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2020年05月15日

「ストリップ劇場にいってきたはなし」がcakesクリエイターコンテストで最終審査に進んだ話

ストリップ172.jpg


やりましたー(*‘∀‘)

最終審査に残ってました☆


3月末に締め切りだったcakesクリエイターコンテストに

応募するために描いたこのコミックエッセイ…


ふりかえれば…


本当はもっと先…4月か5月くらいに

ストリップ取材にいこうかなーと考えていたのです。


しかし、2月にcakesクリエイターコンテストの締め切りが

3月末だと知り、加えて仕事は5月末までいっぱい。


そこで「今、行かねば〜」と急いでまろりぬさんに

連絡をとり、3月4日に

取材にいったのでした!


よかった!

この時を逃したら、4月、5月なんてコロナの影響で

休業してたし!


そして、「とにかく描き上げることが目標」であって、

正直、コンテストには落ちても別に良かった。

(いや、落ちたら、落ち込むかな、やっぱり)


それが、最終審査まで残った!ということで


めでたい!!


本当に、このストリップ漫画は…

私の人生を変えてくれた。

(て、まだ最終審査で落ちるかもしれないのに!)


noteでもpixivでも

かつてない観覧数。

pixivは特に、この漫画の観覧数、イイネ、ブックマークの

数がすげぇ。


いや、今までの私の漫画が地味で目立たなすぎた、っつーのもあるけど。


おかげで、ストリップ漫画から流れて

私の他の漫画もたくさん読んでもらえてた。

この漫画がきっかけで。



そういう意味で、この漫画は私の人生を変えて…くれるかも

しれない、マジで。


そう、すべてはきっかけであり


私の漫画が今までパッとしなかったのは

ただ、そういう「きっかけ」がなかっただけであって…

(もちろん他にも原因はあるでしょーが)


そういうチャンスさえ巡ってくれば

今後、もっと私の漫画はヒットする!…かもしれない。


それが運というもの…

なんだけど、ずーっと埋もれた漫画家だった

私の人生も、実は捨てたもんじゃない。


(なんと)30年も漫画を描いてるけど

ずーーーっと描いているんだもん。


ずーーーっとですよ。


あきらめたことはないし。


描くことがなくなったことはない。


これ、すごいことですよ。(でしょ?)



だって売れてもない、無名のくせに

なんだかんだでずーっと漫画家を続けている。(しぶとい)


で、売れてないくせに、自力で生活できている。

ちゃんと…自分一人生活する分は稼いでいる。


売れたことないから、チヤホヤされたことないから

見栄もはる必要もない。

売れてないから、変な人もあんまり寄ってこない

(お金目当ての人とか)


あれ、なんか、私って、結構ラッキー?な人生送ってる?(笑)



相変わらずストレスは多いが

(未だに「なんで漫画描くの?」と聞かれる・イラッとする)


これからも頑張る!!!!



このコンテストで入賞すれば、

cakesで連載させてもらえる…かもしれないのだ。


そうしたら、今までになかったチャンスにも出会える。

このストリップ漫画みたいに

いろんなおもしろいところに取材して

コミックエッセイを描ける機会も増える。


まあ、落ちたとしても…

勝手に取材して漫画描けばいいんだけど!





















posted by 蒼乃シュウ at 14:56 | TrackBack(0) | 日記

2020年05月09日

ミステリーは女同士に限る…私好みのミステリー映画を観たよ!

ユーネクストで洋画の「ミステリー・サスペンスをチョイス。

めっちゃおもしろい映画を観ました☆










「あるスキャンダルの覚え書き」

2006年イギリス



見放題&吹き替えあり

なので仕事しながら観れるのが嬉しい☆


このお話は、実在の事件を元にした小説が原作です。

その実在の事件というのは、

女性美術教師(既婚者)が男子生徒(もちろん未成年)とデキてしまい

教師は淫行で逮捕されるけど(しかも男子生徒の子を妊娠、出産)

出所したあと、その男子生徒とめでたく(?)結婚したという…

仮出所のときにも男子生徒とイタしてまた妊娠してたという…

なんとまあ…なスキャンダルなのですが、

この誰もが「ええっ、そ、それでそれで?」と

興味をもってしまうような事件が下敷きになっているのですから

まあ、それはもう…


おもしろかった…



しかし、それはそれ、これはこれ。

この映画は心理サスペンスとして最高の物語になっておりました!

実際の事件を見れば、そりゃあ、その美術教師と男子生徒の

関係にクローズアップしたいところじゃないですか。


でも、この映画はかなりひねってあって、

その関係を見守る(?)定年間近のオールドミスな女性教師が

主役。彼女の歪んだ視点、で、一人称で語られる

ぶっ飛んだ心理サスペンスなのでした!


