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キミは珍獣（ケダモノ）と暮らせるか？
著：飴屋　法水（あめや　のりみず）さん

珍しい生き物を「可愛い」とか「凄いよ」とかだけで紹介するのではなく珍しい生き物を維持（飼育）していく難しさも説く本です。
でもって凄い面白い
そして動物商というという立場から動物販売のダークサイドまで書いてくれてます。

「ペットを買うって行為は要するに命をお金で買う・・・人身売買と一緒」

こんな事、はっきり言ってくれるペットショップってあります

日本では犬、猫以外のペットは「エキゾチックアニマル」というくくりになるので診てくれる動物病院が少なくなります。
以前、ハムスターを飼ってたのですがあんなメジャーどころのペット、ハムスターもエキゾチックアニマルになるので診てくれない動物病院もありました
勿論、カピバラやフェネックなんかだと診察してくれる動物病院はもっともっと少なくなるので飼うの怖いですよ？
そんな現実をきっちり教えてくれながらも「シマリス飼いたかったらペットショップに到着して何日目か確認してから買いましょう（シマリスは弱くてお店について３日くらいでバタバタ死んじゃうそうです）」とか親切に教えてくれる良本です。

そして著者おススメの珍獣はトビウサギだそうです。
のほほーんとした気質で警戒心が薄いので一緒に暮らしていて楽しいそうです。

実はこの本、もう10年近く前に買った本なので今はちょっと事情が違うかもしれませんが読み物としても面白くて繰り返し読んでます。
ちょっと変わったペットを飼ってみたい人は一回読んで現実を知るのもよいと思います。
おススメ

キミは珍獣（ケダモノ）と暮らせるか？ (文春文庫PLUS)