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2017年10月17日
【CDソフトレビュー】アイアン・メイデン / IRON MAIDEN : 第七の予言 / Seventh Son of a Seventh Son {通常版} (動画付)
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1988 Iron Maiden Holdings Ltd.
※{CD-EXTRA仕様版/デジタル・リマスター版}はこちら
■リリース:
発売:EMIミュージックジャパン
時間:44 min
発売日:1988年4月11日
■オーディオ:
CD 2.0ch 44.1kHz 16bit
■ディスク:
CD Disc
片面1層 (1 CD-640MB/700MB)
■ジャンル:ロック /ヘビーメタル、NWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)
■プロデューサー:
・マーティン・バーチ:ディープ・パープル、ホワイトスネイクなどイギリスを代表する初期ヘビーメタルを数多く手がけたプロデューサー
■作曲:
・スティーブ・ハリス
・エイドリアン・スミス、ブルース・ディキンソン共作
・デイブ・マレー、スティーブ・ハリス共作
・エイドリアン・スミス、ブルース・ディキンソン、スティーブ・ハリス共作
■編曲・アレンジ:
・-
■レコーディング / ミックス:
・ジョージ・マリノ(オリジナル)
■レコーディングスタジオ:
・Musicland Studios(オリジナル:ミュンヘン)
■マスタリング:
・ジョージ・マリノ(オリジナル)
本作は、1988年の全英アルバムチャート1位を記録した「第七の予言」の通常版です。
全米チャートでは12位とこのジャンルでは異例だと思います。
※前作「サムホエア・イン・タイム」は全米チャート11位でしたので、この前作で米国に受け入れる土俵ができたといえると思います。
管理人は、新作ということで、発売日(前後)にレコード店にうきうきして買いに行った記憶があります。
当時は、ネットもなくデジタルでもない時代で、高校生だったので、CDのジャケットの詳細は食い入るように見たり、楽曲の曲名など、ライナーノーツも楽しみに見たのを覚えています。
また、今とは違い、アルバムの曲を事前に聞くことはできないので、このアーティストなら大丈夫だろう、という買い方です。
当時だと、MTVとかで偶然流れるか、ラジオで流してくれるDJがいればラッキーという感じです。
それ以外は、事前に曲は聞けないまま、CDは購入していたと思います。
感受性の強い高校生だったので、ジャケットのなんとも壮大な感じと、エコーの効いたギターサウンドがマッチして聞こえ、感動したのを覚えています。
それと、最新アルバムなのになんでこんなに音が悪いのかと不思議に思い、印象に残っているアルバムでもあります。
さて、本作はオリジナルの発売当時から議論になったシンセサイズド・ギターやシンセサイザーを取り入れたサウンドで、ヘビーメタルらしさが薄い感じです。
またヒット曲を狙ったメジャーコードを多用し、ヘビーメタルらしくないキャッチーなロック風の曲まであり、ちょっと変わった路線のアルバムです。
同じジャンルにいる「Metallica」の通称ブラックアルバム「METALLICA」もこのアルバム同様、キャッチーさと大衆路線を取り入れたアルバムで、マイナーからメジャー路線に舵を切ることになりますが、同じ位置づけですね。
アイアン・メイデンもこのアルバム前後にメジャー感を獲得していると思います。
実際は、このアルバム以降はメンバー変更や海外音楽業界の失速と同期します。
別途レビューしていますが、デジタル・リマスター版(2008年)があります。
本作より前にリリースされた6作品も同時に、デジタル・リマスター版がリリースされています。
このデジタル・リマスター版は、音質は良いので、わざわざこの通常版を買う必要はないと思います。