結局、淫行した女教師は被害者っぽく描かれてあったし

「そりゃ仕方ないよね〜」的な感じでした。

主人公のオールドミスの異常さがまあ、えげつないっつーか…こーゆーの、




好き。




ラストも、「ありがち」な終わり方。

だけど、好きやねー、この終わり方。

孤独なババアを悲劇のヒロインにしなかったことに

拍手!なのです。

そうそう、こういうキャラクターはもうとことん悪女、魔女、えげつないババアであってほしい!


物語の中でも女教師は既婚者で、とっても美しいのだけど

ダンナはジイサン。子どもが二人。

この微妙なところが…うーん、素晴らしい…

主人公のバアサンと、友情のような恋愛のような

甘い関係を結ぶのだけど(満足してたのはバアサンだけだけど)

これもまた百合なのかなとおもいました。

新しいタイプの百合。

百合は無限だー!


つーかね、もうミステリーやサスペンスに

「男」はいらねーな。

いてもいいけど、魂はいらんね。

もう、「女」だけで素晴らしいミステリーやサスペンスは

できちゃうんだ。男は邪魔です。


この物語の男子生徒も、「アホ」っぽさがよく描かれておりました。

そうそう、男は「アホ」な役割で良いのよ!


「女同士」というシチュエーションで

いくらでも物語はできる!できるのだ!








































posted by 蒼乃シュウ at 15:15 | TrackBack(0) | 日記

2020年05月05日

女性向けのちょっとセクシーな漫画。今年のゴールデンウィークはおうちで漫画読んでね!無料だよ!

ストリップ172.jpg

通算15冊めのオリジナル電子書籍は

「ルポ漫画・はじめてストリップ劇場にいってきたはなし」

です!

「鹿児島にいってきたはなし」も収録しています!

無料ですよ〜!





こちらもよろしく!

013 ningyohime.jpg

ネーム大賞で佳作をいただいた「人魚姫」の完成原稿です!




もちろん無料!無料ですよ〜!


基本的に女性向けのストーリーですが

もちろん男性にも読んでもらいたい…!


でもやっぱり女性のための性とかエロスとか…

女性に共感してほしい内容ばかりですので…


女性に読んでもらいたい!!


よろしくお願いいたします!



posted by 蒼乃シュウ at 16:08 | TrackBack(0) | 電子書籍

2020年04月30日

「はじめてストリップ劇場にいってきたはなし」を電子書籍にまとめました!

ルポ漫画表紙.jpg

「ルポ漫画・はじめてストリップ劇場にいってきたはなし」

無料です!!


pixivでもかなりの(私としては…)観覧数!
たくさんのブックマークもいただきましたので…

しつこいようですが、
当分コレを推していく!

(だって今まで、こんなにヒットした漫画はなかった…)

ルポ漫画家になるつもりはないけど、
こういう取材は今後もしていって
いつもの自分の漫画に生かしていきたい!!

ストリップだけでなく
鹿児島にいってきた話もいっしょに収録していますよ!





posted by 蒼乃シュウ at 12:04 | TrackBack(0) | 電子書籍

2020年04月28日

GWでももちろん仕事!

ウチの旦那2−2672.jpg

毎年GWとか関係なくて、

世の中が浮かれてると仕事しにくいなーと

思いながらだったのですが

今年は自粛ムードなので…


こんなに「どこにも遊びにいくな!」と

いいつつも、連休は連休のままなんですね。

そもそも、連休になるように設定したのは

みんなで遊びにいって経済を活性化させるためなんじゃないの?

まあどっちにしろ私にはあんまり関係なのですが…。


いまやってる原稿は、3話分の、第2話、で

もうすぐできます。

これが完成したら、あと一話。


ネームの時点でいろいろ言われて

修正もしたりして

ストレスたまったけど、

やっぱりこれくらい長い話を描けるのは

ありがたいことだし、

私の作品であることには変わりないので…

がんばります!


普通の主婦に彼女ができてしまうという話なんだけど

(ちゃんと旦那のことも愛しているという設定)

本当はもっとこうしたかった…と

悔やむ点はいくつもあるけど

とりあえずは…

私の意見も通ったので

たくさん読んでもらえたらいいな!















2020年04月27日

仕事をしていてツライことC

人魚姫 表紙 雨72.jpg

昨日の「日曜美術館」で紹介していた

100歳の画家の女性にめっちゃ感動!した!

