投資信託については、株式投資を始めるようになってから、本や
記事紹介等で、投資信託というものがあるんだという事は、理解して
おりました。只、その当時は持株会などをやっており、余り資金的余裕
がありませんでしたので、当面やる事はないだろうと思い、真剣に勉強
は致しませんでした。
本気になってやろうと思ったのは60歳になってからです。一度会社を
定年退職し、その後64歳まで再度勤める事を決めた時に、退職金の
運用の一つとして使ってみようと考えたのです。退職金の運用について
は人それぞれですが、少なくとも大きく増やすという事よりも、小さくとも
確実に増やしていくという事が重要だという事に、どなたも異論はないか
と思います。その為には、広く分散する事でリスクを最小限に抑え、5−
10%くらいの利益を狙える投資信託は、大変魅力的でした。
私と同じ頃退職した友人に、退職金の一部を証券会社の言われるままに
たった一つの投資信託にぶち込み、大分元金を減らしてしまった者がい
ます。投資は自己責任ですから、誰も責める事はできませんが、1000
万円以上のお金を投資する場合は、せめてその投資先や投資法がいかが
なものかくらいは、真剣に勉強すべきだと思います。
投資信託は大きく分けて、インデックス型とアクティブ型があります。紙面の
関係で細かい事は省きますが、初心者はインデックス型に決め打ちして下
さい。メリットは多くのアクティブ型より運用成績が良く、手数料が安いという
事です。投資信託の一番のポイントは運用実績がスバ抜けている事よりも
、そこそこの運用実績でも手数料のうんと安い方を選ぶ事です。投資信託は
例え年間の運用実績がマイナスになっても、手数料は取られます。ですから
手数料はバカになりません。
次に分散ですが、基本的には日本株式、外国株式、日本債券、外国債券を
夫々25%づつにする事が一般的です。これに加えるとするとリート、コモ
ディティ、公社債投信等でしょうか。
因みに私の投資信託はアベノミクスの恩恵も受けて、この5年間で55%の
利益で廻っています。その間リバランスはほとんどしておりません。ポート
フォリオとしては、
・ニッセイ日経225インデックス
・日本株式インデックスe
・SMT G株式インデックス
・外国株式インデックスe
・SMT GREITインデックス
・ニッセイJリートインデックスF
・世界経済インデックスファンド
・MHAM物価連動国債ファンド
・セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
一部性格の被っている商品もありますが、金額で調整しています。
次回は投資信託にとってもう一つ重要な積み立てについて、語ってみたいと
思います。 それでは 又。
【相場師朗】 7step株式投資メソッド
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度々のコメントありがとうございます。
外国債券は当初加えておりましたが、為替の影響が大きく利率的にもあまりやっている意味がないと考えて止めました。セゾンと世界経済インデックスで十分と考えます。
外国株式インデックスe、世界経済インデックスファンドにつきましてはノーロードですので、購入時の手数料は掛かりません。又、信託報酬もそれぞれ0.54%,0.5%ですので、このクラスとしては安いほうではないでしょうか。積立理由は外国株式のほうはSMTG株式インデックス の代わり(信託報酬が安かったので乗換えましたが、今は一緒になってしまいました。)、世界経済は外国新興国株式インデックスを止めた時にその費用の一部で加えました。セゾンだけではバランスファンドが少ないと思ったからです。
経費率は投資信託の決算期間にファンドに計上された費用と期末時点でファンドの純資産総額を比較した数字を指します。純資産総額に占めるファンド経費の割合です。手数料は購入時に掛かる費用。信託報酬は運用会社に支払う運用手数料。信託財産留保額は解約時のペナルティですが、簡単に解約手数料と考えてよいと思います。経費率は信託報酬以外に売買委託手数料や有価証券取引税など隠れコストも含めた実質コストなので、同じようなファンドの場合調べたほうが良いのでしょうが、毎年変わるため目論見書には書いてありません。(運用報告書には書いてあります)用語については、ネット検索で細かく調べられます。
投資信託の積み立てを考えているので、また教えていただけたらと思い、失礼ながら質問させていただきます。
ポートフェリオ拝見しました。
外国債券は採用されていないようですが、セゾンバンガードと世界経済インデックスファンドで十分とお考えなのでしょうか。
また
外国株式インデックスe
世界経済インデックスファンド
この二つは買い入れ手数料が高いようですが、この二つとほぼ同等のリターン、シャープレシオのノーロードファンドもあるように思います。
この二つを積み立てされている特別な理由がありましたら教えていただきたいと思います。
恥ずかしながら、「経費率」と「手数料・信託報酬・信託財産留保額」の二つの関係がよくわかりません。
どういう関係なのでしょうか。