オーディオクオリティとしては、まず音圧がかなり低いことで、ダイナミックレンジが異様に低く、ボリュームを上げても、ラジカセの音を大きくしたような感じにしかならず、聴き難いCDでした。
またS/N感も当然悪く、カセットテープのような音でした。
古いヘビー・メタルの音質に代表される特徴を持っています。
エッジがなく、ゴチャッとしていてフロントスピーカーの真ん中にボーカルとともに演奏音が面で張り付いています。
2次元的な音という表現になるかと思います。
いい音は、3次元的と表現するケースが多いです。
2次元的な音の特徴としては、演奏が面になっているということと、楽器の分離感がないことです。
小さく音がまとまっていて、音場感も薄いのが特徴です。
いくらボリュームを上げても拡声器からの音のように聞こえます。
デジタル・リマスター版(2008年)がありますので、音質を求めて本作を購入する意味は全くありません。
アイアン・メイデンは、1975年にデビューしたイギリスを代表するヘビーメタル(以下H/M)バンドで、2017年現在、いまだ現役です。
2015年までのLP等含むCDセールスは、全世界で8,500万枚以上です。
イギリスで最も売れたアーティストランキングでは、歴代21位(2015年現在)です。
ちなみにイギリスの同等ランキングでは、ポール・マッカートニーが1億枚です。
このバンドに関する情報はたくさんありますので、ここで特に記載する必要はないかと思います。
あまり知らない人のために、強いて特徴を挙げておきますと、2017年現在、トリプルギター、ベース、ドラム、ボーカルの6人編成です。
エディ・ザ・ヘッドというゾンビのキャラクターを前面に押し出しているので、万人受けは決してしないバンドでもあります。
海外バンドらしく、不変のオリジナルのメンバーは、ベースのスティーヴ・ハリス(かなり個性の強いバンドリーダー)とギターのデイヴ・マーレイ(かなり目立たない温和なギター)の2人です。
ボーカルも3人代わってますが、現在のボーカルのブルース・ディッキンソンが間違いなくこのバンドのフロントマンです。
ボーカルのブルース・ディッキンソンは、再加入した2000年以降、髪を短髪にして第二のファンを多く獲得したとか、しないとか話があるくらい、イメージが違います。
(メタリカも90年代後半に短髪にして、メジャー感が増しましたね。)
・ボーカル:
エコーの効いたボーカル録音で、ヘビーメタルらしく出すぎることもなく、バンドサウンドと同列のミックスです。
ヘビーメタルのボーカルがあまり出ると、うるさすぎることと、バンドサウンドが隠れるからです。
高域が特徴的なちょっと雑味のあるシャウト系のクリーントーンのボーカルです。
さらっとした印象で解像感は甘めです。
・楽器:
メジャーコードによるメロディアスなフレーズが多いわりに、転調曲が多いことが特徴のサウンドです。
シンセサイズド・ギター等の電子音による演奏のため、バンドサウンドというよりハードなエレクトロニカ風のサウンドです。
克明さや解像感はあまりなく、音場は、2chスピーカーの内側に定位し、ロックやヘビーメタルのアルバムによくあるごちゃっとした感じです。
・ダイナミックレンジ:
低音圧で、レンジも狭いです。
・ボーカル情報量・解像感:
ボーカルはエコーを効かせて後ろに下がっているようなミックスです。
・演奏情報量・解像感:
エレクトリックサウンドになっているため、ギターの音もちょっと不思議です。
シンセサイザーも強めで、ギラギラしたサウンドです。
曇っている感じは少なめなのが良いところです。
・バランス(帯域と楽器再現度):
音域バランスは、古いCD特有の中高域寄りです。
低域はほとんどないか、薄めです。
・分離感:
分離感がありません。
ラジカセ音そのものです。
(CDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)
ダイナミックレンジ :47点
(広さと偏り)
ボーカル情報量・解像感 :50点
(定位や鮮度)
演奏情報量・解像感 :48点
(MIXや密度)
バランス :39点
(帯域と楽器再現)
分離感 :40点
(音場と立体感)
