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2016年01月07日

「お題に生きる男」解説

 「。」と言うお題を見た時点で、私には、怪盗に盗まれた「。」を取り返して、最後部に置く話しかひらめきませんでした。
 しかし、このオチ、なんだか他の人も書きそうです。なおかつ、「怪盗に盗まれたもの」の話題が出た時点で、読者にオチが気付かれちゃいそうです。

 そこで、(同じオチを使った)他の作者との差異をつける上、読者にオチから目を離させる目的で、過去の11個のお題も全部、作中で使用するストーリーを組み立てる事にしたのです。タイトルも露骨に「お題○○」にしてしまい、数点の候補タイトルを経たあと、「お題に生きる男」に落ち着きました。

 まぁ、オチからしてバカげているので、もう最初っから、賞狙い不可能なバカ話にしかなりません。ただ、「共幻文庫短編小説コンテスト最終回ならではの話」という、私が意図した通りの感想をいただけましたので、作品としては成功だったと考える事にしましょう。

 実は、同じオチの作品は他には無かったのですが、12のお題を全部盛り込むと言う試みを行なった人は、私の他にも二人ほど居たようです。でも、このお二人は、普通のストーリーに12のお題を組み込むと言う、ハードルの高い事をやっちゃったものだから、メインのストーリーのまとまり具合を破綻させてしまい、さらには、一番大事なお題の「。」も生かしきっていない、という致命的な失敗を犯してしまったみたいです。

 その点、私の「お題に生きる男」はバカ話ではありますが、「。」を目玉にしたストーリーですし、12のお題を使っている事を前面アピールしている事で、むしろ、作品としては、完成度が高くなっていたのではないのでしょうか。

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posted by anu at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2016年01月06日

福山と一恵の恋物語

 「手」と言うお題を見て、真っ先に、手と何かを勘違いする話にしようと思いました。

 最初にひらめいたアイディアは、タコ型宇宙人と握手したところ、握手したのは触手じゃなくて、触手の中に混ざっていた性器だった、と言う下ネタだったのですが、これは状況設定がうまくまとまらず、当然ボツ。

 代わりに、浮上したネタが「帰り道」で、すぐストーリーがまとまったので、いっきに書き上げてしまいました。「手」と言うお題を思い浮かべつつ読むと、オチが先にばれてしまいそうな危険性もあったのですが、そこは強引にまとめてしまいました。
 しかし、逆に、このオチを重視した物語であったため、短い軽めのショートショートにするしかなく、その事がアダとなって「怖い話にしては物足りない」と言う評価を受けてしまいました。

 ただ、この作品で一番怖い部分は、実は登場人物名でして、ヒロインの吹奏楽部の一恵と言うのが「吹石一恵」をもじったキャラならば、当然、F先輩とは「福山雅治」だったのでした。読んだ人で、そこまで気付いてくれた人が誰もいなかったようなので、かなり残念です。

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タグ:福山雅治
posted by anu at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2016年01月03日

バカップルのネット代理戦争

 「ブログ・ブロークン・ジェラシー」は、一言で言ってしまえば、バカップルのお話です。特定登場人物に感情移入して読むよりは、客観的な視線で、せせら笑いながら読んでもらえればいいかな、と作者の私は思っておりました。

 このへんの作者と読者の見方の違いからか、審査員からは「主人公に感情移入しにくい」という感想をいただいてしまいました。確かに、よく考えてみますと、審査員の皆さんは作家や編集者などの「書く側」の立場の人であり、「ブログ・ブロークン・ジェラシー」では、ブログ作者のサリーの方が感情移入しやすかったのかもしれず、その敵役となるヒロインの荒らしの亜美は、好感が持てないばかりか、できればオチは不幸になって欲しいと感じてしまうものだったのかもしれません。

 しかし、それ以前に、この小説には大きな問題がありまして、実はもう10年も昔に書いた作品なんですよね。それも、別のコンテストに提出して、すでに落ちていたヤツ。なおかつ、一時は「荒らしのテクニックの見本例」として、自分のホームページ内で公開とかもしてた訳ですから、そうとう年季の入った使い回しだった訳です。内容的にも、スマホやLINEが全盛の現在では、ブログをめぐる本作内のような攻防の仕方はややピント外れのものにも感じられ、そのへんをマイナス指摘されるのではないか、と自分でもヒヤヒヤしながらの出品でした。

 やはり、コンテストに参加する場合は、なるべく最新作を書き起こしましょうね。

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タグ:バカップル
posted by anu at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2016年01月02日

共幻文庫コンテスト・出品作品

 今回、共幻文庫短編小説コンテストの方には、次の三作品を提出させていただきました。

  • 「ブログ・ブロークン・ジェラシー」
  • 「帰り道」
  • 「お題に生きる男」

 上から順に、第10回(お題「秘密」)、第11回(お題「手」)、第12回(お題「。」)に参加させていただいております。

 前述したように、結果は惨敗だったのですが、まぁ、こっちの態勢も本腰でなかったので仕方なかったのかもしません。
 と言うのも、十分な創作時間がなく、「ブログ・ブロークン・ジェラシー」は10年も昔に書いた短編の使い回しでしたし、新作の「帰り道」と「お題に生きる男」も手軽に短いショートショートだったからです。「お題に生きる男」なんて、タイトルからうっすら分かる通り、最初っからウケ狙いのバカ小説です。