そのVTRは以前にも見たことがあって、そのときも

じぃーんと胸が熱くなったことを覚えている。

そして現在…、104歳で現役!

(よかった!)

次の作品にも意欲的に取り組んでいる。


その画家の女性は、大きなキャンパスに青い芥子の花を描きながら

とても幸福そう。


だんだん、絵がわかってくるんです…と言いながら

描いている。

100歳でも…

描いても描いても

描けば描くほど…

絵というものは完成がなく

描いていけるものなのだ。


目的が見つかれば、人生はあまりにも短い。

100年では足りない。


でも…

目的が見つからなければ

100年はあまりにも長い。


それは酷な話だけど真実だ。

目的や目標は、他人が与えてあげるものではない。



私も漫画を描いてきて長いけど

おもえば…

自由に「描いている!」と実感できている時は

まだ、あまり無い。

あることはある、けどとても少ない。



漫画家の仕事というものは

まだまだ画家や小説家ほど

「偉い」ものではない。


画家や小説家のように

自分の意見を描く、

自分の考えを描く、

世間に問いかける、

世間を変える、目覚めさせる

などという高貴なものでも

芸術的なものでもなくて


「仕事」となると常に上に編集者が

構えている。

編集者が、出版社が、

見出して、売ってやる、という形が

まだまだ主流なのだ。


私は幼い頃、手塚治虫や竹宮恵子、その他大勢の

素晴らしい漫画に出会って

「目覚めた」し、

生きていくことができた。

それなのに…


漫画はエンタメ的なだけではなく

充分、芸術的だし、世の中を問うものだとおもうし

目覚めさせるものだと思う。


そう思って私は漫画家になったはずなのに…



いつまでも

「売れてない」

「無名」

ということが私を消極的にさせているし、

編集者に対し委縮してしまうし

どうしても

「仕事をいただく」という姿勢でいてしまう。


私は何も、編集者にへいこらとしてほしいわけではない。


ただ、私は私の漫画を描いていきたいだけ。


漫画も


描いても、描いても

終わりが無い。


それは別に「10ねんも連載が続いた」とか

「100巻までいった」

ということではなくて。


私は基本、読み切りがいい。

短編小説がいい。

1本の映画くらいのストーリーがいい。


それを何本も何本も積み重ねて自分を表現していきたい。




なぜ、漫画だけがいつまでも地位が低いのだろう、と思う。


出版社から依頼を受けて仕事をしていると

「スゴイですねー」と言われるけど

何がスゴイのだろう。



当然のようにプロットを提出させられて

それをチェックさせられ

ダメ出しを受け、

結局、どこかで見たような話にまとまる。


私の意見、考えなど、まるで無いかのように扱われて

「このプロットじゃわからない」

「これではウチの読者向きじゃない」

と言われる。


プロットでわからないのは当たり前なんだ。


逆にいうと、プロットですべてわかってしまうような

漫画は、漫画として失敗なんだ。


でもプロットが通らないと、仕事につながらないのだ。



1本が32ページとして、

32ページを原稿にするには

1カ月かかる。


1ページにつき5時間ほどかかるからだ。

(ネーム抜きで)


1カ月すべてをついやして

やっと32ページ描ける。


1年は12カ月しかない。

1本につき12ぶんの一を費やす。


そして私は若くない。

命には限りがある。


できれば100歳になっても描きたいけど

今のような形で描くのであれば、

当然もたない。


「売れてないくせに」と

言われるかもしれないけど、


本当に自分の、描きたいことを描きたい。


趣味で描くにしても、

32ページでまるまる1カ月かかってしまうので

原稿料がでないと、生きていけない。



プロットからネームまで、

編集者と何回も話し合って

直しながらできたネームと


自分が「描きたい」とおもいながら描くネームで


絶対に「おもしろい」と思うのは

後者なのだ。


描いていても幸せだし、いつまでも描きたいし、

(きっと)読者の心に響くのは

後者…なのに。



実際、長いことやってて

たいして売れないしいつまでも無名だった。


編集者の意見を入れながら描いたって

自分も読者もたいしておもしろいとおもってもらえてないのだ。



ここ2年くらい、ずっとうだうだと悩んでる。

どうしても壁を越えられなくて。


どうしても…

自分の描きたいものを自由に描いて

生きていきたいのに。














posted by 蒼乃シュウ at 15:41 | TrackBack(0) | 日記

2020年04月26日

女という謎の生き物を紐解くような…



「ソナチネ」小池真理子著

短編集です。

私は小池真理子氏の短編小説が大好き!!!