レビュー基準についてはこちら
e-onkyo music ハイレゾ音源【2015 Remastered Edition】
レコチョク_ハイレゾ【2015 Remastered Edition】
・Iron Maiden Official YouTube Channel
・The Official Iron Maiden Website
・Iron Maiden / アイアン・メイデン:Warner Music Japan
・Iron Maiden Facebook
・Iron Maiden Twitter
・Iron Maiden Instagram
・Iron Maiden Spotify
・Iron Maiden Apple Music
1998 Iron Maiden Holdings Ltd.
1998 EMI Records Ltd.
1984 Iron Maiden Holdings Ltd.
【セカイモン:eBayの日本語仲介サイト】
【JBL公式通販サイト】
【AVアンプ】
【サウンドバー】
【ハイレゾ ヘッドホン】
【CDソフトレビュー】 アイアン・メイデン / IRON MAIDEN 第七の予言 / Seventh Son of a Seventh Son {通常版} posted with カエレバ |
※{CD-EXTRA仕様版/デジタル・リマスター版}はこちら
ソフト情報
■リリース:
発売:EMIミュージックジャパン
時間:44 min
発売日:1988年4月11日
■オーディオ:
CD 2.0ch 44.1kHz 16bit
■ディスク:
CD Disc
片面1層 (1 CD-640MB/700MB)
■ジャンル:ロック /ヘビーメタル、NWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)
■プロデューサー:
・マーティン・バーチ:ディープ・パープル、ホワイトスネイクなどイギリスを代表する初期ヘビーメタルを数多く手がけたプロデューサー
■作曲:
・スティーブ・ハリス
・エイドリアン・スミス、ブルース・ディキンソン共作
・デイブ・マレー、スティーブ・ハリス共作
・エイドリアン・スミス、ブルース・ディキンソン、スティーブ・ハリス共作
■編曲・アレンジ:
・-
■レコーディング / ミックス:
・ジョージ・マリノ(オリジナル)
■レコーディングスタジオ:
・Musicland Studios(オリジナル:ミュンヘン)
■マスタリング:
・ジョージ・マリノ(オリジナル)
公式動画
Can I Play With Madness (Official Video)
クオリティ・レビュー総評
本作は、1988年の全英アルバムチャート1位を記録した「第七の予言」の通常版です。
全米チャートでは12位とこのジャンルでは異例だと思います。
※前作「サムホエア・イン・タイム」は全米チャート11位でしたので、この前作で米国に受け入れる土俵ができたといえると思います。
管理人は、新作ということで、発売日(前後)にレコード店にうきうきして買いに行った記憶があります。
当時は、ネットもなくデジタルでもない時代で、高校生だったので、CDのジャケットの詳細は食い入るように見たり、楽曲の曲名など、ライナーノーツも楽しみに見たのを覚えています。
また、今とは違い、アルバムの曲を事前に聞くことはできないので、このアーティストなら大丈夫だろう、という買い方です。
当時だと、MTVとかで偶然流れるか、ラジオで流してくれるDJがいればラッキーという感じです。
それ以外は、事前に曲は聞けないまま、CDは購入していたと思います。
感受性の強い高校生だったので、ジャケットのなんとも壮大な感じと、エコーの効いたギターサウンドがマッチして聞こえ、感動したのを覚えています。
それと、最新アルバムなのになんでこんなに音が悪いのかと不思議に思い、印象に残っているアルバムでもあります。
さて、本作はオリジナルの発売当時から議論になったシンセサイズド・ギターやシンセサイザーを取り入れたサウンドで、ヘビーメタルらしさが薄い感じです。
またヒット曲を狙ったメジャーコードを多用し、ヘビーメタルらしくないキャッチーなロック風の曲まであり、ちょっと変わった路線のアルバムです。
同じジャンルにいる「Metallica」の通称ブラックアルバム「METALLICA」もこのアルバム同様、キャッチーさと大衆路線を取り入れたアルバムで、マイナーからメジャー路線に舵を切ることになりますが、同じ位置づけですね。
アイアン・メイデンもこのアルバム前後にメジャー感を獲得していると思います。
実際は、このアルバム以降はメンバー変更や海外音楽業界の失速と同期します。
別途レビューしていますが、デジタル・リマスター版(2008年)があります。
本作より前にリリースされた6作品も同時に、デジタル・リマスター版がリリースされています。
このデジタル・リマスター版は、音質は良いので、わざわざこの通常版を買う必要はないと思います。
オーディオクオリティとしては、まず音圧がかなり低いことで、ダイナミックレンジが異様に低く、ボリュームを上げても、ラジカセの音を大きくしたような感じにしかならず、聴き難いCDでした。
