2019年02月24日
本:機巧のイヴ
機巧のイヴ
作者:乾緑郎
「江戸時代劇」、「アンドロイド(オートマタ)」、「着物美人」、「SF」
どれか2つ以上に引っ掛かる人にはとてもオススメの小説です
ちなみに私は全部引っかかったので好みドンピシャと言って過言ではありません。
表紙が太夫風なのもまた
(本作の中では太夫の恰好のシーンはないけれど・・・笑)
機巧人形(オートマタ)・伊武(イヴ)を中心に天帝家と幕府の壮大な勢力争い・・・が話の主流かと思って読んでみたら存外に日常的な話が多いです。
後半にいくにつれどんどんと話は大きくなっていきますがサイコパスや攻殻機動隊みたいに機巧やシステムが世界を掌握してるって感じではなく日常にひっそりと人形が混ざってる感じがじんわりとホラーです。
機巧人形なハズの伊武ちゃんはとっても人間臭く普通の町娘として生活しています。
だからこそ、時折、機巧人形としての描写があると何だか不思議な気がして思わず伊武ちゃんの幸せを願いたくなるように読み進めてました
コオロギを戦わせる闘蟋会(とうしつかい)に機巧のコオロギが参加した八百長があったり舞台が江戸であることが十分に活かされており、読んでいて楽しかったです♪
続編、「機巧のイヴ―新世界覚醒篇―」も買ったので明日から通勤の際、読むつもりです。
久しぶりに新しい作家さんを発掘出来て凄く嬉しい
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実写のイブちゃんも可愛いかも・・・
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