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Lucanus formosusと近縁種 + α

ラオスから記載された L.formosusと
新種(2012記載)を含む近縁種についてです。

近年ではL.formosus=L.cyclommatoidesとする傾向がありますが、
当方はその見解には違和感を持っています。
ちゃんと違いが見られ、それぞれを区別することができます。
もっともよく似ていることは確かなので亜種くらいなものなのかもしれません。(交尾器未見)

それと系統が違いますが、
ラオスから似た種類が得られているので
L.hewenjiaeも合わせて載せておきます。


ツカモトミヤマと近縁種 +α

ツカモトミヤマはタイのナン周辺〜ラオス北東部辺りまで分布している小型種で、
最近 カンボジアからもよく似た種類が記載されました。

ツカモトとはちょっと系統が違いますが、
北ラオスから俗にいうフェアメイルに似た種類も得られています。

ヒメミヤマではありませんが、
カンボジアと言えばL.cambodiensisについても触れる必要があるので
L.cambodiensis及びL.nobilisについても書き留めておきます。


ベトナム中部〜南部のミヤマクワガタ +α

ベトナム北部には何種類もいるミヤマクワガタですが、
中部〜南部からも数種得られています。

L.pesariniiなどに近縁なヒメミヤマのグループは得られていないので、
これからも新しい発見があるのかもしれません。


Lucanus wemckeni

アルナチャルから得られる 歯型が特徴的な種類です。

特異な歯型に目を奪われますが、
頭部に立て板が出るのも他種では見られない特徴です。
耳状突起の形状も変わっていて どの種に近縁なのかよくわかりません。

得られる数はかなり少ないそうです。


Lucanus wemckeni Schenk,2007:271-272,figs.1-2
[Type Locality] Nord-Indien,Arunachal Pradesh,Distrikt Along


Holotype Schenk,2007より

Paratype Schenk,20008より

Lucanus singularis 追記

新しい文献を入手し、
そこにシングラリスについて書かれていたので追記します。

Planet氏の文献で♂の絵が書かれています。
多少 誇張されていることを考慮しても、
顎先端の形状 耳状突起の発達が弱い 胴体はぼってりしている
などでフルキフェルと区別できそう

Planet,1903より

[関連記事] Lucanus singularis
[関連記事] Lucanus furcifer

Lucanus angusticornis inclinatus

雲南省から得られる亜種です。

顎が亜種名の通り曲がっているのが特徴です。
44oの小型個体においても 顎は湾曲していました。
記載されるかなり前にも本亜種を見たことがありましたが、
1頭のみだったので 奇形なのかとも思いました。
顎以外の変異はよくわかりません。


Lucanus angusticornis inclinatus Schenk,2008:5,figs.4
[Type Locality] Dauxue Shan,Yunnan

Types Schenk,2008より




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Lucanus fanjingshanensis

貴州省から記載された種類で、
アマミミヤマを巨大にしたような種類です。
サイズは46〜65o

L.maculifemoratusに近縁と思われますが、
耳状突起が外側に張り出さず 歯型が特徴的です。
顎付け根の内歯はサイズにかかわらず痕跡程度で、
中央部の細かい内歯はサイズが大きくなるにつれて増えていくようです。

今のところ限られた場所からしか採集されていないようです。


Lucanus fanjingshanensis Huang et Chen,2010:123-125,pl.3-figs.9-10,pl.4-figs.58-59,pl.14-figs.1-3,pl.30-figs.1-2,pl.41-figs.1-2,pl.48-figs.10-12,pl.51,figs.9-10,pl.57-figs.11-12,pl.60-fig.2
[Type Locality] CHINA:Guizhou Province:Tongren City,Mount Fanjing-shan

Types Huang&Chen,2010より

Lucanus furcifer

シングラリスのシノニムとされることもあります。

記載文にはシングラリスとの比較も書かれていて、
シングラリスは体表がツヤっぽいとのことです。

レクトタイプ指定がされているのかはわかりませんが、
タイプ標本の中にはチベットミヤマも含まれているようです。(プセウドシングラリスも)


Lucanus furcifer Arrow,1950:46-48,fig.4
[Type Locality] SIKKIM:Laehen Lachung, YUNNAN, SZECHUEN:Ouy-Sy

記載文の1部

タイプ標本
Arrow,1950より

[関連記事] Lucanus singularis

Lucanus fujianensis

スズムラ・ミヤマは本種とは区別されて記載されていますが、
同種と思われます。
分布の分け方は本種は福建で L.suzumuraiは広東と陝西。

本種はスズムラ・ミヤマと比べ
耳状突起が大きく側面に大きく張り出し 体型は太短く 顎は強く湾曲する
とありますが、
フッケン・ミヤマのホロタイプの写真の頭部がやや下向きになっているためと思われます。
また 顎付け根の内歯は大きな三角状との事ですが、
広東の個体群でもそのような特徴がある個体も見られます。

記載前にはL.boucheri,L.babaiと種名が付けられて売られている時もありました。
ただし、文献上に名前はありません。


Lucanus fujianensis Schenk,2008:7,fig.6
[Type Locality] China, Fujian, Umgebung Guangze, Wuyi Shan
[sny] Lucanus suzumurai Fujita,2010:12,102-103,figs.272(1-3) [Nanling,Guangdong,China].

Holotype Schenk,2008より

L.suzumurai Types
Fujita,2010より

陝西省産 F氏所蔵

広東省産 Huang&Chen,2010より

シセン・ミヤマとフェアメールについて その2

その2はフェアメールについてです。

記載文の絵を見ると、
歯型・頭部の形状・頭楯・前胸・体型など特徴から
国内でシセンミヤマと同定されている種群と思われます。

国内でフェアメールと同定されている種群は不明種となります。
この同定は旧大図鑑を参照しているものと思われますが、
旧大図鑑のフェアメールの解説では
記載文と合致しない特徴があり再検討が必要 とあります。


[まとめ]
◎ シセンミヤマ=ヒルデガルダ
◎ フェアメール=国内でシセンミヤマと同定される種群
◎ 不明種=国内でフェアメールと同定される種群
※あくまで当方の見解です。


Lucanus fairmairei Planet,1897:265-266,figs
[Type Locality] Thibet

記載文の絵 Planet,1897より

四川産

国内でフェアメールと同定される種群
Fujita,2010より
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プロフィール

tkyk4
主に大図鑑に載っていなかった種類について書いていこうかと思います。 見解の相違や同定間違いなどもあると思いますが、あたたかい目で見守ってください。
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