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Figulus gestroi

ニューギニアから記載された種類で、
記載文の絵からだと新大図鑑1205がそれっぽいように見えます。

似た種類との唇の比較図もあるので
がんばればなんとか同定できそうです。


Figulus gestroi Nagel,1928:294-295,figs.12
[Type Locality] Nova Guinea

Nagel,1928より 14mm
12b:F.gestoroi
12c:F.regularis
12d:F.mento
12e:F.foveicollis

Dorcus niasicus

存在自体が忘れられがちな種類です(笑)

記載文は訳してないのですが、
タウルスの小型ってこともあり得るかも。
もしくはD.fuscescensやジャワの小型不明種のような種類なのか。

昔 ニアスの虫がまとまって得られていた時にも
それっぽい虫はいなかったと聞いています。

Dorcus niasicus (Nonfried, 1895):280 [Eurytrachelus niasicus]
[Type Locality] Insel Nias

記載文
Coleoptera nova exotica
: Berliner entomologische Zeitschrift 40(3):279-312
より

関連記事:西ジャワの謎の小型ヒラタ

Dorcus bolanus

PNGから記載された ミークに似た種類です。

♂はミークを小型にし多様な感じで、
ずんぐりした体型と上翅の強い光沢が特徴的です。
♀はジャスミンに非常によく似ていますが(飼育品で確認)、
上翅の筋が若干異なります。
♀は池田晴夫氏著「世界のクワガタムシ」に図示されているものを見ることができます。(D.meeki)

Dorcus bolanus Nagel,1928:281-282,fig.5
[Type Locality] montes Bolan(nova Guinea)

記載文の絵
Neues über Hirschkäfer
: Deutsche Entomologische Zeitschrift :273-298
より


Irian Jaya,Wamena

Pycnosiphorus darwinii

フェモラリスによく似た種類で、
寸詰まり体型・前胸中央部はへこまない・内歯の発達は弱いなど違いが見られます。
フェモラリスのシノニムとされる場合もあります。

当方は亜属扱いにしてますが
細かく分けるとErichius属となります。
もっともErichius Maes,1992自体が無効名って話もありますが。


Pycnosiphorus darwinii (Hope,1841):33 [Dorcus darwinii]
[Type Locality] Chili

記載文
Gray: Synopsis of the new species of Nepal Insects in the collection of Major General Hardwicke
: Zoological Miscellany. London 1:21-32
より


Paulsen,2010
The Stag Beetles of Southern South America
: Bulletin of the University of Nebraska State Museum 24:1-148
より

Metadorcus rufolineatus

♀のみで記載された種類で、
確認はしていませんがSclerostomus属あたりに該当種がいそうな感じもします。

Jimenez-Asua L. & Martinez A. 1963に♂の絵が出ていますが、
Pseudoscortizus incredibilisのように見えます。
もしもそうなら Pseudoscortizus incredibilisの♀は本種とは別種のようですので同定間違いと思われます。


Metadorcus rufolineatus Nagel,1928;257-258,fig.1
[Type Locality] Ecuador

記載文の絵 Nagel,1928より

ホロタイプ 
Generic Guide to New World Scarab Beetle
Paulsen(Website)より
リンク


Jimenez-Asua L. & Martinez A.,1963より

Incadorcus kirchneri

記載文の写真は不明瞭で なんとなくの雰囲気しかわかりませんが、
I.michellaeに頭部や歯型がよく似ています。

記載時期も近いので同じ種類なのかもしれません。


Incadorcus kirchneri Schenki,2006:3-4,fig.3
Peru,Prov. Huanuco,Capish

ホロタイプ Schenk,2006
Contribution to the knowledge of the Stag beetles and description of several new taxa
: Animma.X 15:1-15
より

Aegus leptodon の正体とは?

今一よくわからない種類です。

マレットの極小個体のようにも見えますが、
マレットだと顎が太短くてずんぐりした体形になります。

この事について誰かがレポートを書いてたような気がしましたが、
誰が書いてたか忘れてしまいました。

ついでに 珍品のスベンジャの中に極希に混ざっている
レプトドンに似た雰囲気の不明種も載せておきます。


Aegus leptodon (Heller,1900):8-9,fig.10 [Pseudaegus leptodon]
[Type Locality] Celebes septentorionalis,Buol

Heller,1900より 17mm


A.malleti 18mm


A.sp. 14mm
スベンジャとは内歯が1本で顎中央部が膨らむ 複眼下が鋭く尖るなどで区別できます。
スベンジャは小型でも顎付け根の内歯の1本目の上に小さな内歯が見られます。

Aegus peterseni & Aegus retrodentatus

ニューギニア周辺から得られる系統の種類で、
それぞれがよく似ています。

この2種も非常によく似ています。
両種ともDeLisle氏が記載したので なんかしら違いがあるとは思いますが、
見比べてみても同じような感じで同種のようにも見えますが…
A.retrodentatusは前胸上縁部は斜めに切れ込むようですが 大型だからって雰囲気もあります。


Aegus retrodentatus DeLisle,1967:532,fig.17
[Type Locality] Finschaffen,Nouvelle-Guinée

タイプ標本 Mizunuma & Nagai,1994より

DeLisle,1967より

Aegus peterseni De Lisle,1968:395-396,fig.6
[Type Locality] NEW IRELAND:Lemkamin

De Lisle,1968より

ヨーロッパ・イッカククワガタの亜種

イタリア南部から記載された亜種で かなりマニアックです(笑)

記載文の全文は読んでいないのですが、
写真を見る感じだと 点刻が大きくて少ないかな?・・・って感じです。

Sinodendron cylindricum aspromontanum Müller,1938:58-59
[Type Locality] Aspromonte Calabriae

Tarantola M.S. 2010
Coleotteri Scarabeoidei d’Italia(DVD)より

Dorcus cofaisi

タウルスの変異疑惑がある種類なのですが、
ちょっと調べてみたことを記事にしたいと思います。
現物は未検品ですので悪しからず。

この種でまず目を引くのが大顎なのですが、
写真をよく見ると顎の裏の毛がないように見えます。
研究者にこのことを聞いてみた時 「毛がなかったような気がする」とのことです。
(確認してもらったわけではないので不確かではあります。)

変異だとしたら飼育で小型を大量に出せば
中間個体くらいは出るかもしれないと思い、
20頭くらいの小型と タウスルである確認用に大型を1頭を羽化させてみたところ、
すべてが完全なタウルスでした。

もっと調べる必要はありますが、似て非なるものなのかもしれません。
もしかしたら ジャワやフィリピンで見られる 特大短歯のVar.capitoもただの変異ではないのかも。
ちゅうと半端な考察ですが 今後の参考にしてみてください。


Dorcus cofaisi (Lacroix,1984):13, 16,fig. [Serrognathus cofaisi]
[Type Locality] Malaysia,Tapah Perak

原記載の絵
Descriptions de Coleoptera Lucanidae nouveaux ou peu connus. (3eme Note).
: Bulletin de la Société Sciences Nat, 40:5-19
より
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プロフィール

tkyk4
主に大図鑑に載っていなかった種類について書いていこうかと思います。 見解の相違や同定間違いなどもあると思いますが、あたたかい目で見守ってください。
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