2020年04月26日
女という謎の生き物を紐解くような…
「ソナチネ」小池真理子著
短編集です。
私は小池真理子氏の短編小説が大好き!!!
なんです。
いつもだいたい、好きなのは
ラストがえぐいミステリー。
さらっと、軽やかに、人を見殺しにしてしまうような
残酷さが好き。
なんというか、めっちゃ「女」!なのです。
しかしこの短編集は、
ラストにオチは特になく、
さらっと…というか
放り投げるように終わっています。
その過程の、
なんだか、胸のつかえ、のような
ドロっとしたものを、
まさに放り投げるような快感があります。
なんでもないようでいて、どこにでもいるような
女…が主人公。
いやはや、こういう「普通」の「どこにでもいる」
女こそが…
怖い!!
のだ!
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