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2014年07月03日

私の一冊



今日は株式本の紹介をしたいと思います。以前の参考書のブログの
中でも簡単に紹介しましたが、この一冊という意味で再度詳しく紹介
してみたいと思います。

その一冊とは立花正義氏の「あなたも株のプロになれる」です。
私がこの本を最初に読んだのは20年以上前のことです。それまでも
同友館の書籍は、林輝太郎先生の書籍を中心に読んでいました。
林先生の書籍は株式売買について、曖昧な精神論や裏付の無い手法
などを悉く排除し、純粋に売買技術の向上に集約したところが好きだった
からです。

ただ、けっこう難解で、理解して実践に移して行く為にはもう少し噛み砕
いた表現のもので、実際の売買譜が見られるものが必要でした。林輝太郎
投資事務所に入会すれば会報などで勉強できたのでしょうが、当時はまだ
そこまでする決断ができていなかった時に、この立花さんの本に出会った
わけです。

立花さんの「「あなたも株のプロになれる」は、株式投資の道に入り込んだ
一般投資家が、天国と地獄を味わい、いろいろな相場の荒波に揉まれなが
らも諦めず精進していく事で、一流の相場師に成長していく過程が、何の衒い
も誇張も無く淡々と書かれているものです。

会社勤めをしながら株式相場や商品相場をしていた時代、慢心して大損をし
夜も眠れない日々が数ヶ月続き、不注意で足を切断する程の怪我を負って
しまう。傷が治っても片足が不自由な事で結局仕事に戻れず、退職勧告され
てしまい生活の不安に慄く日々。

障害者となって満足な仕事に就くことができなくなり、家族の応援もあって、
やっと何とか相場で生活していく事を決断するが、サラリーマンが会社勤め
をしながら株式投資をするのとは違って、専業となれば株式投資の失敗は
即、生活、家庭の破綻に直結する事の厳しさを思い知らされる。

このような環境の厳しさが、今までのお遊びの延長線上でやってきたような
株式投資のやり方を一変させ、いい加減な株式本や投資手法を徹底的に
排除し、独自の「うねり取り(リズム取り)」という手法に開眼していくわけです。

特に参考になるのが、P41の小豆相場の仲買店のおじいさんの話です。
これは本当に相場をする者にとって肝に銘じて置かなければならない名言
で、これだけでもこの本を買う価値があると思います。

それともう一点は第四章の「建て玉の操作」です。ここでは立花氏の売買譜と
その解説がなされていますが、個人の売買譜は普通はなかなか見る事が
できません。と言いますのは、下手な売買譜は見せるのが恥ずかしいですし
、上手なものは売買のコツを盗まれますので、あまりプロは見せたがりません。
それだけに貴重な資料で、大変価値のあるものだと思います。

私はこの売買譜を、大きなグラフ用紙に折れ線グラフで書き写して、一回一回
の売買について考察してみました。これは解説を読む以上に感覚として理解
する事ができ、自分の売買技術の向上に大変役に立ちました。

この「あなたも株のプロになれる」は、平易な文章で書いてある為にあっさりと
読んでしまいがちですが、中身は大変濃く、深いものです。私ももう何十回
読んだでしょうか。でもまだ毎回読み返す度に、新しい発見があります。
立花氏はもう故人となりましたが、氏の遺産とも言うべきこの本を、株式投資に
従事する皆様にぜひ読んでいただきたいと思います。


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2014年07月02日

総括ー上達のコツ



いよいよ私の株式投資に関するブログも、一区切りするところまでやって
参りました。今日は今までの総括の意味で、上達のコツについて書いて
みたいと思います。

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〇上達のコツその@ 「自分なりの売買をしていく」
  自分に合った型を基準に売買するという事ですが、例えば銘柄は一つ
  に絞るとか、値動き等ではなく自分で実際にやって取り易い銘柄を扱う
  とか、最大トレード枚数を決めるとか、基本の分割回数決めるとか、最初
  は必ずためし玉から入るとか、私の場合は「うねり取り」という手法の中で
  、今述べたような細かなルールを作り、感情を出来るだけ排除し淡々と
  売買を進めると云ったところでしょうか。勿論ルールにはトレード日誌を書
  くとか、日経平均の過去10年間の日足を毎日見て、その変動感覚を養う
  なんてものも入ります。

  初心者の方でも出来るだけ早い機会に、自分の型というものを未完成
  ながらも作り、しつこいくらいに自分の技法に拘って、少しづつ完成させて
  いき自分流の売買の型を作って欲しいのです。
  隣の芝生は良く見えるの例えのように、周りで派手に儲かった手法の話
  など聞くと、特に自分の技法が未完成な内は、ふらふらと試したくなるもの
  ですが、所詮はそれは他人のやり方で、自分でやって上手く良くはずも
  ありません。自分を信じる事ができるかどうか、素人とプロの分かれ道
  です。

〇上達のコツそのA 「分割売買をする」
  株式投資の手法には、とにかくいろいろな手法が雨あられとございます。
  その@で述べましたように、手法については自分に合ったものを使えば
  良いわけです。デイトレ、スイング、中長期投資、投資期間だけでもいろ
  いろある上に、技法まで入れたら数え切れない程ですが、どのような技法
  を使うにしても、必ず分割売買をして下さい。チャートをはじめとした如何
  なる資料があろうとも、人間には先を見通す力はありません。天井も底も、
  暴騰暴落も後になってみないとわかりません。