またS/N感も当然悪く、カセットテープのような音でした。
古いヘビー・メタルの音質に代表される特徴を持っています。
エッジがなく、ゴチャッとしていてフロントスピーカーの真ん中にボーカルとともに演奏音が面で張り付いています。
2次元的な音という表現になるかと思います。
いい音は、3次元的と表現するケースが多いです。
2次元的な音の特徴としては、演奏が面になっているということと、楽器の分離感がないことです。
小さく音がまとまっていて、音場感も薄いのが特徴です。
いくらボリュームを上げても拡声器からの音のように聞こえます。
デジタル・リマスター版(2008年)がありますので、音質を求めて本作を購入する意味は全くありません。
アーティスト情報
アイアン・メイデンは、1975年にデビューしたイギリスを代表するヘビーメタル(以下H/M)バンドで、2017年現在、いまだ現役です。
2015年までのLP等含むCDセールスは、全世界で8,500万枚以上です。
イギリスで最も売れたアーティストランキングでは、歴代21位(2015年現在)です。
ちなみにイギリスの同等ランキングでは、ポール・マッカートニーが1億枚です。
このバンドに関する情報はたくさんありますので、ここで特に記載する必要はないかと思います。
あまり知らない人のために、強いて特徴を挙げておきますと、2017年現在、トリプルギター、ベース、ドラム、ボーカルの6人編成です。
エディ・ザ・ヘッドというゾンビのキャラクターを前面に押し出しているので、万人受けは決してしないバンドでもあります。
海外バンドらしく、不変のオリジナルのメンバーは、ベースのスティーヴ・ハリス(かなり個性の強いバンドリーダー)とギターのデイヴ・マーレイ(かなり目立たない温和なギター)の2人です。
ボーカルも3人代わってますが、現在のボーカルのブルース・ディッキンソンが間違いなくこのバンドのフロントマンです。
ボーカルのブルース・ディッキンソンは、再加入した2000年以降、髪を短髪にして第二のファンを多く獲得したとか、しないとか話があるくらい、イメージが違います。
(メタリカも90年代後半に短髪にして、メジャー感が増しましたね。)
クオリティ・レビュー詳細
・ボーカル:
エコーの効いたボーカル録音で、ヘビーメタルらしく出すぎることもなく、バンドサウンドと同列のミックスです。
ヘビーメタルのボーカルがあまり出ると、うるさすぎることと、バンドサウンドが隠れるからです。
高域が特徴的なちょっと雑味のあるシャウト系のクリーントーンのボーカルです。
さらっとした印象で解像感は甘めです。
・楽器:
メジャーコードによるメロディアスなフレーズが多いわりに、転調曲が多いことが特徴のサウンドです。
シンセサイズド・ギター等の電子音による演奏のため、バンドサウンドというよりハードなエレクトロニカ風のサウンドです。
克明さや解像感はあまりなく、音場は、2chスピーカーの内側に定位し、ロックやヘビーメタルのアルバムによくあるごちゃっとした感じです。
・ダイナミックレンジ:
低音圧で、レンジも狭いです。
・ボーカル情報量・解像感:
ボーカルはエコーを効かせて後ろに下がっているようなミックスです。
・演奏情報量・解像感:
エレクトリックサウンドになっているため、ギターの音もちょっと不思議です。
シンセサイザーも強めで、ギラギラしたサウンドです。
曇っている感じは少なめなのが良いところです。
・バランス(帯域と楽器再現度):
音域バランスは、古いCD特有の中高域寄りです。
低域はほとんどないか、薄めです。
・分離感:
分離感がありません。
ラジカセ音そのものです。
★総合クオリティ :45点
(CDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)
ダイナミックレンジ :47点
(広さと偏り)
ボーカル情報量・解像感 :50点
(定位や鮮度)
演奏情報量・解像感 :48点
(MIXや密度)
バランス :39点
(帯域と楽器再現)
分離感 :40点
(音場と立体感)
レビュー基準についてはこちら
商品ソフト紹介
e-onkyo music ハイレゾ音源【2015 Remastered Edition】
レコチョク_ハイレゾ【2015 Remastered Edition】
第七の予言 | ||||
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アーティスト情報
・Iron Maiden Official YouTube Channel
・The Official Iron Maiden Website
・Iron Maiden / アイアン・メイデン:Warner Music Japan
・Iron Maiden Facebook
・Iron Maiden Twitter
・Iron Maiden Instagram
・Iron Maiden Spotify
・Iron Maiden Apple Music
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