なんです。


いつもだいたい、好きなのは

ラストがえぐいミステリー。

さらっと、軽やかに、人を見殺しにしてしまうような

残酷さが好き。

なんというか、めっちゃ「女」!なのです。


しかしこの短編集は、

ラストにオチは特になく、

さらっと…というか

放り投げるように終わっています。

その過程の、

なんだか、胸のつかえ、のような

ドロっとしたものを、

まさに放り投げるような快感があります。


なんでもないようでいて、どこにでもいるような

女…が主人公。

いやはや、こういう「普通」の「どこにでもいる」

女こそが…



怖い!!




のだ!



posted by 蒼乃シュウ at 16:24 | TrackBack(0) | お買い物

2020年04月24日

もともと、そもそも、自宅で仕事

ウチの旦那2−772.jpg







今世の中はコロナウィルスの影響でいっぱい!

自宅で一人で仕事することを強いられているのです!

そんな!

と思いきや、私はコロナ前から、そもそも

自宅で一人で仕事してたやん!

てことで、最近急に自宅で一人仕事になった皆さん…

ようこそ!

て感じです。


自宅の方が実はサボれないっていうのは真実…でしょ?

とはいえ、ずーっと家にいるのは

私もキツイので、今朝は早起きして

喫茶店でモーニングして業務スーパーで食材を買いに

行きました。


帰ってきてから、サクサク仕事です。

下絵やペン入れは相変わらず手描きなのでしんどいけど

仕上げはデジタルなので、すいすい〜という感じです。

でも調子乗ってやってたら画面がフリーズしてしまって

途中までやってた分が消えてしまったけど…


そういうアクシデントもあるけど(こまめに保存しましょう!)

やっぱり、手で描き描きするよりも

PCで処理をしている時間のほうが、

気持ち的になんかラク、で、時間も早く過ぎてしまうような

気がします。


私はもうだいぶ前から、アシさんは頼まずに一人で

やってるんだけど、

当然のことながら、アシさんいっぱい雇ってやってる

先生方もたくさんおられます。

そういう職場は…

今、めっちゃ困るんじゃないかな…

それでなくても、トーンなど漫画の画材が品薄になってきているので

もういっそ、デジタルにしてしまえば?

…なんて勝手なこと言ってしまいましたが

だいたい、私自身がPC苦手で、デジタルなんて絶対無理!と

言っていたのですが、なんということでしょう

ちゃんとPCでデジタルで仕事できるようになったでは

ありませんか!!

(覚えるまで2年かかったけど!)


しかしやっぱり、完璧ではなくて

突然フリーズしたり、理由なき不具合で

泣きそうになったりとか

相変わらずしております…。










2020年04月17日

読み応えあり!興味津々「飛田」の話




こういう本は、やっぱりおもしろい。

好きなのだ、この手のアンダーグラウンドな本が。


知らない世界の「常識」を知る時の驚きって、

ある種の「快感」なのだとおもう。


共感できないのに、共感してしまう。

いつもの常識が打ち破られる瞬間に、人は感動するのだと思う。



この本は、ただ飛田で働く女の子にインタビューをして…という

ものではなく、実際にオーナーとして店を経営していた人の経験談。

現在は店は手放したけど、スカウトマンとして活躍しているらしいです。


そういう人の、人の…女の子を見る目は

鋭いし、めっちゃ興味深い。

業の深い仕事であるとは思うけど、

その「人として」の、ぎりぎりのあたりって、

ものすごく興奮しちゃうんじゃないかな。


実は私も、昔、飛田に訪れたことがあります。

だいぶ前なのですが、冗談半分で、男女友人4人で

歩いたのでした。



まだ夕方だったけど、途端に空気が違うのがわかった。

お店に座っている女の子は、本当に綺麗で、

そんなことしなくても、AKBに入ったらいいんじゃないの?とか

思ったけど、まあそれは人それぞれ。理由や事情があるのですね。





posted by 蒼乃シュウ at 12:52 | TrackBack(0) | お買い物

2020年04月13日

仕事をしていてツライことB

セーラー服に、棘 2表紙.jpg








コロナの影響で、テレワークとか在宅勤務とかが

流行っているらしい。

流行ってる、って言い方はヘンなのかもしれないけど。


私はずっと以前から、在宅勤務だ。

漫画家なんだから、当たり前なんだけど…


ネームとか、プロットを考えるときは絶対外出する。

カフェとか街をブラブラしながら考えると

いい。いいっていうか、それしかできない。


在宅勤務…なのは、その後。

ひたすら下絵を描いて、ペン入れて、仕上げ。

これらは、ただひたすら時間がかかるので

誰にも会わずにもくもくと、やる。

海外ドラマ観ながら。


在宅じゃあできねーよ!という方はここがポイントなのかもしれない。

考えなきゃいけないときは、カフェ行って

(今はスタバ閉まってるけど)

ひたすら作業のときは、海外ドラマ(海外じゃなくてもいいけどさ)を

観ながらやればよい。

「ドラマなんか見ながら集中できるのか」と

言ってくる人がいれば無視すればよい。









で、ところで「仕事をしていてツライこと」とは

在宅勤務とか、そういうことじゃなくて、

やっぱり最近、ひしひしと

辛い…とか危機感が湧いてくるようになった。

(中年の危機かしら?それとも更年期障害?)



