブルらしいどっしりとした音が特徴です。
ボリュームを上げてもうるさくならないというオーディオグレードの基準のようなポイントは押さえた作りかと思います。
レンジ感は音場感同様に広めで、こういう場合、気になる高域のモヤモヤ感はあまりない感じで、そこは現代的なケーブルなのだと思います。
反面、気になる点は、分離感が少々不足している気がするのと、低域が自然なためか、あっさりしている気がします。
低域が弱いとかそういうことではなく、熱を感じない、という表現に近いかと思います。
そういう意味では、ハイレゾ風の現代的な音なのかもしれません。
たぶん、一般的には「美音」と言われる部類のケーブルになるのだと思います。
ただし、S/Nが優れているとは感じなかったので、本当の美音ではないかもしれません。
アナログ的で温かい、一方、現代的な華やかな解像感が同居したケーブルと言えそうです。
ケーブル使用箇所
2017年現在、管理人はフロント3ch(メインスピーカー2本とセンタースピーカー1本)の接続に使用しています。
ちなみに、バイワイヤリング対応のスピーカーですが、2本の芯線を繋いでシングル接続としています。
ジャンパーケーブルは、同じ本ケーブルを使い、バナナプラグ端子処理の自作をしています。
バナナプラグを変えれば、また違う音がすると思いますが、そんな実験をするほど余裕も気力もないというところです。
このケーブルを繋いだ時に、なぜ、バイワイヤで試さなかったのかと言いますと、1本のケーブルにつき片方の端子4つ(小計8個)×2本分(合計16個)のYラグを買うお金がなかったためです。
悲しい話です。
今ではオーディオ投資は控えているので、追加で購入するつもりは今のところありません。
ケーブルを変えないといけないような場面があれば、その時に試そうと考えています。
ただ、バイワイヤでYラグ処理した音より、シングルのほうが良かったとすると最悪です。
圧着ペンチで圧着しますので、シングルにするには、一旦すべてのYラグをケーブルごと切断して、また新しいYラグを購入して、シングルに繋ぎ合わせて圧着しないといけません。
そんなにYラグをお試しで買うほど、余裕が将来にあるとは思えません・・・。
バイワイヤのほうが音が良いという前提で、シングルでのお試しはしないことになると思います・・・。
※ネジ式のYラグもありますが・・・。
さて長さは、全て5mで統一して、一番遠いスピーカーに長さを揃えています。
ケーブルの長さを揃えないといけないという専門誌のお話しを良く目にします。
これは、使う人によっては意味がない、というものから、揃えないといけないというものまで様々です。
ちなみに、管理人は以前、レイアウト変更に伴い、長さが足りなくなり、フロント2chのケーブルの長さを変える必要が出てきたことがあります。
はっきりは覚えていませんが、片方が4mくらいで、もう片方が2mくらいだったような気がします。
その時感じたのは、なんだか気持ち悪い定位だった経験があり、今では必ず揃えるようにしています。
定位が安定しないのです。
極太ケーブル(SAEC SPC-800)を短い距離で使うと良くないという話もあったりして、そのせいかは、わかりません。
あくまでも管理人だけのお話しです。
恐らくはスピーカーセッティングが甘かったのだと思いますが、それでも気持ち悪い定位で、毎回、聴くたびに定位がずれたり、左右の音量までが安定しない感じでした。
そんなことがあるか!というご意見があるのもわかります。
とりあえず、管理人個人の感想ということでご容赦を。
使いこなしTIPS
本ケーブルは柔らかい部類のケーブルであるため、傾向としては、マイルドな方向の音がするケーブルとも言えると思います。
もう、全く理論は通じない世界なのですが、ZONOTONEのようにコチコチのケーブルなどは固めの締まった音がする気がしますし、SAECやaudioTechnicaなどの柔らかいケーブルなどは穏やかな音がする気がしています。
本ケーブルを購入した時は、まだそれほどスピーカーケーブルの違いを知らない時期だったので、太ければ良い、みたいな感じで購入していました。
管理人としては、もし新しくスピーカーケーブルを購入する機会があれば、本ケーブルよりも硬いケーブルを探すと思います。
予算的にもあまり使えないので、恐らくZONOTONEの6NSP-Granster 7700αクラスにすると思います。
※6NSP-Granster 7700αについては、別途レビュー記事を書いています。
サラウンド用で使用していますが、メインスピーカーもこちらで統一したいと考えています・・・。
本ケーブルもそうですが、太いケーブルの端末処理は出来ればYラグにしたほうが良いと思います。
芯線の数が多いため、スピーカー端子の接点を確実にしたいためです。
まあ、このYラグも素材や表面処理などで、色々と音色は変わるそうですが、2種類ほどしか試していませんが、Yラグがあったほうが、音が締まる感じがします。
メッキの影響だという記述をよく見かけますが・・・。
ただ、いずれにしても端末処理をしたほうが、裸線ねじり接続より、踏ん張りの効いた制動感とS/Nの向上を感じます。
外来ノイズを裸線が拾いやすい/いやピュアで余計なものがない接続が一番、などの理論は、その方面の専門家が詳しいかと・・・。
管理人は、理論は不明ですが、Yラグのほうが好みの音になると感じています。
※実際はYラグよりもハンダが良いという意見のほうが多いのですが、何分、素人ですので、トライするのが気が引けている次第です。
クオリティ・レビュー詳細
【管理人独断レビュー】
※スマホで見る場合は、画面を横にしてください。(行ずれしてしまいます)
音声評点
・音場感
狭い ○○○●●● 広い
・音像感
迫力 ○○○●●○ 繊細
・スピード感
ファースト○○●●○○ スロー
・音色
明るい ○○●●○○ 暗い
・解像感
シャープ ●●●○○○ マイルド
・コストパフォーマンス
高い ○●●●○○ 低い
※表の見方
○:非該当
●:該当
まるの数:3つが最大、2つが標準、1つはなし
まるの数は点数ではなく、どちらに寄っているかという指標
最後に
通常ケーブルは、視聴できるところがまずありません。
オーディオ店のシステムで、探しているケーブルを使用している場合もまれです。
また貸出してくれることもありますが、いくつも候補があると、難しい場合も多いかと思います。
そうなると、メーカーの情報か、お店の意見か、アクセサリ専門誌か、たまに見かけるレビューくらいしか確かめる方法がありません。
何とか、メーカー等が主導して、視聴環境を用意してくれると良いのですが・・・。
なお、本ケーブルはお店で使用しているケースがあります。
最寄りのお店で使用ケーブルについて聞いてみると、このケーブルかもしれません。
商品ケーブル紹介
Rondo4×4.0(切り売り) | ||||
|
【その他】
激安!家電のタンタンショップで調べる |
関連記事
スピーカーケーブル ゾノトーン / Zonotone 6NSP-Granster 7700α |
スピーカーケーブル ゾノトーン / Zonotone 6NSP-Granster 5500α |
【オーディオ・アクセサリー・レビュー】 Yラグ端子 オヤイデ電気 SPYT |
【RCAラインケーブル】
【スピーカーケーブル】
【18Gbps 4K対応HDMI】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7091588
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック