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Lucanus convexus

アッサムから記載されたフライ系統のミヤマです。
絵からの判断は難しいですが、
フライとビロススの間を埋める種類と思われます。

場所から考えると 
アルナチャルから記載されたフライの亜種と
もしかしたら同種なのかもしれません。

Lucanus convexus Lacroix,1982:14.fig.
[Type Locality] Assam,Nagaland

Notes sur quelques Coleoptera Lucanidae nouveaux ou peu connus
: Miscellanea Entomologica 49:13-30
より

Prosopocoilus tangianus

アッサムから記載された種類で デキピエンスにそっくりらしいです。
(そんなに目立つクワガタがなぜ採集されないのか?本当にアッサム産?)

記載文を訳すと前胸とケイセツの棘で区別できるそうですが・・・。
前胸の違いを直訳すると「武装した男のような前胸」みたいな感じで意味がよくわかりません(笑)
l’armature prothoracique←これ

なんか デキピエンスのラベル間違いを無理矢理に記載したような雰囲気もします・・・


Prosopocoilus tangianus (Didier et Séguy,1953):38 [Cladognathus tangianus]
[Type Locality] Assam

記載文 (絵はデキピエンス)
Catalogue illustré des Lucanides du Globe. Texte
: Encyclopedie Entomologique, Serie A 27:1-223
より

ギラファ 南インド亜種の正式名称

かなり細かいことですが 種名が若干違っていたりすることが多々あります。
正しい名前と間違った名前がごっちゃになってて
記載文を見ないと判断がつきませんでした。
〇:nirgirensis  ☓:nirgiriensis

正式名称は重要ですので 記事に残しておきます。

Prosopocoilus girafa nilgirensis Mizunuma et Nagai,1991:7-14,figs.4,15-16,32 (new name for downesii Hope et Westwood)
[Type Locality] Bombay
[sny] Cladognathus confcius var. withillii (Hope)Boileau, 1913:222 [Withill,Bombay]. [nomen nudum]
Lucanus downesii Hope et Westwood 1845:19 [Bombay].


A revisional synopsis of Prosopocoilus giraffa (Olivier) (Coleoptela, Lucanidae)
: Gekkan-Mushi 242:7-14
より

Lucanus boileavi

顎先端部の形状やケイセツの色や全体的なバランスで
Lucanus maculifemoratus dybowskiと分けられるようです。
正直 判断に困る個体もいたりして
もしかしたら黄河以南で得られるDeybowskiは
朝鮮半島のDeybowskiに似ているだけでBoileaviの変異なのかも。(注:根拠なし)

種名は原記載通りだとL.boileauiではなくL.boileaviとなります。

Lucanus boileavi Planet,1897:205-206,226,figs,1-2,1-2
[Type Locality] THIBET

記載文冒頭と絵
Descriptions de Coléoptères nouveaux
: Le Naturaliste 11:205-206
より

Chewlucanus itiokai

サラワクから記載された2種目のコツメクワガタです。
基準種は爪がはっきりしませんが、
本種とスマトラのC.muramotoaeは爪が大きく かなりDorcusちっくです。
♂の形状だけならHeterochthesにも似ています。

詳しい採集状況を知っているわけではありませんが、
低標高でライトトラップで採集していると聞いています。
低標高はマラリア地帯らしいので 採集されることが少ないのかもしれませんね。

Chewlucanus itiokai Araya et Murai,2010:375-383,figs.1-6
[Type Locality] N.Borneo;Sarawak←記載文全文を持っていないので詳細産地はわかりません。

ホロタイプとパラタイプ Araya&Murai,2010
Description of the second species of the genus Chewlucanus Ikeda et Katsura, 2000 from Sarawak, Malaysia in Borneo
: The Entomological Review of Japan 65(2):375-383
より

Aegotypus marginatus

♀のみで記載された種類で 複眼縁がとがるのが特徴です。
図示した♂は たぶんこれだろうとされた個体です。
東カリマンタンから大量にAegotypusが得られた中に何頭か混ざっていましたが、
数は少ないようです。

Aegotypus marginatus Arrow,1935:115-116
[Type Locality] BORNEO
[sny] Aegotypus trilobatus (nec Parry) Parry,1874:372, fig.5

タイプ標本 Mizunam&Nagai,1994より


E.Kalimantan

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メイトランド と ファウニコロール と ヴァンローニ

この3種については タイプ標本の基準産地間違いや同定間違いで
かなりわかりずらい事になっています。
そんなわけで ちょっとまとめてみます。

簡単にまとめると
ファウニコロールはジャワ産で、
ヴァンローニはニアス産でメイトランドのシノニムとなります。

両種とも似ていますが、
ジャワ個体群は頭楯がとがり ニアス個体群は頭楯が丸いことで区別できます。

Cyclommatus faunicolor (Westwood,1844):106 [Lucanus faunicolor]
[Type Locality] Oriente
[sny] Cyclommatus vanrooni (nec Oberthür et Houlbert) Didier et Séguy, 1953:124

Cy.faunicolor 記載文 Wesywood,1844より

Cy.faunicolor タイプ標本の模写 Westwood,1845より


Cyclommatus maitlandi Parry,1864:40, 84, pl.12, fig.4
[Type Locality] Ins. Nias,(Sumatrae occid.)
[sny] Cyclommatus faunicolor (nec Westwood) Parry, 1870:86
Cyclommatus vanrooni Oberthür et Houlbert,1914:78, 83-84, fig.64 [Java].

Cy.maitlandi 原記載の絵 Parry,1864

Cy.vanrooni タイプ Oberthür et Houlbert,1914より

ついでに

Cy.faunicolor Jawa Oberthür et Houlbert,1914より

Cyclommatus affinisについて

一般的にはズベールのシノニムとしてリストに出てくる種類なのですが、
基準産地はボルネオとフィリピンとなっていて
ボルネオ産はデハーンを指していると思われます。

本来 この種もレクトタイプを指定しなければならず
ボルネオ産を指定した場合はデハーンのシノニムとなります。

記載文の感じだとボルネオ産を基準にしているような雰囲気はあります。

Cyclommatus affinis Parry, 1864:40-41, 84 [Borneo et Ins. Philippinis].

記載文
A catalogue of lucanoid Coleoptera; with illustrations and descriptions of various new and interesting species
: Transactions of the Entomological Society of London (3)2:1-113
より

Ceratognathus irroratus の記載文について

Benesh,1960のリストを見ると 記載された文献とページ数が
Proceedings of the Entomological Society of London :lxxxi (1842)とあります。
で、この本を調べてみてもページが見つかりません。

Krajcik,2003・Holloway,2007を見ると やはり文献が見つからなかったのか
C.irroratusが次に出てくる 1843:362を記載年とページ数としてます。

Mitophyllus属の記載は1843:362なので 1842:lxxxiが間違っているのかもしれません。


Ceratognathus irroratus (Parry,1842):lxxxi [Mitophyllus irroratus]
[Type Locality] Novâ Zealandiâ apud portum Nicholsoni
[sny] Ptilophyllum godeyi Guérin-Meneville, 1845:436-437 [Nouvelle-Zealande,Aucayoolao, Lagoo-Baie et Port-Natal].
Ptilophyllum douei (Guerin-Meneville, 1845)Lacordaire, 1856:42
Mitophyllus curvidens Broun, 1904:50-52 [Karori,Wellington].
Mitophyllus macrocerus (nec Broun) Miller, 1925: (?)

Parry,1843:362
Description of a new genus of Lucanidae from New Zealand
: The Annals and Magazine of natural History, including Zoology, Botany and Geology. London 1(12):362
より

Proceedings of the Entomological Society of London
Benesh,1960によるとこの文献に記載されているはずなんですが・・・
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プロフィール

tkyk4
主に大図鑑に載っていなかった種類について書いていこうかと思います。 見解の相違や同定間違いなどもあると思いますが、あたたかい目で見守ってください。
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