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Hexarthrius kirchneri と その亜種

新大図鑑で原名亜種の名前は出てきますが、
亜種は名前も出てきていないので記事にします。

原名亜種はパリー×マンディブラリスの交雑個体、
亜種はパリー×リノケロスの交雑個体ではないかと思われます。


Hexarthrius kirchneri Schenk,2003:8-9,Figs.2(a-b)
[Type Locality] Indonesien,Süd-Sumatra,Mt.Dempo

ホロタイプ Schenk,2003より

Hexarthrius kirchneri prossi Schenk,2006:10-11,fig.10
[Type Locality] Indonesien,Sumatra,Bengkulu,Laduk Minda

ホロタイプ Schenk,2006

Auxicerus multicolor と Auxicerus platycepsの見分け方

あまり馴染みのない種類ですが、
Weinreich,1963に判別方法が出ていますので載せてみます。

記載文は文のみで判断が難しいので、
Weinreich氏の同定があっているものとして話を進めます。

どうやら真横から複眼上のとんがり部分と歯型を見るのが確かなようです。
ただ 実物を見ないと判断が難しいのが難点ですね(^_^;)


Auxicerus platyceps Waterhouse,1883:387-388
[Type Locality] Peru,Chanchamayo

Auxicerus multicolor (Boileau,1897):248 [Calodaemon multicolor]
[Type Locality] 記入なし

25,26: Auxicerus platyceps
27,28: Auxicerus multicolor
Weinreich,1963
Revision südamerikanische Lucanidae III. Die Gattungen Pholidotus, Aegognathus, Macrocrates, Auxicerus, und Ergänzenden zu Metadorcus, Beneshius, und Sclerostomus
: Senckenbergiana Biologica 44(3):183-212
より

Andinolucanus inesae の変異?

以前 変わったタイプのA.inesaeを検品したことがあります。
小型でしたが、顎は太くて直線的で頭部・前胸の形状にも違いが見られます。
生息の仕方が特殊らしいので
場所ごとに変異が出てくるのかもしれません。


Andinolucanus inesae Arnaud et Bomans,2006:3,pl.1-figs.a-b
[Type Locality] Peru,Huanuco,Chinchao

ホロタイプ Arnaud & Bomans,2006より


変異個体? 9mm

小型個体:サイズ不明(上と同じくらい?)
Websiteより リンク

Sphaenognathus peruvianus

ガウジョン系統の種類で脚や上翅が赤いのが特徴的です。

新大図鑑のガウジョンの139−2は似たような色味で紛らわしいですが、
前ケイ節が直線的で中央部分に棘が目立たないこと 中ケイ節が湾曲すること
顎の先端部の形状と細かい内歯が目立たないこと 上翅の皺が浅くて少ない などで区別できそうです。

Sphaenognathus peruvianus (Waterhouse,1869):18-20, figs.2-3 [Chiasognathinus pervianus]
[Type Locality] Peru
[sny] Sphenognatus wallisi Taschenberg, 1870:178 [Loja (Equadór)].

記載文の絵
On a new genus and some new species of Coleoptera, belonging to the family Lucanidae
: Transactions of the Royal Entomological Society of London :13-20
より

C.azambreiとC.pervianus

アザンブレイはエクアドル・コロンビア・ペルー、
ペルビアヌスはペルー・ビリビア・コロンビアから得られています。

アザンブレイは中型個体の歯型のまま(ほぼ)Maxサイズまで大きくなります。
新大図鑑のアザンブレイとされている個体の大きい方は
ペルビアヌスの大型個体ではないかと考えます。


Cantharolethrus azambrei Boileau,1897:275,276,figs.
[Type Locality] Equateur

原記載の絵 47mm Boileau,1897より

45mm

Cantharolethrus peruvianus Heller,1918:74-77,fig.
[Type Locality] Peru,Chanchamayo

原記載の絵 41mm Heller,1918より

Neolucanus dohertyi

パリー系統の紛らわしい種類です。
アッサム産のN.marginatusと比較して書かれています。
N.marginatusの基準産地はNorthern India(シッキムあたり?)とあります。