  そうである以上は試し玉をするしないに拘わらず、必ず分割して売買して
  行く事で、リスクを抑えなければなりません。又、分割して行く事での売買
  の平均値を有利に持っていく事が、何をおいても利益を確保する為の、
  絶対条件です。扱う売買の量が大きくなればなる程、分割の回数を含めた
  計画性が大変重要で、例えその時は一括売買で成功したとしても、必ず
  いつかは破綻の憂き目に合います。兎に角一にも二にも「分割売買」
  覚えておきましょう。

〇上達のコツそのB 「ゼロを作る」
  これは意味合いとしては、売買に区切りをつける事と不利な玉を切るとい
  う事です。区切りをつけるという事は特に短期売買に於いては重要で、
  初心者程売買した玉を動かさず、だらだらとした売買を続けるものです。
  上級者は売買した玉については毎日のチェックを怠らず、次の買いをどこ
  で入れるかとか、不利に動けばロスカットするのか、両建てしてヘッジする
  のかとか、兎に角常にその玉が有利に動くように、調整していくわけです。

  ゼロを作るという事には他にも重要な意味があります。それはその売買が
  成功するかしないかに拘わらず、一回玉をゼロにする事で熱くなった気持
  ちを冷やし、冷静になった状態で計画を練り直し、再度相場に挑戦する事
  が出来るわけです。上級者と云えども不利な状況に立たされている時は、
  誤った判断をしがちです。そんな時に一旦手持ち玉をゼロにする事で、態勢
  を立て直すチャンスが出来るわけです。

  失敗は誰にでもあり、又、全てのトレードを成功させる事など絶対に出来
  ません。初心者は玉を動かせず失敗を重ねますが、上級者は不利な玉を
  切ったり、反対玉を入れたりと建て玉操作する事で、不利な状況を凌いで
  行きます。ゼロをきっちり作れるというのは、上級者の証でもあるのです。


という事でこの3つのコツは上級者になる為の試金石です。初心者の方はすぐ
には難しいでしょうが、諦めず一つ一つ実践で学んでいく事で、必ず上級者の
レベルに到達する日が来ると思います。それを信じて隣の芝生は見ないように
、うねり取りに精進して下さい。 それでは 又。
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2014年07月01日

自分の相場格言(7)



私の相場格言もいよいよ最後となります。相場の技法はいろいろあっても
そう込み入ったものはありません。技法そのものは比較的シンプルであり
ますが、それを自分のものとする為に時間と労力を要するわけです。
そこでは技術的なものと同様にメンタルな強さが要求されます。このメンタ
ルな部分で、投資家が悪戦苦闘した結果の自分への戒めの言葉が、「格言」
というわけです。

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〇 「下手な投資家ほど、いろいろな銘柄を持っている」
  これも真理ですね。意図的に持ったのか、結果として持ってしまっている
  のか、ほとんどの場合は後者でしょうね。上級者ほど定期的に自分のポ
  ジションを0にします。株を買ったまま何ヶ月も放っておくようなだらしのな
  い事は致しません。つまり一つのトレードをある期間で利益を乗せて手仕
  舞い出来るように、売買しているわけです。
  下手な投資家はまずエントリーが出鱈目、損切りができない、上手くいか
  ないと放っておいて他の銘柄に手を出す、1銘柄でも満足にフォローでき
  ないのに、同時に2つ以上の銘柄を手掛けてどちらも中途半端にする等
  の理由で、塩漬け満載となるわけです。

  まずは1銘柄に徹底して取り組んで、それを10回中7−8回成功するよう
  になるまでは、他の銘柄に目もくれず勉強すべきです。銘柄はどんな銘柄
  でも、その銘柄特有の癖を持っています。その癖を売買に利用できるよう
  になるまでは、銘柄を増やす事自体が売買の邪魔になるのです。
  2つ以上の銘柄を仕掛けると、上級者でも夫々の銘柄に対する注意力が
  散漫となり、大きなポカをしがちです。初心者に於いては尚更です。
  手掛ける銘柄は1つに絞り、学び尽くすまではとことんその銘柄に拘って
  トレードをする、この姿勢を初心者には特に貫いて欲しいものです。

 「相場とはその人なりに取れるところを取るもの」
  相場をやる者としては、できれば天井から底まで、或いは上げも下げも
  取りたいものです。特に初心者はまだ自分の売買スタイルが固まっていな
  い為、あれもこれもやりたがるものです。欲望だけは一人前なのです。 

  試しに、今自身でトレードしている銘柄の1年間の日足と週足を見てみて下
  さい。後講釈としても、自分で利益を取れるところは限られていると感じると
  思います。年間で見ても完全に取れそうなところは、3−4回ではないでしょ
  うか。勿論、上級者ほど売買技術が高いので、取れる場所は増えていく事に
  なりますが、初心者にとっては取れる場所は本当に限られて来るのです。

  ですから初心者は特に今までのチャートを何回も確認しながら、自分の壷に
  嵌った時だけ売買するよう、心掛ける必要があるのです。売買は回数が増え
  るほど、間違いなく勝率はダウン致します。初心者がやみくもに売買を仕掛け
  ていては、あっという間に退場になります。「頭と尻尾はくれてやれ」という
  格言がありますが、初心者は十分にトレンドや売買目印を確認した後でエン
  トリーしても、決して遅くはないと思います。寧ろ、日足よりも週足を確認して
  のエントリーの方が確実かも知れません。

  相場の要諦は「その人なりの取り易いところを待ってでも取る」という事でしょ
  うか。

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posted by norch at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 相場格言
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43年勤めた会社を退職し、趣味でやっていた株式投資三昧の毎日。そんなに贅沢し美食したわけでもないのに、50歳から痛風予備軍と高血圧症。長年の医者通いにうんざりし、医療費節約も兼ねて、薬の個人輸入を始める。
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