仕事をくれる出版社、編集者さんには

めっちゃ感謝してる。

仕事ほしい!ギブミー!

で、今、まとまったページ数の仕事をもらえて

3カ月ほどかけてネームを作って

原稿をやっているのだけど。


ネームは一生懸命、やった。

「年数だけはベテランの漫画家の意地!本気で描いたやつ」

であって、編集者さんにも絶賛された。

自分でも…おもしろい、と思う。

今流行りのセックスレス問題に加え、不倫、浮気、百合の要素もいれた

新感覚セックスレスもの!だと思っている。

ラストも満足いくものになった。



でも、やっぱり、原稿をしていて

ものすごく不安になる。


だって、過去にもネームでは絶賛されたけど

実際、ダウンロード数がイマイチで

「おもったより売れませんでしたねー」と

結局言われちゃうことが、よくあるのだ。


つーか、いつもだ。


3冊出した単行本だって

「愛しのKANSAN男子」も「ドキドキ☆ミダラなシェアルーム」も

「小悪魔switch」も。

全部、おもしろい。

編集者さんに「これはイケる!」と言われ

出してもらった自信作ばかり。


でも、たいして売れなかったので、

どこの出版社でも蒼乃シュウは「ポイッ」と

捨てられちゃった。


編集者が絶賛するものと、読者が求めるものは違う…


その溝をどう埋めてよいのやら。


そして現在よーく考えてみた。


もしかして編集者が絶賛するものは

結局、売れないものなのではないか…?と。


漫画家は、まず、ネームで編集者にOKをもらわなければいけない。

そうしなければ原稿にかかれない。

原稿にできなければ原稿料はもらえない。


だからまず第一関門である「編集者」という壁を

突破しなければいけない。

そういう、この業界では「普通」のことが、

もはや、現在では通用しないのでは?とおもった。


でね、私がちらりと考えた極論は…


編集者が「それはダメ!」と言うものの方が

売れるのではないか?


ということ。


いや、別に編集者が反対すりゃいいのか、っていうのは

また違うんだけど。



そういえば…

あの「ベルばら」の池田理代子先生だって、

はじめは、ベルばらは反対されたのだ。

でも、反対を押し切って連載をスタートされると

大ヒット。


そういうエピソードはよく聞く。

「はじめは反対されたけど…」というやつ。


もちろん「ほうら、やっぱり、言ったでしょ」というケースも

あるに決まってる。


でも…。


ここで大事なのは、作者自身が「どうしてもこれを描きたい」という

強い意志なのだと思う。


場合によっちゃー、編集者と戦うくらいの強さがいる、のだ。

いい子ちゃんではいけないのだ。


そもそも作家なんて生き方は普通じゃないのだ。

対する編集者は会社員。

いい大学を出たいい子ちゃんだ。


大手出版社の編集者は、「自分の(会社の)思い通りに書いてくれる作家がほしい」は、

本心だと思う。


そんなこと言われて喜んでる作家は作家ではない。ただの「下請け」ではないか。



仕事はもちろん、キチンとやる。締め切りは守る。

それは当たり前。


でも…


プロットのときから何度も「打ち合わせ」と称して

向こうのいいように変更させられ…

ネームでも

「これじゃあ読者に反感かうかも」という理由で

手直しさせられ…

それはもはや「推敲」とはいわない。



本当に、魂で描きたい…

本当に、私が「いい」という漫画を描きたい。


それは贅沢なのか?

それは甘いのか?

そんなんじゃ「食ってけない」のか?

直されて私らしさが半減したネームを原稿にしながら

悲しくなる。


私の、本当に私が描いた、という漫画で

生きていきたい…とおもう。

























posted by 蒼乃シュウ at 13:49 | TrackBack(0) | 日記
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ティーンズラブを主に描いておりました。以前は本名でミステリーや普通の少女漫画も描いていました。 Twitterは @pinokodoaonoshu ぴのこ堂
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