2013年02月22日
低予算で作られたカルトアニメここに誕生! 視聴者を放置してストーリーが進行する独特な空間が、時代を超えて今復活!!!
皆さんこんばんは
先日、近所のスーパーでお寿司を買ったんですが、いつもみたいに家に帰ったら、容器が縦になって、お寿司が崩れてしまうのを防止する為、お寿司が入った袋の両脇をきっちり、お酒の缶で固定し、水平に保っていたものの、家に着いて鍵を出そうとした瞬間、一気にバランスが崩れ、いつものように容器が縦になってしまい、一人玄関先で「何でやねん!!」と虚しくツッこんでしまう、僕がお送りするNO,movie NO,life!!のお時間でございまする
さて、今週は「僕が最近きになるもの」という事で、お送りしている訳なんですが、本日は映画では無く、昔放映していたとあるアニメ番組をご紹介したいと思います
それは、1974年にTBSテレビなどで放送された「チャージマン研!」でございます。
少しご説明しますと、1974年4月1日から6月28日まで、月曜日から金曜日に放送されていて、全65話で構成されており1話完結形式なんです。
その当時、本編終了後はあまり評価される事がなかったんですが、、2000年代後半頃より作画や演出、ストーリーの奇妙さ等でツッコミがいがある珍作として再評価され、2ちゃんねるやニコニコ動画などインターネットのコミュニティで人気を呼ぶようになったんですね。
僕がこのアニメを知ったのは、テレ朝で放送されている「マツコ&有吉の怒り新党」で知ったんです。
この時、「チャージマン研!」の特集をしていて、見た瞬間、メチャクチャ面白かったのを今でも覚えているんです
それから、この回で紹介されなかった話を見ていく内に、「独特な味わい」のある「チャージマン研!」にハマってしまったという訳なんです(笑)
基本的に、この作品は1話完結形式なので、ストーリー自体は、個々に存在しているんですが、大まかな内容を言ってしまえば、人類滅亡を企む「ジュラル星人」の陰謀を阻止する為、主人公である泉 研が、チャージマン研に変身し戦うという設定なんですね
下記に「マツコ&有吉の怒り新党」で放送された回のリンクを貼り付けて置くのでまずは、こちらを
ご覧になってから見た方がより面白いかも・・・・(笑)
「マツコ&有吉の怒り新党」
新・3大 「チャージマン研 ! 」の突飛な展開
※全編入っている動画なので、「チャージマン研!」だけを見たい方は、大体31:00ぐらいに
時間を移動させてご覧あれ。
それでは、ここで主要な人物のご紹介でもしていきましょう。
興味のある方は是非、続きをご覧くだされ
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◆泉 研(チャージマン研)◆
地球の味方・チャージマン研に変装する。
地球を守るためならば、多少の犠牲は厭わない。
彼自身、チャージマンであることは秘密であるはずなのだが、ジュラル星人が現れたら身内の目の前で変身するなどの荒業を見せることもある。
ヒーロー志向は徹底しており、昨日まで仲良く遊んでいた友達がジュラル星人だと判ったら
即射殺してしまう。
たとえジュラル星人が無抵抗だったとしても容赦はしないのが、チャージマン研。
戦闘能力が高く、毎回敵と激しい戦闘を繰り広げるが苦戦することは少ない。
その中でも、研とまともに戦えた敵は魔王を含む一部のジュラル星人のみである。
もちろんジュラル星人も地球人を巻き込むことが多いため、研に関わった登場人物はレギュラー以外ほぼ確実に死亡してしまう。
その中でも希に、急げば助かりそうな時も尺の都合でほぼ見殺しにする。
毎日敵との激しい戦闘を繰り広げるが、低予算ならではの演出で夜中の戦闘ではレーザーの音をマナーモードにするなど礼儀正しい少年でもある。
◆泉キャロン◆
研の妹。
研を慕っており、行動を共にする事が多く、その為ジュラル星人との戦闘に常に
巻き込まれてしまう。
特技は遠近法の狂いによる巨大化になってしまうなど研では、出来なような能力でアニメを見ている人間をビックリさせている。
金髪幼女だが、作画が不安定なため大人の魅力が出せるようになったり可愛げのある幼い顔になったりとコロコロ顔や姿が変わるのが特徴、しかも、研の一家に金髪の人物は存在しておらず何故、金髪なのかは謎のままである。
他にも、殺人レコードの回では、「そうだわ、レコードを買わなくっちゃ」というセリフにおいて、
こちらも低予算の都合上、作画の枚数を減らす為、一切口が開かないことから、腹話術が得意な
一面も見せる。
◆バリカン◆
今作で登場するロボット。
この作品のマスコット的存在として作られたであろうロボットだが、基本的にひどい扱いばかり
受けてしまう。
しかし本能的にイラッとくる行動を頻繁に起こすので、その扱いも納得してしまう。
また、唐突に語尾に「〜ゲス」とつけたり一人称が変わったりとキャラが安定しないのが
謎である。
同様に目も焦点が合っていない時も多々あり、視線も安定しない。
研一家で唯一、ジュラル星人が販売していたと思われる殺人レコードは、全くバリカンには
効かず、逆に楽しむというお茶目な一面も・・・・。
◆泉博(パパ)◆
研の父。医者。
ジュラル星人の秘密ミサイル基地とはいえ、私立精神病院を「こんなところ」呼ばわりするなど、当時としては自然だが現代的には大問題な発言もある。
よく、物語の中で車を運転しているが、頻繁に人や馬を跳ね飛ばす。
◆泉さおり(ママ)◆
研・キャロンの母。美人。
夫を医者として信頼していない、あるいは、夫が医者であることを覚えていないと思えるシーンが