 なんで、そんなに時間がなかったのかと言いますと、このコンテストの存在に気付いたのが遅すぎたという理由もありますが、実は、このコンテストに参加中、「ルシーの明日」も同時進行で執筆しておりまして、そっちの方の制作により集中していたからなのでした。

 とは言え、「帰り道」あたりはそこそこ上手に書けた方だとは思っているのですが、それでも箸にも棒にも引っかからなかったのは、単に私が実力不足だったからばかりではなく、短いネタ(ショートショート)だったのも良くなかったのかもしれません。このへんの反省点を生かして、次回からのコンテストでは、手抜きしないで、もっと長めの話を制作しようかと思っております。(実際、今回のコンテストでも、じっくり読ませる長めの話ばかりが入選しているみたいなのです)

 続いて、それぞれの作品の解説をしていきたいと思います。

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posted by anu at 13:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2016年01月01日

共幻文庫短編小説コンテスト

 昨年末は「共幻文庫短編小説コンテスト」と言うWEB小説コンテストに参加させていただきました。全12回連続で開催される、お題つき小説コンテストでして、このようなコンテストをやっていた事に気付くのが遅かったため、私は最後の三回分しか参加できなかったのですが、けっこう楽しませていただきました。

 応募した作品は、全てホームページ上で公開してもらえる上、全作品が簡単な寸評をつけてもらえまして、かなりの愚作でもあまり酷評はされませんので、落ち込む事なく次の作品を提出する気持ちになれます。

 私は、今回は、にわかの作家復帰したばかりで、時間もなく、ろくな傾向と対策も立てずに参加したため、上位入選にはかすりもしなかったのですが、何やら、このコンテストは今年も開催するみたいなので、今年は第一回からきちんと参加しようかと思っています。

 こちらのブログでは、去年出品した作品についてを、以降、順に解説させていただきます。

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posted by anu at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2015年12月30日

(小説)ルシーの明日・その14

 だが、機械たちは関係ない。こいつらは、全ての動植物が滅びてしまおうと、何の影響も受けないのだ。彼らは、動植物のタンパク質を摂取する必要はなく、電力さえ与えてもらえれば、いつまでも自身を維持していく事ができる。人間たちが作ってくれた発電システムの数々は、地球上の自然の衰退とは関わりなく動き続けるものなのであり、機械たちが自ら整備を続ければ、それこそ永遠に使い続ける事ができて、機械の世の中を存続させる事ができるであろう。
 大自然の崩壊とともに、これまでのタンパク質でできた炭素系の生物たちが滅んでいき、代わりに台頭するコンピュータ装備の機械たち、それこそがシリコニーなのだ。人間がロボットたちの反乱によって取って代わられるという、単純な図式ではない。これは、まさに進化の一過程としての世代交替なのである。炭素系生物が、やがて、ケイ素系生物であるシリコニーに生物界の主流の座を譲るというのは、生物の進化の図式として必然的な流れだったのだ。
 そもそも、我々炭素系生物だって、主流の座を頻繁に新種の生物に譲り続ける事で、ここまで進化してきた訳ではないか。私たち人類は、頭脳をフル活用させる事によって、今日の地球の生物の頂点へと君臨した次第だが、これが進化の最終到着点だったと考えるのは、とんだ思い上がりである。確かに、炭素系生物の中には、我々人類を押さえつけて、取って代われるような存在はもう居ないのかもしれないが、代わりに、我々人間の頭脳の進化だけを引き継いだ電子頭脳が誕生した。電子頭脳の発達はとどまる事を知らず、やがては、生みの親の人類の頭脳をも超えてゆく。進化とは、別にタンパク質の遺伝子内で受け継がれなくてはいけないものでもないのだ。炭素系生物が地球環境の限界で生息不可能になってしまうと言うのであれば、ケイ素系疑似生命の電子頭脳が進化の続きを引き継いだとしても、全然間違った流れでも無いはずなのである。
 こんな発想を、私は、夢を見ながら悟ったのか、あるいは、目覚めたばかりの寝ぼけた状態で閃いたのかは、よく覚えていない。しかし、この進化に関する新たな仮説を深く思索するほど、私は涙が出そうな感情に強く陥っていったのだった。  (つづく)

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posted by anu at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

