2021年11月29日
「ナイルパーチの女子会」を読み終えました。
ドラマで観て、おもしろかったので、原作も読むことにしました!
で、読み終えました!
想像以上に読み応えあり!!
もう、読んでるあいだ、ずーっとずーっと
「お、おもしろいよぉ」「怖いよお」「あうう、おもしろいよぉ」「こ、怖いよー」
の繰り返し。
それくらい、ずうっと読んでいたかった。
たまに、小説を「これ、いつおもしろくなるのかな?」と
頑張りながら読むときもあるんだけど、
そういうのが一切ナシ。
買ったからといっても、読んでて「おもしろくないなぁ」と感じたら
早めに本を閉じるのがいいと思います!
私は、ドラマなど映像にしたものが好きになると
なるべく原作も読んでみることにしています。
小説→ドラマは、コミカライズにも共通するし、
どの部分をピックアップしてどの部分を端折るのかな、
ということがとても気になるし、
勉強になるからです。
今回の場合、設定を大きく変えていたのが、
原作では、えりこは都内のマンションに両親と住んでいる
という部分を、ドラマでは
一軒家に母と二人暮らし(父親は他界)。
その他、細かなところも、ドラマ用に整理されていたという印象です。
あ、ヤンキーの派遣の子が浮気男の手にぶっ刺すのは、
ドラマではボールペン、小説では芋けんぴ(笑)
小説の中盤では、えりこが翔子に汚い言葉を使って叱責するシーン
なんかもあって、すごく読んでて辛かった…。
翔子は結局、旦那さんと復縁できたのかなぁ…。
このまま離婚しちゃったのかな。
小説では、翔子が浮気しちゃう経緯も
父親との確執もちゃんと書かれていて
納得がいきました。
ラストでは、頭の中だけだけど、
きちんと父親と向きって未来を思い描く翔子は
偉いと思う。
応援したくなる。
自分も前向きになりたいと思わせてくれました。
翔子ガンバレ!と、ちょっと涙ぐんでしまった。
最後までよくわかならなかったのは、
えりこです。
結局、えりこは立ち直ったのだろうか。
翔子に対してしてしまったことを
悪いと思ってんだろうか?
でも、えりこは商社で働くときは
すごくイキイキして…
女性でも、こういう人はいてもいいと思う。
仕事なら頑張れる!と言える強い女性。
プライベートでのあまりの落差が気になってしまいます。
結局えりこは会社も追われることになってしまって
居場所がなくていたたまれません。
心底仕事が好きで、仕事上でなら
女性とも心が通い合えるのに…。
えりこのことは好きになれない。
でも、この小説は、大事に何度も読み返そうと思います。
特に、えりこのモノローグは、何度も思いだしたい。
なぜかというと、私もえりこのような思考になるときが
あるからです。
「こっちのほうが正しいでしょ」と
相手からしたら大きなお世話であることを
押し付けることを…
以前はよくしていたかもしれない。
そして今でも、だいたい、イライラの原因は
えりこのよいな思考に陥っているとき。
これはもう、戒めとして
「あ、いかんいかん、今、えりこになってる」と
自分に気づかせていきたい。
きっと、誰でも、
えりこのような部分と、翔子のような部分が存在してる。
だからこそ、この物語は怖いけどおもしろい、
おもしろいけど、怖いんだろうなぁ。
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