多々存在する。
その上、セリフが聞きとれないほどの早口で喋ってしまうなどの早業も・・・・。
性格やしつけは厳しめな上、自分の息子(ジュラル星人に化けた研)を「ストローを使わずにトマトジュースを美味しそうに飲む」という理由だけで殺そうとしたりと、時折狂気が垣間見える
瞬間もある人物。
◆ジュラル星人◆
人類滅亡を企む宇宙人。
ジュラル星の科学は地球の科学より500年進んでいる・・・自称。
下準備と回りくどさに定評があり、あらかじめ攻撃予告を研に知らせてから戦いに挑むほどで、尺が伸びないから奇襲攻撃や一斉攻撃を行うことは絶対に有り得ない番組思いの宇宙人でもある。
他にも、視聴者がストーリーに追いつけるように分かりやすい解説を挟んでくれる優しさも忘れてはならない。
人間に化ける能力があり、やろうと思えば美男子にも変身できるらしいが、だいたいトレードマークの黒服エージェントかトレンチコート姿に化けている為、殆どが研に一発でバレてしまったり、また番組の尺の都合で自分からばらすことも多々ある。
そして、ジュラル製兵器は研に直撃してもかすり傷さえ負わせられず、愛用の宇宙船は研どころか普通の地球軍にさえも負かされたりと散々な扱いを受けている。
しかし、珍しく、研と互角な戦いを見せると、ジュラル星人を賞賛するコメント「頑張った」「今回は健闘した」があふれるなど、皆に愛される敵役である。
◆魔王◆
ジュラル星人の司令官。
研よりは人格者であるが、演説にスタッフの手抜きで2名しか賛同の声を上げないなど微妙に
人望が薄い。
地球を侵略し、滅びゆくジュラル星から仲間を呼び寄せて地球を支配する為にアホみたいな凶悪な作戦を繰り返すが、地球の危機に際して自ら研に共闘を申し出たり、脱出に際して部下の脱出を優先させたり、二話目にして早々に住所を把握済みの研の自宅を紳士的に一度も攻撃しなかったりと、将としての器は大きい一面も・・・・。
そして、部下(ジュラル星人)を愛しつつ限界まで使い倒すことに定評があり、研に散々ジュラル星人を殺され計画の大半を邪魔された後でさえ「気にするな!人類とて必死だ、それ(反抗)ぐらいの事はしてくるだろう・・・だが、それぐらいが精一杯の能力よ。」など、ある意味非常に漢らしい
性格も伺える。
ルックス的には、スタイルは良く、立ち方も腰に手を当てて片足重心とスタイリッシュである。
このカルト的人気のある今作の見所は、何といっても低予算ならではの涙ぐましいシーンの数々なんです
例えば、絵の枚数を減らす為に、間を置いて話したり、言ってしまえばアニメなのに「紙芝居」のような
演出で全くといっていい程、キャラクターが動かないんです(笑)
この事から、セリフは言っているのに、口が動いていないなどの力技的なシーンも垣間見せたり、その中でも、研の妹でもあるキャロンの腹話術という荒業が一番有名になったりもしているんですね。
あと、研が変身するシーンでは、全65話すべて同じ映像であったり、SEがまったく無く、緊迫感の感じられない戦闘シーンが多々見られたり・・・。
そして、番組の尺の関係で視聴者が物語を全く理解出来ない状況に追いやられてしまう事も人気?の一つなんです。
今作は、月〜金まで、毎日10分枠で放送指定たんですが、ちゃんとOPとEDが存在しており、肝心の内容はたった、5分20秒ぐらいなんです。
この無謀とも思える尺の中に、内容を詰め込み過ぎてしまい結局は、「訳がわからない」という結論に
至ってしまうんです。
もし、尺が余ってしまったら、研とキャロンとバリカンの追いかけっこで時間を繋げるという「謎のくだり」まで演出されるんです。
そして最も大事な、研と宿敵ジュラル星人との見せ場は一切ないんです(笑)
研が変身後、持っていた銃でジュラル星人めがけ打つシーンでは、全く無抵抗なジュラル星人が,
あっけなくやられるシーンのみ。
なので、シリーズを通してジュラル星人がやられていくのを見ていく内に、たまに、ジュラル星人が頑張って抵抗した時には、正義のヒーロー研では無く、彼らを何処か応援してしまう自分も出てくるんですね(笑)
他に、このアニメが他の作品とは明らかに違う所は、大体の回が物語のつかみで誰が死亡するのかが簡単にわかるという、子供にもお年寄りにも親切な話の構造になっているんですよ。
そして、その回限りの新キャラとして登場したり、その話で思わせぶりに出てくる美少女や美男子のほとんどがジュラル星人であるため、研に直様抹殺されてしまったり、あと、サブタイトル自体がネタばらしをしている場合も多々あり「謎の美少年」「不良少年の正体は!」・・・など冒頭で物語の内容を理解できるようになっているんです。
そんな不思議な魅力が詰まったアニメ作品なんです
ここで、説明をしているだけでは分かりにくと思うので、実際「チャージマン研!」をご覧下され。
以下に書かれているタイトルは、「チャージマン研!」略して「チャー研!」を初めて見る方にオススメな作品となっておりますぞ。
第3話「蝶の大群が舞う」
第16話「殺人レコード恐怖のメロディ」
第35話「頭の中にダイナマイト」
そして、僕が個人的に好きな回をご紹介しますぞ。
第4話「謎の美少年」
第20話「ガールフレンドが出来た」
第23話「恐怖!精神病院」
第36話「戦慄!悪魔の病院 」
第61話「バリカンの旧友が尋ねて来た」
伝説のカルトアニメついに復活!!、見るものを不安にさせるシュール過ぎる展開・・・
「チャージマン研!」。
是非ご覧あれ。
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