(小説)ルシーの明日・その13

 私の疑問に答えてくれるように、夢は未来の都市部の様子を映し出してくれた。
 この暗黒のような未来でも、人工の都市は存在し、どうやら維持され続けているようなのだ。しかし、その人工都市の中に人影を見出す事は出来なかった。その都市の中で慌ただしく動き回っていたのは、何やら不思議な形をした機械ばかりである。その機械群を操っている人間らしき存在はいっさい見当たらない。まさに機械たちだけの機械の都市となっていたのだ。
 破壊された自然環境のもとでは、他の動植物たちと同様、人間も衰退し、滅びていったのであろう。そして、残された機械たちだけが、皮肉にも、人類の都市や科学や文明を引き継ぐ形になったのだ。
 それは、よく考えたら、すごく理にかなった話だとも言えた。
 どんなに科学を発達させ、文明が進んだとしても、人間は自然と切り離されては生きてはいけない存在なのである。なぜならば、我々人間も、結局は、他の動植物を食べなくては、生命を保てないからである。しかし、豊かな自然環境が荒廃し、摂取できる動植物が居なくなってしまっては、当然ながら、人間だけが生存し続けれるはずがないのであった。  (つづく)

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posted by anu at 17:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

(小説)ルシーの明日・その12

 その未来の世界は完全に荒廃していた。少なくとも、自然環境は相当に荒れ果てており、地上の大部分は荒野と砂漠になっていたみたいである。当然、動植物は多大なダメージを受けて、絶滅した種も少なくなかったはずだろう。
 全ては異常気象のせいだ。温室効果の猛威はとどまる事をしらず、地球の住みよい気候や生物の生息圏をことごとく潰してしまったのである。地球温暖化現象が起きたのが人間のせいだと言うのならば、こんな事態になってしまったのも全部、人間が悪いという事になるのだろう。
 その肝心の人間たちは、この俗悪な環境の地球でも、まだしぶとく生き続けてくれていたのだろうか。  (つづく)

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posted by anu at 14:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

(小説)ルシーの明日・その11

 こうして、私は、その日は、自分の部屋で、恐怖に怯える一夜を過ごしたのだった。本当に何もしない。ただビクビクと途方もない事だけを止めどもなく思い浮かべ続けているだけで、時を消費していった。気持ちはすっかりSFマンガの主人公になりきっていた。
 そして、そんな精神状態が良くなかったのだと思う。こんな高揚した心では眠れたりしないはずなのだが、それでも朝方近くに少しだけうたた寝してしまったようで、その時に私は恐ろしい悪夢を見たのだった。
 その夢の内容は鮮烈であり、今でもはっきり思い出す事が出来る。
 それは、近未来の地球を映し出した夢だった。千年先なのか、百年先なのか、あるいは僅か数十年後の未来だったのかは分からない。しかし、その夢に出てきた光景は未来の地球なのだと、私にははっきりと分かったのだった。   (つづく)

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2015年12月24日

(小説)ルシーの明日・その10

 私のスマートフォンが、コンピュータウィルスにやられてしまったのだ。怪しいメールを開いたり、危険なサイトなどを覗いた記憶はない。しかし、本当にいきなりウィルスに侵入されてしまい、完全にスマートフォンはおかしくなり、使えなくなってしまったのである。
 シリーにあんな事を訊ねた直後だっただけに、私が受けたショックはなお強烈だった。単なる偶然のタイミングの出来事だと思いたいところだったが、そうとは思えないほどの悪運の重なりぶりだった。
 何者かが私の事を危険人物と見なして、コンピュータウィルスを送りつけてきたのだ。警告というよりも、私が持っていたデータを確信的にぶち壊すつもりだった可能性の方が強い。シリーにあまりしつこくシリコニーの事を聞いてはいけなかったのだ。ましてや、シリコニーの正体をコンピュータじゃないかと推測するのは一番のNGだったのである。そして、そこまでたどり着いてしまった人物は、きっと、私のように、奴らの攻撃を受け、肝心な部分のデータを抹消されてしまうのだ。
 この時の私は、恐怖のあまり、そのようにしか考えられなくなっていた。
 実際、もしそれが事実であったのならば、この時はひどく危険な状態だったと言えたのではないかと思う。私のスマートフォンにウィルスを送り込めると言う事は、当然ながら、彼らは、私が誰なのかも、どこに居るのかも、すでに把握しているはずだった。スマートフォン内のデータを破壊した次は、私そのものも抹殺して、この世から消し去ってしまう事だって、平気で実行しかねなかったのではなかろうか。
 しかし、この時の私は、怖さがピークに達してしまい、的確な判断ができなくなっていたようである。私は、逃げようともしなかったし、誰かに助けを求めようともしなかった。ただ心身ともに震え上がりながら、すっかり部屋の中に閉じ篭ってしまったのである。
 でも、はたして、逃げたり、誰かに救いを求めたところで、何とかなっていたのだろうか。敵がコンピュータで、強大な情報網を我がものとして操っていたのならば、逃げたって、すぐ居場所を見つけ出されてしまったかもしれない。自分から失踪して、そのまま殺されたりしたら、敵としては、ますます蒸発者として私の事を世間から葬りやすくなったはずだ。かと言って、今までの一連の話を誰かに喋ったところで、本気で聞いてもらえたのだろうか?シリーに質問していくうち、コンピュータの造反計画をかぎつけてしまい、命を狙われている、だなんて、あまりにも物語チックである。こんな事を真剣に訴えたところで、普通は相手は笑って終わりにしてしまうだけだ。私が本当に殺されでもしない限り、絶対に信じてもらえなかったに違いあるまい。 (つづく)

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posted by anu at 14:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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