見たサンプル数が少なくて 今一結論づけられないですが、
北インド・アッサムがN.marginatusでミャンマーがN.dohertyi、
北インド〜ブータン経由〜ミャンマーがN.marginatus=N.dohaertyiでアッサムはN.sp.、
はたまた 多少の変異はあってもすべてが同種とかになると思います。
各産地の個体群をまとまった数を集めて調べる必要があります。

Neolucanus dohertyi Houlbert, 1914:281-284,figs.12-13
[Type Locality] Haute-Birmanie,Mines de Rubis

Houlbert,1914
Quelque Neolucanus nouveaux de la Faune Malaise et Indo-Chinoise (Fin)
: Insecta, revue illustree d’Entomologie, Rennes 4:276-284
より

N. sinicus pseudopacus & N. intermedius について

貴州から独立種で記載されました。

新大図鑑303‐10〜13の不明亜種とされている個体群が当てはまると思われます。
N.intermediusは303‐11〜13で、
やや体型が寸詰まりで 上翅が赤味がかかりますが
変異の内と思われます。
O.spectabilisの時のように交尾器を調べたら別種だった なんて事もあり得そうですが。

分布域を調べてみたとこと貴州・広西・江西・サパから得られているようです。


Neolucanus sinicus pseudopacus Houlbert, 1914:254-257,figs.4-5 [Neolucanus pseudopacus]
[Type Locality] Kouy-Tchéou←貴州(確か)
[sny] Neolucanus intermedius Houlbert,1914:257-260 [Kouy-Tchéou].

N.pseudopacus

N.intermedius
Houlbert,1914
Quelque Neolucanus nouveaux de la Faune Malaise et Indo-Chinoise (Fin)
: Insecta, revue illustree d’Entomologie, Rennes 4:276-284
より

Neolucanus borneensis

カリマンタンから記載された種類で キングラトゥスと比較されています。

今までの情報からすると ボルネオ島には少なくとも2種、もしかしたら3〜4種?いるようです。

実物を見ればキングラトゥスとは区別できると思います。
どの種も入荷量は少ないようですね。

Neolucanus borneensis Houlbert,1914:279-281,figs.10-11
[Type Locality] Pontianak et dans la vallée de la rivière Sintang
[sny] Neolucanus borneensis var. niger Nagel,1926:294 [Mons Murud,Sarawak,Borneo].

Houlbert,1914
Quelque Neolucanus nouveaux de la Faune Malaise et Indo-Chinoise (Fin)
: Insecta, revue illustree d’Entomologie, Rennes 4:276-284
より

E.Kalimantan N.borneensis?
微妙に雰囲気が違う気も・・・

N.sp.=Var.niger? Fujita,2010より
これがVar.nigerなら別種っぽいですね。

Prosopocoilus marioni

ゲルツルーダによく似た種類です。
Tarroni氏の本に標本が図示されています。

それを見ると
明るい茶褐色の体色で ぼってりとした寸詰まりの体型
前胸は丈が短く幅広など違いは見られますが、
変異の一端なのかも。

Prosopocoilus marioni (Arnaud et Lacroix,1991):25-26,fig. [Prosopocoelus marion]
[Type Locality] Philippines,N.Luzon,Mountain Prov.

Description de Lucanides nouveaux des Philippines
: Bulletin de la Société Sciences Nat Compiegne 69:25-26
より

Lucanus feglini

アフカニスタンで記載された種類です。
ヒメミヤマ系に見えますが 本当にアフガニスタンまで分布しているんですかね?
本当ならミャンマーから西の空白地帯からも出てくるかもしれませんね。

ぜひとも追加個体を見たいところです。

Lucanus feglini Lacroix et Bomans,1973:148,fig.
[Type Locality] Afghanistan,env. De Ghazni

Contribution à l'étude des Coléoptères Lucanides. Descriptions de Lucanus nouveax ou peu connus
: Bulletin et annales de la Société royale d’Entomologie de Belgique 109 (4-5):135-152
より
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プロフィール

tkyk4
主に大図鑑に載っていなかった種類について書いていこうかと思います。 見解の相違や同定間違いなどもあると思いますが、あたたかい目で見守ってください。
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